もっと気軽に、体のご褒美になる食事を。スーパーフードやローフードをこよなく愛し、食にこだわるモデルのKelly（ケリー）が、毎日のごはんでの楽しみ方を簡単なオリジナルレシピでお届けします。
Kellyが食にこだわる理由は？
健康的にキレイであるために「おいしくて体の栄養になる食事」をしっかりとることが私のモットー。そして忙しいときに、気軽に作れることも大事です。いつもの肉や野菜に、スーパーフードやスパイス類をアレンジするだけで、あまり手をかけなくても、味とともに栄養価や薬効はぐんと広がります。休日のスイーツは、ローフード素材でヘルシーに。こうした食材の簡単な使い方も広めていけたら、うれしいです。
骨付き肉のグリルで華やかワンプレートを作ります！
今回ご紹介するのは、「香味チキンのオーブン焼き」が主役のワンプレート。毎日たんぱく質をとるために、低脂肪の鶏肉はよく使います。オーブン料理は面倒に思う人もいるかもしれませんが、じつは簡単！ 味つけしてオーブンシートで包んだ鶏肉をオーブンに入れたら、あとは待つだけ。その間に、食物繊維などを補う豆と野菜の副菜を2品作ります。
なるべく手はかけず、シナモンやアニスなどのスパイス、ハーブ、バルサミコ酢など風味づけの工夫が、簡単ヘルシーでもごちそう風味に仕上げる秘訣です。チキンはシートで閉じ込めた、スパイスの香りとうまみが自慢！
スパイスや調味料を常備すればサッと作れて、自分へのご褒美ごはんや記念日のごちそうとして、友達が来たときのおもてなしにもおすすめです。
「香味チキンのオーブン焼き」の作り方
＜材料＞ 2人分
- 鶏骨つきもも肉 大2本
- りんご酢 大さじ2
- バター 15g
- しょうゆ 大さじ2
- にんにく（皮ごとつぶす） 2片
- レモン（半分に切る） 1個
【A】
- シナモンスティック 1〜2本
- アニス（八角） 1～2個
- クローブ 大さじ1（カルダモンを入れても◎）
＜作り方＞
- 鶏肉は余分な脂を除き、りんご酢をもみ込み5分ほどおく。
- 小ぶりのフライパンにバターを入れて熱し、しょうゆを加えて混ぜる。
- バット（または天板）に鶏肉全体が包める大きさに切ったオーブンシートを敷き、（1）の鶏肉、【A】をのせ、周囲ににんにく、レモンをおく。鶏肉に（2）をかけ、シートの余分をおおいかぶせて包む。
- 180℃に予熱を入れたオーブンで35分を目安に焼く。シートを開いて器に盛り、焼いたにんにくとレモンを添える。
Kelly’s ワンポイント
食材はできるだけ、オーガニックや未精製のものを選んでいます。塩は純度が高く、数十種類の豊富なミネラルを含むヒマラヤピンク岩塩を愛用。味わいもまろやか＆複雑で、料理をおいしくしてくれます。鶏の骨付き肉は骨ぎわのうまみが濃くて、ちょっと豪華に見えるうえに、シンプルな調理で鶏のおいしさが楽しめます。煮るとコラーゲンも溶け出すので、肌の調子が気になるときは煮込みにしたり、体調などで使い分けています。
副菜2品「ひよこ豆のペースト」「紫玉ねぎのバルサミコ風味」
ワンプレートであわせたのは、素朴な味でチキンのソースにもあう「ひよこ豆のペースト」と鮮やかな色と爽やかな香り食感が楽しい「紫玉ねぎのバルサミコ風味」の2品です。
ひよこ豆のペースト
＜材料＞ 2人分
- ひよこ豆（水煮） 135g
- ローズマリー（生） 1枝
- ヒマラヤピンク岩塩 適量
- オリーブオイル 大さじ1
＜作り方＞
- ひよこ豆は水けをきり、フォークなどで粗くつぶす。
- フライパンにオリーブオイル、ローズマリーの葉をちぎり入れ、中火で熱する。香りが出たら（1）を入れ、木べらですりつぶしながら炒め、塩で味をととのえる。
紫玉ねぎのバルサミコ風味
＜材料＞ 2人分
- 紫玉ねぎ（薄切り） 大1/2個分
- バルサミコ酢 大さじ1
- ヒマラヤピンク岩塩 適量
- オリーブオイル 大さじ1
＜作り方＞
フライパンにオリーブオイルを中火で熱し、玉ねぎを入れて炒める。しんなりしたらバルサミコ酢を回しかけ、さっと炒めて塩で味をととのえる。
香味チキンのオーブン焼きワンプレート完成
次回は、チキンに日本古来のスーパーフードである「きび」を使った、ボウルひとつで食事になる『パワースープ』をご紹介します。
撮影 島村緑 ／ 取材・文 山崎さちこ（シェルト*ゴ）
