ボディパーツのなかで、女性が気になるものといえばやっぱり肌。赤ちゃん肌を目指してコツコツ努力をしている人も少なくないと思います。

しかしその一方で、骨を意識することはあまりないかもしれません。女性は男性に比べ骨が弱くなりやすい傾向にあり、閉経を迎える頃になるとより顕著に。骨粗しょう症になることもあるから気になります。実は、ハリ肌と骨には意外な共通点があるんです。

骨にとっても大事な栄養「コラーゲン」

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ここでひとつ質問。骨は何からできているか知っていますか? カルシウムを思い浮かべる人が多いかと思いますが、ほかにも大事なものがあります。それはコラーゲン

骨はよく鉄筋コンクリートにたとえられます。建物を造るとき、まず鉄筋で土台を作ってからコンクリートで表面を固めていきますが、この、鉄筋部分を担っているのがコラーゲンなのです。そしてコンクリートの役割を果たすのがカルシウムなどのミネラル。コラーゲンは、カルシウムが骨にくっつくための土台となっているのです。体内でコラーゲンを作る材料といえば、タンパク質と鉄、ビタミンCの3つ。骨自体がやせてしまわないよう、カルシウムと併せてこれらの栄養をとることが骨を強くすることにつながっていきます。

栄養で、骨も肌も髪もまるごとケア

タンパク質が多いのは、言わずと知れた肉魚卵、そして大豆製品。鉄が多いのはレバーやあさり、煮干しなど。ビタミンCが多いのはブロッコリーやイチゴ、柑橘類などが挙げられます。

この3つを一度にとることができる料理といえばステーキ! 牛の赤身肉にはタンパク質と鉄が、ブロッコリーを添えればビタミンCがとれます。毎日とは言わずとも、定期的に食べて欲しいメニューです。

そして焼肉屋さんに行くなら、牛肉にサンチュをたっぷり巻いて。カルシウムも一緒にとることができます。焼肉屋さんならレバーなどホルモン系のメニューもいろいろあるので、ミネラルが強化できるのもうれしいところです。

肉食でハリ肌ケアをしながら骨もケア。しかも鉄やタンパクは髪のためにも欠かせない栄養素なので、ツヤ髪ケアまで網羅できます。これもオーソモレキュラー栄養医学の魅力。10年後、20年後もアクティブな自分でいるために、今から少しずつ始めるのもよさそうです。

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