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強くしなやかな骨に。美のホルモン「エストロゲン」の意外な働き

ポジティブ栄養学

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吉川圭美

妊娠や出産にかかわっているのはもちろん、つややかな肌やメリハリのあるボディラインなど、女らしさを生み出すのに欠かせないエストロゲン。「美のホルモン」とも呼ばれています。

強くしなやかな骨づくりに深くかかわるエストロゲン

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image via Shutterstock

華やかなイメージの一方で、身体のあらゆるところで地道に仕事をする働きものでもあります。たとえば記憶力を高めたり、代謝を上げて太りにくくしたり、血管を強くしたり......。そのため年齢を重ね、量が少なくなってくると、身体のさまざまなところに不調があらわれはじめます。

骨もそのひとつ。強さとしなやかさを保つのに、実はエストロゲンが深く関係しています。

骨も肌と同じように作り替えられる

身体のなかでも硬いパーツである骨は一生変わらないようなイメージがありますが、肌と同じように作り替えられています。これをリモデリングといいます。

まずは破骨細胞が古くなった骨を壊していきます。このとき溶かし出したカルシウムは血管を通り、体内に運ばれていきます。実はカルシウムは骨を強くするだけではありません。イライラを鎮めたり、筋肉の収縮にかかわったり、体内の浸透圧を保ったりとたくさんの仕事を持っています。

その後、骨芽細胞がコラーゲンを作りつつ血液を流れるカルシウムを取り込み、新しい骨が作られていきます。リモデリングによって一年に2〜3割の骨が入れ替わり、約3年で全身の骨が生まれ変わるといわれています。

リモデリングと深い関係があるのがエストロゲンです。血液中のカルシウム量はつねに一定をキープしており、足りなくなると骨にストックされている分を溶かし出して使うのですが、この調整を行うのがエストロゲンなのです。

そのため、年を重ねてエストロゲンの量が減ると調整がうまくいかず、骨からどんどんカルシウムが流れてしまい、もろくなりやすい状態に。閉経後の女性に骨粗しょう症が多い理由のひとつはここにあります。

大豆製品を食卓に取り入れよう

そこで注目したいのがイソフラボン。分子構造がエストロゲンと似ており、カルシウムが骨から溶け出すのを防ぐなど、身体のなかで似たはたらきをしてくれます。しかも体内でホルモンが少ないときには足りない分を補うようにはたらき、多いときには作用を弱めて調整してくれるというメリットも見逃せません。

イソフラボンを含む食品は大豆製品。豆腐や納豆、味噌、しょうゆ、大豆、豆乳などいろんなものがあります。納豆を定期的に食卓に登場させたり、ドライカレーやミートソース、ひじきの煮物などさまざまなおかずに大豆の水煮缶を取り入れるなど、ちょっとした工夫でいろんなことができそうです。

何より、早くからイソフラボンを取り入れることで、これから訪れる更年期をサポートしてくれるのは、女性にとってはありがたいこと。骨のためにも、今からできることをスタートするのもよさそうです。

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