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脳を鍛えるヒント。ニューロンを増やすためにできる6つのこと

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冠ゆき

以前「レジリエンスの鍛え方」にも書いたように、生きている限り、私たちの脳は新しいニューロンを作り、変化し続けます

ニューロンの生成能力を上げる生活習慣

20180528_neurones

image via shutterstock

海馬と呼ばれる脳の部位は、記憶の形成や感情の制御をつかさどる場所です。ここで、幹細胞から作られた新しいニューロンが、古いニューロンに置き換えられます。しかしながら、ネズミを使った多くの実験が明らかにするように、環境によっては、新しいニューロンの生成能力が減少したり、消えてしまうことさえあります。

(「So Soir」より翻訳引用)

では、ニューロン生産機能をアップするには、どうすれば良いのでしょうか? パスツール研究所神経科学科のディレクターであるPierre-Marie Lledo(ピエール=マリー・レド)教授は、下の6つのポイントを挙げています。

1. ルーチンを抜け出すこと

昨日と同じような今日。今日と変わらない明日。当てはまる人はご用心。というのも、判を押したような生活は、脳にとってはあまり好ましい環境ではないのです。

なんの気晴らしもなく籠に閉じ込められたネズミは、2~3週間たつとニューロンの生産量が半分に減少します。(中略)逆に、他のネズミとのコミュニケーションがあったり、環境に変化がある場合は、ニューロンの生産量は3倍になります

(「So Soir」より翻訳引用)

環境の変化は、新しいニューロンを生み出すきっかけに。小さなことでも、何かひとつふたつ、昨日とは違う今日を演出することで、上手に脳を刺激したいものです。

2. 情報漬けになるのを避けること

パソコン、スマホ、テレビ、ラジオ、公共の場のスクリーン……視覚的にも聴覚的にも、私たちは常にニュースをシャワーのように浴びながら生活しています。脳が働くことで発達するのなら、情報の洪水は良い刺激なのでは? と思いたくなりますが、実はそうではありません。

単に知らせるだけの情報は、新しいニューロンを作り出すきっかけにはならず、かえって有害です。

(「So Soir」より翻訳引用)

要するに、受け身で情報に接するのはアウトということ。やはり、情報は自ら取捨選択していきたいものです。

3. 抗不安剤や睡眠薬を飲まないこと

一言でいえば、脳の仕事は「わかろうとする」ことです。けれども、抗不安剤や睡眠薬は、その脳の仕事に歯止めをかけようとします。

理解しようとする脳の機能を妨げるのが(抗不安剤や睡眠薬の)役目です。そのため(薬を摂取すると)脳は機械的な動きしかしなくなります。それはとりもなおさず、新しいニューロン生成を妨害することになります。

(「So Soir」より翻訳引用)

もちろん、薬の服用が必要な場合は仕方がありませんが、ちょっと寝不足だからといって安易に睡眠薬に手を伸ばすのは考え直した方が良さそうです。

4. 身体を動かすこと

運動が、直接ニューロン生成に結びつくことを、同教授は下のように説明します。

身体を動かすと、栄養因子と呼ばれる化学物質を筋肉が生産します。この栄養因子は、血液中を通り、脳に、なかでもとりわけ幹細胞に働きかけるのです。

(「So Soir」より翻訳引用)

身体は心だけではなく、頭とも密接な関係にあることが、よくわかります。

5. 他者とのかかわりを持つこと

他者と接すれば接するほど、(中略)脳は新しいニューロンを作る傾向があります。

(「So Soir」より翻訳引用)

人間関係は煩わしく思えることもありますが、人はやはり1人では生きていけないもの。脳も同様に、他者とのかかわりによってのみ発達する部分があるということのようです。

6. バリエーションに富んだ食事をすること

私たちの腸内フローラは常に脳と交信しています。繊維質を摂り、変化にとんだ食生活をおくれば、ニューロン増殖を促す種類の腸内細菌を増やすことになります。逆に、脂肪と砂糖を多く含む食品は、幹細胞の新ニューロン生成を妨げる、閂(カンヌキ)ともいえる細菌の増殖を促します。

(「So Soir」より翻訳引用)

近年の研究により解明が目覚ましい腸内フローラ。脳の若返りにも一役買っているわけです。口にするものの大切さが改めてわかる話です。

まとめると、脳を若く保ち続けるには、毎日好奇心を忘れず、人にも情報にも能動的に接し、くり返しを避けて、よく動く生活が何よりということ。想像すると、知的ではつらつ、生き生きとした人物のイメージが浮かびます。今日から早速このイメージへの到達を目指したいものです。

So Soir

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