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日焼け止めの選び方。SPF、スプレー、サプリメントなど最新情報

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すっかり日差しが温かくなり、そろそろ本格的に紫外線対策を始めなくちゃ……と気になっている人も多いはず。焼けてしまってからの後悔とケアは先に立たず。

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image via Shutterstock

「実は私も日焼けしやすいんです」と語る美肌ドクターの高瀬聡子さんに、正しい紫外線対策と日焼け止め選びの基本をうかがいしました。

<日焼け止めの選び方>
SPFとPAの基礎知識
日焼け止めの選び方
臭くない、白浮きしない日焼け止め
おすすめの日焼け止めスプレー
おすすめの日焼け止めサプリメント
敏感肌の人の日焼け止め選び
子供の日焼け止め選び

<日焼け止めの使い方>
日焼け止めの適量と正しい塗り方
日焼け止めの落とし方

SPFとPAの基礎知識

シミの要因となるメラニン生成に関わるUVBをブロックするのがSPFUVAは真皮にダメージを与え、シワやたるみを引き起こすもの。一見、SPFが高いほうが日焼け止め効果が高そうだけれど、実はそうではありません。

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SPFは“日焼けして赤くなるまでの時間が遅くなる”目安です。紫外線に当たり始めてからだいたい20分くらいで赤くなるので、SPF50なら20分×50=1000分、つまり16時間もつという計算になります。

ただし、これはあくまでも理論上のことで、実際には汗や皮脂などで落ちるから塗り直しが必要になりますし、防御力を高めたいなら数値が大きいものを使うより、日焼け止めを塗り、UV効果のある下地やパウダーをのせ……と重ねるほうが効果的です」(高瀬さん)

また、日焼け止めのSPFやPA値が高いと、その分肌への負担も大きそうと感じる人も多いかもしれません。しかし高瀬さんによれば、SPFやPA値の数値だけではわからないのだとか。

「日焼け止めには紫外線吸収剤が配合されていますが、これが紫外線を浴びて肌表面で起こす化学変化は、確かに肌の負担になります。

ただ、これを防ぐために吸収剤をシルクコーティングしているメーカーも多いので、数値が高いからといって肌への負担が大きくなるとは言えないのです」(高瀬さん)

日焼け止めの選び方

紫外線と一言で言っても、それにはいくつかの種類が。

「メラニン生成に関わるUVBをブロックするのがSPF。日常シーンでは、SPF25くらいでOKです。UVAは真皮にダメージを与え、シワやたるみを引き起こすもの。これを防ぐのがPAという指標で、日常シーンならPA++で大丈夫でしょう」(高瀬さん)

ただし、普通に生活しているだけでも汗などで落ちるものなので、特に夏場の日中は塗り直しをするのが大前提。そう考えると、日常使いできるタイプの他に、メイク上からも使えるスプレーなどのお直し用、さらに海や山などのレジャー用の3タイプを揃えているのが理想的だそう。

高瀬さんがスキーや海水浴の時に愛用しているのは“金のアネッサ”「アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク SPF50+・PA++++60㎖ 3,240円(税込)。さらに日常遣いに便利なのが、美容成分もたっぷりで気持ちいいミルクタイプの「ラグジュアリーホワイト WプロテクトUVプラス 30g 4,536円(税込)です。

臭くない、白浮きしない日焼け止め

「日焼け止め独特のニオイが苦手」という声は多いけれど、今はかなり技術が進化しているそう。

「吸収剤はニオイが出るものが多いのですが、この10年ほどで技術が格段に進化しました。また、吸収剤を使わなくてもハイスペックな日焼け止めもたくさん登場しています。

コスメの中でも日焼け止めの進化は著しく、ニオイが気にならないもの、美容液感覚で使えるもの、きしみや白浮きがないものが主流になっているので、ぜひ最新のものを使ってみて」(高瀬さん)

おすすめの日焼け止めスプレー

日中の塗り直しに便利なのが、メイク上からも使えるスプレータイプ。さらにスプレータイプは、実は日差しにいちばん晒されている髪と頭皮の紫外線対策にもぴったりなんだとか。高瀬さんによれば

「日焼けすると髪の表面にあるキューティクルがはがれ、色が抜けてしまいます。また、頭皮が日焼けすると顔の肌と同じように老化し、シミやたるみにもつながります。スプレー式の日焼け止めを上手に使ったり帽子をかぶったり、分け目を替えるなどもかなり効果的です」(高瀬さん)

顔だけでなく、髪や頭皮、背中などもさっとガードできるマルチなスプレータイプの日焼け止めが「VCサンプロテクトスプレー SPF50+ PA++++70g 2,160円(税込) ※限定発売中。汗や水にも強いウォータープルーフでサラリとしたテクスチャーも心地よく、おすすめです。

おすすめの日焼け止めサプリメント

飲む日焼け止めの主成分は、抗酸化物質。紫外線があたって発生した活性酸素が悪さをするのを防ぐには有効です」と高瀬さん。

ただし「飲んでいれば日焼け止めを塗らなくていい」というわけではなく、日焼け止めと併用するのが大前提だとか。日焼け止めを塗り忘れたとき、あるいは塗り直しができないシチュエーションのときなどに飲んでいると安心感があるそう。

