アメリカのダイエットで注目されているキーワードが「低糖質」と「グルテンフリー」。そして食材を無駄にしない「NOTフードロス」の動き。じつはこれらすべてを満たすのが、NYを中心にブームとなっている「カリフラワー」なのです。
そのユニークな食べ方は、確かにブームになるのも納得。今回はそんな興味深いカリフラワーレシピを紹介します。
低糖質「カリフラワーライス」を、お米代わりに
カリフラワー1株を4つに切り分けて、フードプロセッサーもしくはすりおろし器で米粒ほどの大きさにします(堅い茎まで細かくします)。それらをペーパータオルで拭いてから、フライパンに小さじ1の油をいれてソテーにするか蒸し焼きにします。所要時間は5〜8分。お好みで醤油や塩コショウで味付けしてもいいでしょう。
(「minimalistbaker.com」より翻訳引用)
まさかのカリフラワーをお米の代わりにして食べるなんて。もちろん炭水化物に比べるとはるかに低糖質&低カロリー。栄養のある芯まで一緒にいただきます。ちなみにカリフラワーは、ビタミンCやカリウム、食物繊維が豊富で美肌効果や免疫アップになります。
味は、ほとんどしないので好きに調理できるのもうれしいところ。サラダのトッピングはもちろん炒飯やお寿司、ビビンバなど様々なレシピにアレンジできます。
実際の作り方や手順もお米そのままです。カレーにかけたり丼にして食べてもいけそうですね。ちなみに、余れば小分けにして冷凍しておけばいつでも使えるそう。
小麦粉に代用すれば、グルテンフリーな一品に
カップ2杯のカリフラワーライスに卵1個とモッツァレラチーズ(カップ1)、塩胡椒とパルメザンチーズ適量を混ぜればピザクラストに。好きなトッピングをして10〜15分オーブンで焼きます。
(「SHAPE」より翻訳引用)
お米の代用になるのであれば、小麦粉の代用ももちろんいけます。メジャーなレシピはピザクラスト。モッツァレラチーズの代わりに溶けるチーズをつなぎにしてもOKです。
ピザクラスト以外にもナゲットの衣やグラタン、パンケーキなど、いままで小麦粉で使っていたものをカリフラワーで代用すれば、カロリーオフ&グルテンフリーになりとてもヘルシーな一品に早変わりです。
もちろんスイーツにも。カリフラワーでカロリー大幅カット
ライスプディングや各種ケーキ、クッキーなどもカリフラワーで作ればカロリーオフ。チョコレートと組み合わせたブラウニーなどにすれば、味も食感もまったくわからないほど。ココナッツオイルやキヌアなどのスーパーフードと組み合わせてみてもさらにヘルシーでおいしくなるかもしれませんね。
カリフラワーをお米や小麦粉の代用にするなんて発想は、いままでありそうでなかったものです。実際に食べてみると違和感なく、むしろ風味がやさしくお料理にとても合うと思います。米国で大人気のこのカリフラワーアレンジ。日本にもブームがくる日は近そうですね。
※2016年11月の記事を再編集して掲載しています。
(奥井亜紀)