もっと気軽に、体のご褒美になる食事を。スーパーフードやローフードをこよなく愛し、食にこだわるモデルのKelly(ケリー)が、毎日のごはんでの楽しみ方を簡単なオリジナルレシピでお届けします。
Kellyが意識しているのは「体をつくる食事」
キックボクシングなどを始めてから“体をつくる食事”を大切にしています。欠かせないのはまず、たんぱく質。食材では、低脂肪の鶏肉や白身魚をよく使います。もうひとつ、炭水化物もとるようにしています。太ると敬遠されがちですが、炭水化物を抜くと疲れやすい体になるという実感が。スーパーフードでおなじみのキヌアやアマランサスをはじめ、穀類を取り入れると食事全体の栄養価も上がります。
鶏とトマトと雑穀で作るワンボウルごはんを作ります!
今回ご紹介するのは、チキンに日本でもなじみ深い雑穀の「きび」をアレンジしたスープ。鶏と相性のいいトマト缶で煮込む、私の定番レシピです。きびは腹もちもよく、もちもち感がおいしいワンボウルごはんに。材料の“ボイルチキン”は炊飯器で炊く手軽な自家製で、これがあると忙しい日もさっとスープやサラダが作れますよ。
「鶏とトマトのグレインスープ」の作り方
<材料> 2人分
- ボイルチキン(手で裂く)※ 1/3枚分
- きび 80g
- にんにく(みじん切り) 1片分
- 玉ねぎ(みじん切り) 大1/2個分
- 赤・黄パプリカ(細切り) 各1/2個分
- ホールトマト缶 1缶
- ヒマラヤピンク岩塩 小さじ2
- ギリシャヨーグルト プレーン(無糖・脂肪ゼロ) 約100g
- オリーブオイル 大さじ1
※ボイルチキンは、鶏むね肉 1枚とかぶるくらいの水、ローリエ1枚を炊飯器に入れ、ふつうに炊いたもの。簡単で冷凍保存もできて便利。
<作り方>
- 鍋にオリーブオイル、にんにくを入れて中火で熱し、香りが出たら玉ねぎ、パプリカを加えて炒める。
- 野菜がしんなりしたら、ボイルチキン、トマト缶を加えてひと煮立ちさせる。
- きび、水2カップ(分量外)を加えて混ぜ、ふたをして15分ほど煮込む。
- 塩で味をととのえ、仕上げにギリシャヨーグルトを加えてさっと混ぜる。器に盛り、好みでイタリアンパセリを飾る。
Kelly’s ワンポイント
食べにくいと感じる雑穀も、スープ仕立てなら気軽においしく料理できます。きびは白米よりも食物繊維やカルシウム、鉄分などのミネラルを数倍含むといわれ、海外でも人気のスーパーフードのひとつ。朝食などには雑穀の酵母パンを添えていただきます。
水切りしてあるギリシャヨーグルトを加えると、水っぽくならず、ほのかな酸味でさっぱりとした味わいに。生クリームより低カロリーで、乳酸菌は加熱しても整腸に働くメリットも!
「鶏とトマトのグレインスープ」簡単なので、ぜひ作ってみてくださいね。
次回は、バレンタインにもおすすめの焼かないヘルシーロースイーツ! ローフード素材で作る「カカオとナッツのロータルト」をご紹介します。
撮影 島村緑 / 取材・文 山崎さちこ(シェルト*ゴ)