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cafeglobeより転載:寒くて忙しいときだからこそ、オフの時間を心地よく幸せに過ごしたいもの。芳子ビューエル著『世界一幸せな国、北欧デンマークのシンプルで豊かな暮らし』 より、世界一幸せな国といわれるデンマークの文化「ヒュッゲ」についてご紹介します。
自分だけの居場所である「マイチェア」を用意する
デンマークの人たちのマイチェアに対するこだわりも、なかなかのもの。そもそも彼らは、ダイニングのチェアであれ、スツールであれ、「椅子」なら何でも好きなようですが、マイチェアへのこだわりは格別です。長い冬の間、室内で過ごすことの多い彼らにとっては、マイチェアこそが、自分が「いちばん長い時間を過ごす」場所なのですから、無理もないでしょう。
P.71より引用
2012年から行われている国際連合の幸福度調査で、デンマークは過去3回において首位に輝いていると著者はいいます。「世界一幸福な国」といわれるデンマークの独特な文化「ヒュッゲ(Hygge)」。欧米で一大ブームになっているのも、うなずけるところ。「ヒュッゲ」とは、デンマーク語で「幸福」「心地よさ」を表す言葉なのですから。
仕事を終えて帰宅して、ひとしきり落ち着いたら、夜のひとときをお気に入りのソファでゆっくりくつろぐ。あるいは、休日の朝、パジャマ姿のまま、お気に入りの椅子に座って空を眺めながらコーヒーを飲む。そんな場所があると想像するだけで、早く帰りたいという気持ちになるものです。「ヒュッゲ」の考え方と、家やインテリアは切っても切れない関係。ことに、自分自身がくつろげる場所として、デンマーク人は特に椅子へのこだわりが強いのだとか。本当の自分に帰ることができる場所としてのマイチェア。私たちももう少しこだわって選んでみても良さそうです。
ヒュッゲな交流のキーワードは「共有」と「素」
私が考えるヒュッゲなおつきあいのキーワード、その第1は「共有」です。温かい時間の共有、快適な空間の共有、愉快な体験の共有......。中略その2は「素」であること。自然のまま、あるがままのおつきあいです。たとえば、ディナーに招待されて友だちの家を訪ねても、奥さんがいつもと違うドレスを着ているようなことはありません。ふだんと同じです。
P.88~89より引用
デンマーク人にとっての「ヒュッゲ」は、厳しい冬を乗り越えるための"暮らしの知恵"といわれていて、家族や友だちと集まって「あたたかい時間」「快適な空間」を共有することにあるといいます。おいしい食事、仲間と集って場所や時間を共有する。だからといって、ディナーの招待客には「お客様扱い」をまったくしないのだとか。素のままに、一緒に料理の支度をして、おいしくいただく楽しい時間。ときに、密接な人間関係は煩わしくなるものですが、それぞれが心地よさを大切にしているから、問題はおきないのでしょう。
ちなみに、お隣の国スウェーデンには「ヒュッゲ」と似たような「脱力」や「ポジティブにあきらめる」といった意味合いの「ラゴム」という言葉もあります。気持ちよく働くために、人にも自分にも素のままで心地よい場所や時間を意識的に作って。この冬はヒュッゲな感覚を日常生活に取り入れてみたいものです。
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