新緑が輝きはじめたちょうど今くらいの時期、江ノ島で食べたしらす丼のおいしさを思い出します。場所によって違いはあるようですが、一般的に春と秋に旬があると言われる「しらす」。実は、あの小さな体からは想像もできないような多くの栄養が詰まっているのです。

カルシウムだけじゃない、しらすに含まれる栄養素

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小さいけれど立派な魚。丸ごと食べられることから、カルシウムがたくさん摂取できることは想像できます。カルシウムは歯や骨を強くするので日常的に摂りたいもの。でも、しらすの魅力はそれだけじゃありませんでした。

セロトニン
精神の安定や安らぎに関係があり、不足すると感情の抑制が効きづらくなったり、依存症になりやすくなると言われています。

トリプトファン
必須アミノ酸の一つで、心を穏やかにし、不眠症を改善する作用があると言われています。また、このトリプトファンは、体内でセロトニンに合成されます。

チロシン
脳の働きを活性化し、やる気を出したり、集中力や記憶力を高める働きをもっています。また、コレステロール値を良くしたり、老化を遅くする効果も期待できます。

メチオニン
肝臓の働きを活発にするだけでなく抗酸化にも役立ちます。さらに、抜け毛にお悩みな方にもおすすめの栄養素です。

(「Diet Plus」より引用)

聞きなれない、こんなすごい効果のある栄養素がすべて含まれているというから驚き。心を穏やかにして脳を活性化させてくれるなんて、季節の変わり目にうれしい食材だったんだとはじめて知りました。

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釜揚げや干したものなら身近なスーパーでも一年中手に入ります。大根おろしと合えて箸休めの一品にしたり、焼いた厚揚げに乗せたり、卵焼きの具材として使ったり、クセのないやさしい味わいなので調理のアレンジもたくさん思いつきそう。これまでは脇役として登場することが多かったですが、すばらしい栄養と健康効果を知ったので、これからはより積極的にメニューに加えていきたいと思いました。

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