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ただの腰痛と間違えやすい、気をつけたい6つの病気

Prevention カラダや心を健康にする予防習慣

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MYLOHAS編集部

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Getty Images

それなりの年になると、だれもが経験する腰痛。鈍い痛みがあったり、急に刺すような痛みに襲われて動けなくなったり。一度もないという人は皆無では? 腰痛は確かに嫌なもの。ですが、だいたいは心配するほどのことはなく、1〜2カ月もすれば消えてしまうのが普通です。

でも、ときには、腰痛が重い病気のサインであることも。命に関わり、見極めるのはなかなか難しく、「腰痛とはまるで関係なさそうな質問もします」と、ニュージャージー州チェスターで女性の健康を専門にしている医師、ドニカ・ムーアさん。腰痛を訴えていた54歳の患者が、実は転移性乳ガンとわかったというケースがあったといいます。

もちろんこんなケースは多くありませんし、鎮痛薬をちょっと飲んで治るような痛みであれば、恐ろしい病気のサインの心配無用。それでも、重大な場合が確かにあるのですから、どんなところに注意すればよいのか知っている方が賢明です。単なる腰痛と間違いやすい6つの病気について、ご紹介しましょう(腰痛が続くようであれば、医師の診察を受けて健康状態を調べてもらうとよいかもしれません)。

1. 大動脈瘤が破裂すると、背中や腰の痛みに

大動脈瘤

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大動脈瘤(だいどうみゃくりゅう)は、大動脈の壁が弱くなって、一部が異常に広がってしまったり、こぶができてしまったりする病気。アメリカ心臓協会(AHA)によると、どの血管も膨らむ可能性があり、なかでも大動脈で起こった場合に「大動脈瘤」と呼ばれます。大動脈は身体の中で一番大きな血管。直径が約2.5cm、長さが約30cmで、心臓から胸の内部を通っておなかの方まで伸びています。

大動脈瘤はほとんどがおなかの部分にできますが、胸の部分にできる場合も。どちらの場合も、大動脈瘤が破裂すると背中や腰の痛みが現れ、おなかまで波及。ムーアさんいわく「突然の激しい痛み」とのことで、命に関わる出血なので、急いで救急車を呼ぶ必要があります。 大動脈瘤は、60歳以上の男性でタバコを吸う人、またはコレステロール値の高い人に目立つ病気。しかしどんな人でも、おなかや背中に激しい痛みを感じて、なかなか消えないようであれば、医師に診てもらうかどうかも考えてみます

2. 虫垂炎でも、腰が痛くなることも

盲腸

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虫垂炎は、いわゆる「盲腸」。典型的な症状は、吐き気、嘔吐、右側下腹部の刺すような痛みですが、実は症状のある人は全体の半数より少ないのです。身体の中央部分のどこかが痛くなったり、腰が痛くなったり。盲腸は一般的には右側下腹部にあるものの、生まれつき身体の構造が少し違う場合があるため、15%の人では腎臓に近い背中の方に盲腸があります。その場合、「謎の臓器」が炎症を起こしたり、破裂したりすると、腹痛ではなく腰痛に変身。「医師もこの辺りは学んでいますが、思い至らないこともよくあります」とムーアさんは言います。

虫垂炎かもしれないと思ったら、すぐに医師の診察へ。感染した盲腸は、症状が始まってから24時間以内に破裂することがありますし、感染が広がるとショック状態になる場合も。だいたいは手術を受けますが、遅れると何回も手術を受けなければならなかったり、回復が長引いたり。そうはなりたくないですよね。

3. 生理痛が腰に現れる場合も

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女性の背中の痛みや腰痛の背景には、婦人科系の問題があることは、知る人ぞ知る事実。たとえば、女性の25%で、子宮が後方に傾いている「子宮の後傾」が見られ、ムーアさんによると「生理痛が下腹部ではなく腰に現れる場合が多くなります」とのこと。もっとも子宮の後傾による場合の方が多いのですが、子宮筋腫が背中の筋肉と神経を圧迫して、背中の痛みや腰痛を起こすことも。子宮内膜症(子宮の内側にしかないはずの粘膜組織が、骨盤内にまぎれこんで他の器官にとりついてしまう病気)も、腰痛につながります。

痛みを軽くするには、婦人科医の診察を受けることが早道。痛みが始まってすぐならば、温熱パッドや市販の鎮痛薬(非ステロイド系抗炎症薬=NSAID)で効果がある人もいます。ほかの原因ならば、医師からの処方薬や手術が必要になる可能性あり。

4. 骨粗しょう症で、背中の痛みや腰痛に悩まされる

骨粗鬆症

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骨密度が低くなる骨粗しょう症は、なっていても気づかないことが多いので、しばしば「サイレントな病気」と呼ばれるほど。ただ最近の報告によると、それとは知らずに症状が現れることも徐々に判明。ひどい背中の痛みや腰痛に悩まされるというのが症状のひとつとなることもあります。骨粗しょう症のせいで脊椎の骨が弱くなり、骨折することも問題。このとき背中に鋭く痛みを感じることがあります。全く痛みを感じないこともあるのですが、いずれにせよ骨折を繰り返していると、背中が曲がって、身長が縮む心配も。

背中の上部または中ほどにひどい痛みがある、またはこの1年ほどで2〜3 cm「背が縮んだ」ように思えるのであれば、医師に相談して。将来さらに骨折しないために、薬が必要かもしれません。

5. 背中の骨に関節炎 がおこると痛みが発生

背骨

image via shutterstock

米国関節炎財団(AF)によると、背中の骨に関節炎が起こることがあり、とくに体重を支える下の方の骨で頻発。関節炎もさまざまですが、痛みやこわばり、腫れにつながるのです。とりわけ多いのは、変形性関節炎(OA)で、「すり切れる」タイプの関節炎なのです。骨の端をクッションのように守っている軟骨が壊れてしまいます。関節炎には効果的な治療法がたくさん。鎮痛薬、抗炎症薬、温冷療法、物理療法などのほか、食事を変えるといった手段があります。

6. 腎結石が体の外に出ていくときは、陣痛のレベルの激痛

腎結石

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尿に含まれる化学物質が固まってできる硬い物質、それが腎結石。不幸中の幸いは、腎結石は身体の外に出ていってくれるところ。ただ問題は、例外なく出ていくときに痛いということです。「陣痛と同じくらいひどい痛み」とムーアさん。普通はまず、胸の一番下、脇か背中の辺りに鋭い、刺すような痛みを感じるのです。次にそれが生殖器の辺りまで動きます。この痛みが波のように来襲。激しい痛みがあってから数時間、何事もなく、それからまた痛みがやってきます。ほかの症状としては、尿の中に血液が混じっている、吐き気、嘔吐、発熱などに要注意。

腎結石で救急救命室(ER)に運び込まれるケースはよくあること。ある報告によると、2009年にはおよそ130万人でした(2005年より20%の増加)。増加の原因として疑われているのは、肥満と気候変動(暖かいと、脱水症状になりやすく、このことが腎結石につながっていきます)。腰痛があってもなくても、38~39度以上の熱がある、おしっこのときにひりひりする感覚がある、尿が濁っている、尿の臭いがよくない、吐き気や嘔吐が続く、耐えられないほどの痛みがあるといった症状が見られる場合は、医師の診察を検討してください。

腰痛よ、さようなら

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訳/STELLA MEDIX Ltd.

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