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「サラダにドレッシング」をやめてみると気づくこと

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ヘルシーなイメージが高いサラダは女性に人気の定番野菜メニューです。まわりを見回してみると忙しいランチ時にもなるべくサラダを摂るようにしているという人も少なくありません。サラダを食べる時にドレッシングをかけますが、ドレッシングがマストというのは単なる思い込みなのかもしれないとは考えたことはありませんか?

「サラダにドレッシング」本当に必要?

例えばパンを例にとってみるとパンを食べるときにバターをつけるかどうか。ごく自然にパンの種類によると答える人が多いような気がします。もちろんパンによってバターを塗ったほうがおいしいパンもあります。でも、バターよりもクリームチーズのほうが合うパンもあれば、何も塗らなくてもじゅうぶんおいしくいただけるパンもあります。

じつは、サラダもまったくそれと同じ。ドレッシングがないとサラダはおいしく食べられないものでしょうか? 答えはNOです。野菜にはそれぞれにちゃんと味があり食感があるので、野菜を味わうと考えればドレッシングはマストではなく、必要に応じて足りない場合に必要な味付けをすればいいということになります。

また、サラダだけを食べる場合は別として、たいていの場合はサラダの他にも数品のおかずがあるので、全体的な味のバランスと兼ね合いにもよる、とも言えます。メインのおかずの味が濃い場合、サラダを箸休めに一緒に食べるようにすればそれほどはっきりとドレッシングで味付けをする必要はないことに気づきます。

ドレッシングをかけなくてもおいしい理由1

旬の野菜は味が濃い 野菜にはそれぞれ野菜の味があります。とくに新鮮でその土地や季節にあった旬の野菜は味がしっかりしています。普段野菜を食べるときには必ずドレッシングやマヨネーズなどをつけているという人は、ぜひ何もつけずにそのまま味わってみましょう。野菜は想像しているよりもずっと滋味豊か。様々な味わいがあることがわかると思います。今の時期なら大根やかぶ、白菜などはじつにみずみずしく甘みが凝縮され、春菊は柔らかく香りが高いので、そのまま生でサラダで食すのにぴったりです。

ドレッシングをかけなくてもおいしい理由2

食感で味わう 人間の味覚を決める重要な要素に"食感"があります。塩気や甘みだけでなくこの食感も合わせて人は味覚を感じるので、食べ物をおいしいと感じるときには食感も大きな役割を果たしています。サラダの場合も野菜の食感を生かした切り方や調理法にすることで、必要以上に味付けをしなくてもおいしくいただくことができます。新鮮なきゅうりや大根のパリパリっとした食感、オクラのネバネバとした食感、山芋のシャリっとした食感など。それぞれの野菜が持つ食感の特徴も意識したサラダをつくれば、調味料に頼らずとも自然においしいと感じられる一品となります。

ちなみに私の家の冷蔵庫にはドレッシングはありません。メインのおかずにちゃんと味があってちゃんと野菜がおいしいときはそのまま何もかけずに食卓へ。メインのおかずがわりと淡白な味付けであったり、サラダとしてその一品の完成度を求めるときは、必要に応じて常備している調味料でドレッシングをつくります。

サラダによく使う調味料と食材

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塩、胡椒、酢、オリーブオイルを基本に、醤油、ポン酢、ゆず胡椒、マスタード、ごま、ごま油、練りごま、みそなど。これにレモンがあれば、和洋中それぞれの味付けに合わせてサラダのドレッシングがつくれます。

オーソドックスなサラダなら塩、胡椒にオリーブオイルを適量、そこにレモンを絞ればOKです。それだけでは物足りないという人は酢やポン酢を加えたり、味に変化をつけたいならゆず胡椒やわさび、マスタードなどを少量加えると市販のドレッシングのようなはっきりした味になります。

ヨーグルトや豆腐もサラダのバリエーションを増やしたいときに大活躍するので、違う味の一品が欲しいときは、水切りしたヨーグルトや豆腐を加え合える感覚で仕上げると見た目にも味覚的にも変化がついておすすめです。少しこってりした味のドレッシングにしたいときは練りごまが活躍してくれます。ポン酢をお酢で薄めて練りごまを解いたものを基本に、好みでごま油を足したり、生クリームやマヨネーズを加えたり。一手間かけた味に仕上げたいときは、すりおろした玉ねぎやニンニク、生姜などを少量加えると味に深みが増します。

ここで注意したいのは、手を加えるだけがすべてではないということ。引き算で塩とごま油だけ、レモンと塩だけという味付けも素材が生きておいしくなります。 また、そのまま食するので塩はもちろんお酢やオリーブオイルはおいしいものを使うのが簡単にシンプルにおいしいサラダを作るコツです。普段野菜のアク抜きや掃除に使うお酢や炒めものに使うオリーブオイルとは別に少量でいいのでお気に入りのものを用意しておくのがよいと思います。

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基本はなんといっても野菜の味なので、新鮮なものを選びたいですね。買ってきた野菜を少しでも長くおいしく食べるために、保存にもちょっとした工夫を。大根や白菜は新聞紙でくるむ、ほうれん草や水菜などの葉物はしめられた新聞紙でくるんでからビニール袋に入れて保存すると持ちがぐんと違います。レタスは芯を手でくり抜いておくと鮮度が長持ち。

そして、これは当然のことですが、スーパーで買ってきた野菜はすぐに鮮度が落ちますが、採れたての野菜はおいしく食べられる日数が断然違います。近所に新鮮な野菜を買えるお店がないという人も多いと思いますが、最近は産地から直接ネットで購入も簡単にできるようになっていますし、近郊の地野菜を扱うお店も増えています。週末にちょっと郊外のほうに出かけたときはついでに地物の採れたて野菜を買って帰るというのも一案です。

きっと本当においしい野菜を目の前にしたら、野菜の味がわからなくなるほどドレッシングをかけてしまうのはもったいないと思うはず。味付けや量はそれぞれのお好みで構いませんが、まずは味見もせずにドレッシングをかけるという習慣をやめてみてはいかがでしょうか。淡白に思える野菜の味も舌の味覚が成長するとその味わいの深さに気づけるはずです。

小林繭

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