タンパク質を意識した食生活を心がけるようになってから、常備しているさば水煮缶。そのまま食べるのはもちろん、「タンパク質盛り」にも使えて便利ですが、実はタンパク質だけじゃなく、さまざまな健康効果が期待できる栄養素が含まれた優秀食材でした。

さば水煮缶にはEPA、DHAなど栄養たっぷり!

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さばに豊富に含まれる魚の脂のEPADHAには「免疫力向上」や「血液サラサラ」「中性脂肪の減少」「アルツハイマー改善」などさまざまな効果が確認されています。缶詰めのお魚は鮮魚に比べて栄養価が低下すると思われがちですが、実は手軽なだけでなく栄養面でもおすすめの食材なんです。

(「Diet Plus」より引用)

EPAやDHAといえば、血液中の中性脂肪を減らす働きがあるといわれているので、ダイエット中にはとくにうれしい栄養素。さらに、真空調理されている缶詰なら、それらの酸化を防いでくれるので、いつでも新鮮な状態で摂ることができて一石二鳥です。

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加えて注目なのが、強い骨づくりをサポートする3つの栄養素

1. カルシウム

さば水煮缶は加圧加熱殺菌により、骨まで軟らかく調理されているので、カルシウムを摂取するのにうってつけの食材です。生さばと比較すると、生さばのカルシウム量は100g中6mg。さば水煮缶だと260mgに跳ね上がります。

2. リン

カルシウムとリンはお互いバランスをとりあって骨を形成します。2つの栄養素の理想的なバランスは1:1といわれています。さば水煮缶のカルシウムとリンの比率は1:1~1:3を示します。まさに理想的といえますね。

3. ビタミンD

ビタミンDはカルシウムとリンの吸収を促進して骨を作る働きをします。さばはビタミンDを多く含む食材です。ビタミンDは、水に溶けない性質なので加圧加熱殺菌でもほとんど損失することはないので、これもまたさば水煮缶は理想的といえますね。

(「Diet Plus」より引用)

骨を形成したり、吸収率を上げるための栄養素も同時に摂れるので、食べ合わせを気にすることもなく、さば水煮缶だけで骨づくりのための食事はパーフェクトなバランスです。捨ててしまいがちなさば水煮缶の汁には、ビタミンB群やビタミンCなど水に溶ける成分が入っているので汁ごと使うのがベスト。調理の際には水溶性のビタミンの損失が無いように、短時間で加熱を終えることもポイントだそう。

手に入りやすく、長期ストックできるさば水煮缶。チーズをかけて焼いたり、カレーの具にしたり、ツナのようにパンの具にしたり、アレンジも豊富なので、これからも定期的に食べるようにしたいです。

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