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歯垢をしっかり取り除く方法とは?【歯や歯医者さん基本のき Vol.1】

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歯や歯医者さんにまつわる疑問に答える、「歯や歯医者さん基本のき」。Vol.1のテーマは、歯をきれいに保つための基本中の基本である歯磨きです。今回は、正しい歯のみがき方について、 医療法人メディスタイル理事長 の徳永淳二先生にアドバイスを伺いました。

歯磨きの基本 10

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毎日の歯磨きですが、正しい磨き方はどのようにすればよいのでしょうか?

Q1.歯のブラッシングの方法にはいくつかあると思いますが、どのような方法が好ましいのでしょうか。

歯をごしごし磨くのはよくある間違い。歯に対して毛先を直角に当てて、横に大きく磨くというのは避けるようにします。硬い歯ブラシで強くごしごし磨いていると、そのうち歯がけずれていき、知覚過敏になったり、歯ぐきがやせたりしてします。

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image via Shutterstock

そうではなく、歯ブラシを鉛筆のように軽く持ち、毛先を歯に対して直角に当てたら、毛先を動かすイメージではなく、歯ブラシを振動させるようにするのです。または歯と歯ぐきに対して45度の角度で毛先を当てて、歯ブラシを振動させます。

そもそも歯みがきの目的は、細菌などの固まりである「プラーク」を除去することです。プラークがあることで、細菌が増えて、虫歯や歯周病、口臭などが引き起こされています。正しく歯ブラシをすることで、歯を傷めることなく、プラークだけを上手に取り除くことができて、歯や歯の周りの病気を防ぐことができるのです。

虫歯のなりやすさは人によって変わってきます。歯をきちんと磨いていても虫歯になったり、逆に磨かなかなくても虫歯にならなかったりする人もいます。免疫や食生活の影響があるためです。虫歯になりやすいと自覚している人は、食生活に人一倍気をつける必要がありますし、歯のクリーニングもきちんと行うとよいです。歯医者さんでフッ素による処理を受けてもいいでしょう。虫歯になりやすい人は、歯と歯の間や歯の根元の虫歯になりやすいですので、歯磨きでも気をつけるとよいです。甘いものをよく食べたり、甘い味付けの料理をよく食べたりする人は気をつけます。

歯ブラシに加えて、フロスや歯間ブラシをつかって、歯と歯の間の汚れを取ることもおすすめしたいことです。

Q2.歯磨き粉は必要でしょうか?

歯みがき粉は、実は歯磨きにとって必ず必要なものではありません。歯をきれいにしたり、歯肉の炎症を防いだりするために大切なのは歯ブラシで食べかすなどを取り除くことです。食べかすがたまっていると、そこで細菌が増えてしまい、歯肉に炎症を起こすことがあります。そうならないために、歯みがきをします。食べかすを取り除く目的としては、歯みがき粉がなくても大丈夫。歯ブラシで正しく歯をみがいていれば、虫歯や歯肉の炎症を防ぐことができます。しかし、むし歯リスクの高い人は、フッ素入り歯磨き剤やキシリトールなどを使うことをおすすめします。

Q3.歯を磨く回数はどのようにすればよいでしょうか?

先にご説明しましたように、歯は磨かないのは良くないですが、磨きすぎも良くありません。みがくのは、朝昼晩、5分ほどかけてみがくとよいと思います。歯についた汚れを放置しておくと、細菌が増えてきますし、時間がたつほど細菌が活性化し取れにくくなりますので、食べた後のタイミングで磨くことで汚れを定期的に取ると良いのです。例外として、強い酸性の食べ物(柑橘類や酢が強いもの等)を食べた後は歯の表面のミネラルが溶けでてしまうので、30分位おいて歯の再石灰化を待ってから歯を磨くと良いでしょう。

Q4.奥歯の磨き方はどうするの?

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image via Shutterstock

奥歯は普通の歯ブラシではうまく磨けません。タフトブラシと呼ばれる、先の細い、三角にカットされた歯ブラシがありますので、奥歯を磨くときだけ、タフトブラシを使うと良いです。特に奥歯の奥側から頬側にかけての磨きにくいところに効果的です。

Q5.歯ブラシの毛先の硬さや形はどう選ぶとよいでしょうか?

