1. Home
  2. BODY
  3. 生理前の症状がつらい……PMS(月経前症候群)への賢い対処法

生理前の症状がつらい……PMS(月経前症候群)への賢い対処法

カラダ戦略術

37,024

増田美加

自分の体をきちんと知ろう! をテーマに、増田美加(女性医療ジャーナリスト)さんによる連載「カラダケア戦略術」。前回は生理痛がひどくなった......婦人科へ行くべき生理痛の見極め方、をお届けしました。

bodystrategy_17

生理前1週間の不快症状を撃退する方法とは

生理前の不調に悩む女性が増えています。体の症状としては、お腹や乳房の張り、むくみ、眠気、便秘、下痢、頭痛、腹痛、腰痛などなど。心の症状では、イライラ、落ち込み、不安、不眠など。お肌の症状は、吹き出物、脂っぽい、乾燥、湿疹、かゆみ......。人によって異なるさまざまな症状が現れます。生理前の1週間の不快症状を撃退する方法をご紹介します。

生理前の不快症状はプロゲステロンの仕業です

生理が始まって8日目くらいから排卵の14日目くらいまでは、エストロゲンが多く分泌される時期。心身ともに調子のいい時期が続きます。

けれども、排卵してから次の生理が始まるまで、特に生理1週間前からは、プロゲステロンの分泌量が増えることで、体温が高くなり、水分を体に溜め込みやすくなるため、体調を崩しやすくなります。これが生理間に不調が出る原因です。

この生理前の1週間を"PMS期"と言って、さまざまな体、心、肌の不調が現れます。生理前の症状は、程度の違いはあれ、ほとんどの女性に起こります。でも、なかには生活に支障が出るほどの人もいます。こうなると月経前症候群(PMS=Premenstrual Syndrome)という病気です。

PMS期は仕事や予定を詰め込まない対策も大事

PMSは、女性ホルモンの変化によって起こる病気です。自分のせいではありませんし、治療も可能です。仕事や人間関係などで強いストレスを感じると、症状が強く出たり、真面目で神経質なタイプの人ほど、症状を強く感じる傾向があります。

対策としては、"PMS期"に無理な仕事や予定を入れないように工夫することも大切です。

また、つらいPMSは、婦人科を受診して治療することも大事。PMSは改善できる病気です。

婦人科で処方される低用量ピルは、排卵を抑えて、女性ホルモンのバランスを整えてくれるので、症状を軽くして体調を安定させるために役立ちます

また、漢方薬も効果があります。「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」「加味逍遥散(かみしょうようさん)」「十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)」「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」などは、症状を緩和する効果があります。婦人科で処方してもらえます。

心とお肌のためにビタミンB群をたくさん摂りましょう

bodystrategy_17_2

玄米、発芽玄米、5分搗き米などの精製していないお米やアワ、ヒエ、キビ、黒米、赤米、麦などの雑穀類には、ビタミンやミネラルがたくさん含まれていて、心と体の不調に最適です。

特に、ビタミンB群が豊富なので、PMSにはおすすめです。忙しいときには、コンビニの「五穀米おにぎり」「胚芽米おにぎり」で代替することもできますね。

ほかに、ビタミンB群が多くておすすめの食材は、アボカド、バナナ、オレンジ、カボチャ、アスパラガス、小松菜、水菜、オクラ、キノコ類。お魚なら、タラコ、マグロ、アジ、ブリ、サバ、イワシなど。お肉が食べたいときは、レバー、鶏のムネ肉、モモ肉、豚肉を。納豆や豆乳などもビタミンB群は豊富です。

ビタミンB群は、美肌にもよく、エネルギーを燃やす働きがあるので、ダイエットやむくみ解消にも大切。ストレスや運動、アルコールでビタミンB群はたくさん消費されますので、ぜひ摂ってみてください。

