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北海道に自生し、アイヌ民族からは“不老不死の果実”と呼ばれている、「ハスカップ」をご存知でしょうか。ブルーベリーよりもアントシアニンが多く含まれ、ビタミンCやEも豊富なため、目の疲れや、疲労回復、美肌づくりにも高い効果をもたらすスーパーフルーツなんです。

ハスカップを塩漬けにするとどうなる?

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そのまま食べると、かなり酸味が強いハスカップは、主に砂糖を加えて、ジャムやスイーツづくりに使われていますが、地元ならではの、ほかではあまり見ない利用法を知って驚きました。それは、「ハスカップの塩漬け」です。「フルーツを塩漬けに!? 」と、未知の味わいを想像すると、ワクワクしますよね! しかも、自分で作ることができてしまうんです。もともとは酸っぱい果実だったハスカップを品種改良で甘みを増し、無農薬栽培している「山口農園」の山口善紀さんに、そのレシピを教えていただきました

ハスカップの塩漬けの作り方

<材料>

  • ハスカップ 500g(冷凍のものでもOK)
  • 塩(天然塩)  40g(果実の8%)

<作り方>

  1. 果実をぬるま湯でやさしく洗う。
  2. きれいな瓶に入れ、塩を入れる。
  3. 1日経ったら瓶をひっくり返し、中身を混ぜる。

こんなに簡単に作ることができるなんてうれしいですね。3日目から食べられ、賞味期限は約一カ月ほど。プルンとしたつややかな外見はフルーツそのもので、コンフィチュールにも見えますが、口にすると、柔らかな皮の中から塩味のきいた果実の風味が拡がり、慣れるまではなんとも不思議な味わいです。

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おにぎりの具にしたり、ごはんに混ぜ込んだりなど、梅干しの使い方をイメージすると、普段の食卓に取り入れやすいです。手作りの梅干しは、作るのになかなか気合いがいりますし、季節も限定されますが、ハスカップの塩漬けは、冷凍品を使えば年中作ることができ、塩分も控えめ

おすすめはおかゆのトッピング。戻したクコの実を思わせる優しい食感と、鮮やかなパープルの色合いが新鮮です。和洋どちらにも使えますので、アイデア次第で、ヘルシーレシピの幅がぐんと拡がります。

山口農園

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