高瀬さんのおすすめは、特許成分ファーンブロックを配合した“飲む日焼け止め”の元祖「ピュワホワイト ラディアンス マックス24060粒 10,580円(税込)。アジア人向けにL-シスチンを配合したタイプは特に狙い目。

子どもの日焼け止め選び

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「ベビーにも使える」が売りの日焼け止めも増えていますが、二児の母でもある高瀬さんは「乳児には日焼け止めは必要ありません」とコメント。大人よりも肌の薄い乳児には、日焼けそのもののダメージよりも日焼け止めを塗ることによる負担のほうが大きいというのがその理由。

「とはいえ“日に焼けたら肌が丈夫になる”というのは都市伝説なので、積極的に日焼けをさせる必要はありません。肌のバリア機能がある程度整う小学生くらいになったら日焼け止めを使い始めれば十分です」(高瀬さん)

たとえば海やプールに行くなど炎天下にさらされるときを除けば、小さい子どもがあえて日焼け止めを使う必要はないそう。小学生までは、帽子やラッシュガードなどを上手に活用して乗り切りましょう。

敏感肌の人の日焼け止め選び

肌が弱くて心配という人も、紫外線によるダメージや老化を考えると日焼け止めは塗ったほうがいいとのこと。

その場合は、なるべく敏感肌向けと記載のあるものや、ナチュラル、オーガニックのアイテムを選ぶほうがリスクは小さくおさえられるそうなので、敏感肌の人は成分をチェックしてみて。

日焼け止めの適量と正しい塗り方

「日焼け止めを塗っても、なぜだか焼けちゃう」なんて言う人は多いけれど、塗る量が少なすぎるケースがほとんどなのだとか。

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「紫外線の防御力の測定は、日焼け止めを1㎠当たりにつき2mgの量を塗って行われます。けれど、実際に私たちが肌に伸ばすときには、その4分の1から8分の1程度しか塗れていないんです。圧倒的に塗る量が少ないので、意識してしっかり塗るようにしてください」(高瀬さん)

そしてもう1つ、スプレータイプを使うときは「距離」と「なじませ」がポイントに。

スプレーを肌に近づけて、しっかり塗ること。シュッとひと吹きではぜんぜん足りないので、時間をかけて。そしてスプレーした後は、手のひらでなじませることでしっかり働いてくれるようになります」(高瀬さん)

日焼け止めの量はメーカーによっても多少のばらつきがあるけれど、ミルクタイプならパール2粒くらいが目安だそう。高瀬さんは

「一度で全顔に塗り広げられないくらいの量が正解です。また、頬の高いところ、耳の前、はえぎわ、あご下などは焼けやすく、しかも塗り忘れが多いゾーンなので注意すること。朝は二度塗りし、昼のメイク直しのときにもう一度使うのが基本です」

日中はオフィスで過ごす場合でも、窓があれば紫外線の大半は通過するので塗り直しを。

日焼け止めの落とし方

「一般的な日焼け止めは、クレンジングでないと落ちない吸収剤や反射剤を使っていることがほとんどです。明記あるもの以外は専用のクレンジングではなく一般的なものでOKですが、きちんと落とす必要があります。

また、“石けんで落とせる”というものでも、塗った量や温度によっては落ちにくいことが。クレンジング剤が肌に合わないという人なら石けんでもいいのですが、石けんで二度洗いするなら、クレンジングを使ってさっと落とすのもおすすめです」(高瀬さん)

日焼けによる肌ダメージ

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「老化の8割は紫外線の影響というのは、もはや常識です」と、高瀬さん。

「紫外線を浴びると、細胞内にある酸素が活性酸素に変化します。これは細胞のDNAに傷をつけるほどのパワーがあるので、紫外線の影響を防ごうと体が自らを守るためにメラニンを作り出す。これがシミの正体です」

このほかにも、全身に紫外線を浴びると免疫状態が悪くなる、保湿機能が追いつかなくなって乾燥が進む、それが引き金となりシワやたるみが生じる……など多くのマイナス要因があるそう。

3つの日焼けタイプと紫外線対策

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さらに、日焼けと一口に言っても、実は日焼け後の肌の変化にはタイプがあります、と高瀬さん。世界的には7つのタイプに分かれるけれど、日本人は下記の3タイプが当てはまります。

タイプ1:赤くなってから徐々に黒くなるタイプ

日本人に一番多く見られます。油断するとシワやシミができやすいのですが、赤くなるので気をつける方がほとんど。

タイプ2:赤くなってから白く戻る、白人の肌に近いタイプ

紫外線を浴びてもシミはできにくいのですが、シワにつながりやすいので要注意。皮膚がんになりやすいのもこのタイプですが、紫外線への意識は高い方が多い。

タイプ3:紫外線を浴びても赤くならず、黒くなっていくタイプ

このタイプは、赤くなるという注意信号がないので、知らず知らずのうちにシミが蓄積しやすいんだそう。

最近では、「パーフェクトUVカット⁄コパトーン」などスキンタイプ別の日焼け止めも出ているので要チェック。自分の日焼けタイプを知って、効果的な紫外線対策を心がけたいですね。

話を伺ったのは、高瀬聡子さん

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ウォブクリニック中目黒総院長。患者の悩みに寄り添うきめ細やかな治療とエイジレスな美貌に多くのファンが。美白やアンチエイジングには特に精通しており、紫外線予防にも一家言あり。著書に『いちばんわかるスキンケアの教科書』(講談社)など。


取材・文/高見沢聡子

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