アロマオイルでメンタルアップ

PMSで気力が出ない、だるい.....そんなときには、ミントの力を借りましょう

マグカップにお湯を注ぎ、ペパーミントのアロマオイル(精油)を1滴たらして、息を吸い込みます。気分がスッキリして、リフレッシュできます。気分の落ち込むときは、イランイランのアロマオイルをハンカチに1滴つけ、香りを吸い込むのもおすすめ。

イライラがつらかったり、気分が落着かないときには、カノコ草、パッションフルーツのお茶も試してみてください。

mika_masuda

増田美加(ますだ・みか)さん女性医療ジャーナリスト。 2000名以上の医師を取材。予防医療の視点から女性のヘルスケア、エイジングケアの執筆、講演を行う。乳がんサバイバーでもあり、さまざまながん啓発活動を展開。著書に『医者に手抜きされて死なないための 患者力』(講談社)、『女性ホルモンパワー』(だいわ文庫)ほか多数。NPO法人みんなの漢方理事長。NPO法人乳がん画像診断ネットワーク副理事長。NPO法人女性医療ネットワーク理事。NPO法人日本医学ジャーナリスト協会会員。公式ホームページ http://office-mikamasuda.com/

image 0102 via shutterstock

    Ranking

    1. 無視してはいけない5つの虫さされ......場合によっては病院で診てもらいましょう

    2. 「背中が痛い!」それ、実は重大な問題かも。医師の診察を受けるべきサイン

    3. 朝起きたときが一番疲れてる...。医師が教える「朝バテ」解消法4つ

    4. 胃痛や腹痛を早く治す方法とは? マッサージやペパーミントが味方に

    5. 吹き出物だと思っていたら...まさかの「皮膚がん」! 見分け方は?

    6. その気持ち悪さ、8つの意外な原因のせいじゃない?

    7. うまくいってるとき、心が折れたとき──人生に欠かせない3冊の本

    8. 食欲ないのに食べ過ぎる...「夏のうつ」がもたらす厄介な症状

    9. ただの腰痛と間違えやすい、気をつけたい6つの病気

    10. その不調、夏バテじゃなくて「夏のうつ」。ホルモン乱れが主な原因

    1. 無視してはいけない5つの虫さされ......場合によっては病院で診てもらいましょう

    2. 食品業界のプロが選ばない、9種類の「調味料と保存食品」

    3. 「背中が痛い!」それ、実は重大な問題かも。医師の診察を受けるべきサイン

    4. 胃痛や腹痛を早く治す方法とは? マッサージやペパーミントが味方に

    5. その気持ち悪さ、8つの意外な原因のせいじゃない?

    6. 糖質やカロリーよりも気になる「お菓子とドリンク」の避けるべき成分

    7. ダイエット中のおやつに「飲むヨーグルト」。管理栄養士が飲むコツを伝授

    8. ただの腰痛と間違えやすい、気をつけたい6つの病気

    9. 眠れない夜にサヨナラ。すぐに眠れる、とっておきの16の方法

    10. スクワットを制すれば、美尻と美脚が手に入る! 基本の7動作

    1. 無視してはいけない5つの虫さされ......場合によっては病院で診てもらいましょう

    2. 熱中症のサインは? 症状を見逃さないで! 予防と対策5つ

    3. 食の専門家が絶対に食べない9つの食品。マーガリン、全粒粉パンも...

    4. 「背中が痛い!」それ、実は重大な問題かも。医師の診察を受けるべきサイン

    5. 胃痛や腹痛を早く治す方法とは? マッサージやペパーミントが味方に

    6. その気持ち悪さ、8つの意外な原因のせいじゃない?

    7. ただの腰痛と間違えやすい、気をつけたい6つの病気

    8. 目覚めたら手に大ヤケド! 火事でも日焼けでもない、まさかの原因は?

    9. 眠れない夜にサヨナラ。すぐに眠れる、とっておきの16の方法

    10. 食品業界のプロが選ばない、9種類の「調味料と保存食品」