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image via Shutterstock

歯ブラシの硬さや形は、どれが良いというのは、しっかり歯を磨けるという意味では違いはありません。むしろ硬すぎるものは、歯をすり減らしてしまうので避けるようにするとよいでしょう。歯並びや口の開き方で違ってくるので、自分にとって磨きやすい硬さの歯ブラシを選ぶとよいでしょう。

Q6.フロスや歯間ブラシを使う時の注意点は? 血が出ることがあるけど、大丈夫?

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image via Shutterstock

歯ブラシと共に、フロスや歯間ブラシを使って、歯と歯の間をきれいにすることはすすめられます。使う時には、歯と歯の間がせまいならばフロスを使い、歯と歯の間が空いているならば歯間ブラシを使います。

プラークがたまって細菌が増えてくると、歯周炎が進み、出血しやすくなります。フロスを使って血が出るならば、その入り口にある可能性があります。習慣的に歯と歯の間もきれいにして、プラークをしっかりとって、歯周炎が進んでしまわないようにすると、出血もしづらくなってきます。きれいにしているのに出血するときは、歯周病または他の病気が疑われますので、歯医者さんで相談してください。

Q7.虫歯になりやすい人とはどういう人?

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image via Shutterstock

虫歯になりやすい人はどうしてもいます。歯を磨いていても虫歯になる人、歯を磨かなくても虫歯にならない人がいて、さまざまです。虫歯になりやすい人は、生活習慣の影響を受けているケースが多く見られます

例えば、習慣的に砂糖の摂取量が多い人は、虫歯になりやすいのです。歯並びが悪い場合には、汚れがたまりやすいのでやはり要注意です。口で呼吸する人も口の中が乾きやすくなり虫歯になりやすくなります。唾液は虫歯をおさえる働きをしているからです。梅干しや酢をよく口にする人も酸で歯が溶けるために虫歯になりやすくなります。唾液が少ないといった体質の問題、年を取って唾液が出づらくなるといった場合も虫歯につながりやすくなります。小さいころから虫歯になりやすいと自覚している方は、食後に歯磨きを欠かさないようにして、プラークをきちんと取り除けるようにするとよいでしょう。自分の虫歯リスクを知ると良いでしょう。

Q8.歯を磨く時間は3分〜20分と諸説ありますが、最低何分が最適?

プラークをきちんと取るため、すべての歯を一つずつ磨くことが大切です。そのためにはおおむね5分くらいはかかります。最低5分と考えてはいかがでしょうか。食後に歯に食べかすが残ると、そこで細菌が増えてしまいますので、食後に歯を磨くのです。大切なのは、食後にきちんと磨いて、細菌が増える前にプラークの量を減らすこと。とくに寝ている間に細菌は増えますので、寝る前に磨くことが大切です。磨きすぎると歯はすり減ってしまいますから、プラークを取る目的から考えると5分くらいがちょうどよいと考えられます。歯並びや生活習慣といった個人差も影響しますから、歯医者さんと相談するとよいと思います。

Q9.電動歯ブラシの効果とは?

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手で持つ歯ブラシと電動歯ブラシでは感覚が異なります。うまく磨けているかが分かりにくい面があるのです。歯医者さんと相談しながら、電動歯ブラシの使い方を練習してから使うようにしたほうがいいと思います。うまく歯を磨ける使い方を確認したうえで使うといいでしょう。いつまでも電動歯ブラシを歯や歯茎に当ててしまうと、歯はすり減りますし、歯茎もやせてしまいますので、磨きすぎには注意すべきです。

Q10.口腔洗浄機など水流洗浄はやったほうがよい?

水流洗浄は、主に食べかすを洗い流すために効果的なものです。細かいプラークを取り除くためには、歯ブラシでこすった方がよいと考えています。個人個人によって組み合わせて、水洗洗浄だけではなく、歯ブラシや歯間ブラシ等も併用するといいと思います。

編集/STELLA MEDIX Ltd.

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徳永淳二(とくなが・じゅんじ)先生
歯科医師。医療法人メディスタイル理事長 。 「美しく健康な生活を医学の力でサポートします」のコンセプトの下で、美容皮膚科と形成外科、歯科の診療を同じクリニックで提供。東京医科歯科大学を卒業後、勤務医などを経て、スウェーデンのイエテボリ大学にてDr.ウィドマークに師事し、神奈川県逗子市にて開業。逗子メディスタイルクリニック

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