もっと気軽に、体のご褒美になる食事を。スーパーフードやローフードをこよなく愛し、食にこだわるモデルのKelly(ケリー)が、毎日のごはんでの楽しみ方を簡単なオリジナルレシピでお届けします。
普段、間食はしませんが「スイーツが食べたい!」と思うこと、私にもよくあります。我慢は、ストレスのもと。ちょっとだけつまむくらいなら、しっかり栄養がとれるスイーツを食べようと決めています。体の栄養になれば、罪悪感がなく食べられて心も満たされますよね。よく作るのは、小麦粉や砂糖、そして火も使わないローフードのスイーツ! ロースイーツって覚えてしまえば、じつは難しくないんです。
火を使わないローチョコタルトを作ります!
今回のタルトのメインの材料は、非加熱のカカオパウダーやナッツ、そしてスーパーフードのカカオニブス。甘みづけは、コクがあって食物繊維も豊富なドライデーツ(なつめやし)とメープルシロップで。焼かないロータルトなので素材の栄養が損なわれず、華やかなので、ホールで作って友達のホームパーティーの手土産にしても喜ばれます。冷凍で1カ月くらいもつので、カットして保存しておけば、頑張った日の自分へのご褒美にもぴったりです。
「カカオとナッツのローチョコタルト チアシードいちごソース」の作り方
<材料> 直径18cmタルト型1台分
クラスト用
- カカオニブス 大さじ2
- アーモンド(生 8時間浸水) 1と1/2カップ
- デーツ(ドライ・種は除く) 70g
フィリング用
- カシューナッツ(生 6時間浸水) 2カップ
- ローカカオパウダー 40g
- ココナッツオイル 大さじ2
- カカオバター 大さじ3
- メープルシロップ 70g
- バニラビーンズ 1本分 (※バニラエッセンスを使った場合はお好みで)
- カカオ(またはバニラ)エッセンス 小さじ1/2
- ヒマラヤピンク岩塩 ひとつまみ
- 水 1/3カップ
ソース用
- いちご(大粒) 5個
- チアシード 大さじ1
<作り方>
- 浸水させたアーモンドの水けをきり、フードプロセッサーに入れて、細かく砕く。デーツを加えて再び細かく砕き、カカオニブスを入れて混ぜる。
- タルト型に(1)を入れ、縁まできっちり敷き込む。
- 浸水させたカシューナッツの水けをきり、残りの【フィリング用】の材料とともにミキサーに入れ、なめらかになるまで撹拌させる。
- (2)に(3)を流し入れ、ゴムベラやナイフで全体にのばす。表面にラップをのせて手で平らにならし、冷蔵庫で1時間以上冷やす。
- いちごをミキサーでピュレ状にし、ボウルに入れる。チアシードを加えてしばらくおき、とろりとしたらタルトの上に塗り広げる。好みで薄切りにしたいちごを飾る。
Kelly’s ワンポイント
カカオ豆には、食物繊維やマグネシウムほか、テオブロミン、ポリフェノールなど健康成分が豊富。加熱・焙煎をしていない「ローカカオパウダー」は栄養が損なわれにくく、風味のよさも抜群です。カカオ豆を砕いたスーパーフード「カカオニブス」をプラスすると、カカオの栄養強化とともに、苦味でコクの深いタルトになります。
ロースイーツには、もちろんナッツも非加熱のものを選びます。酸化が少なく、水に浸すと消化しやすくなって栄養がしっかりとれます。「チアシード」はスイーツのソースにも活用するのがおすすめ。フルーツのピュレにそのまま混ぜれば、果汁を吸って手軽にとろみづけできますよ。
いちごソースのローチョコタルトの完成!
次回も、ローカカオパウダーを使って、より簡単で栄養たっぷりのバレンタインギフトにもいい「カカオとくるみのロートリュフ」を作ります。お楽しみに。
撮影 島村緑 / 取材・文 山崎さちこ(シェルト*ゴ)