1. Home
  2. MIND
  3. 「いいね」よりも「それ、好き」。NY流コミュニケーション術

「いいね」よりも「それ、好き」。NY流コミュニケーション術

1,878

20180111_ny

image via shutterstock

長年ニューヨークで暮らしている岡田光世さんが現地で偶然めぐり会った人々とのふれあいを描く「ニューヨークの魔法」シリーズ。つめたい大都会というこの街のイメージを溶かし去る、ほっこりした人情派エッセイ群です。

ユーモアたっぷりNY流コミュニケーション術

特に2017年12月出版の『ニューヨークの魔法のかかり方』(文春文庫)は「こう話せば相手との関係をあたためられる」というスキルも伝授してくれる一冊。常にユーモアを忘れず、笑顔と言葉を交わし合うNYの流儀に魅了されて、自分にも使えそうなコミュニケーション術をさがしてみました。

ほめ言葉は「それ、好き! 」

岡田さんを喜ばせたニューヨーカーのほめ言葉は「それ、好き! 」。いままで私は相手をほめる際「いいね」「さすが」「すごい」「うまいね」など、相手を評価するようなフレーズをならべてばかりで、「で、どう思ったのか」を表すことを惜しんでいたような気がします。すぐれているかどうかジャッジするより、好きだから声をかける。評価ではなく愛を伝えたほうが、心がつながる会話になると気づきました。

他人同士でもほほえみ合う

見知らぬ人同士でも、目が合ったらどちらからともなくほほえみ合うのがニューヨーカー。日本では気まずさを避けるために目を合わせまいとする人が多いのですが、パッと顔をそむけるからもっと微妙な空気に......。真顔のままだから違和感があるのでしょう。偶然目が合ったその瞬間に目や口もとをやさしくゆるめるやり方を身につけると、ぐっと感じよくふるまえそう。

親切はさらっと軽く

この本でおどろいたのが、電車内で席をゆずりたがるニューヨーカーの多さ。ゆずるために疲れている人をさがしているのではないかというほど。「いいこと」だから人にやさしくするのではなく、好んでそうしているような軽やかさだから、嫌味のない行動に映ります。東京の電車でそのまま真似するのはむずかしい。ただ、親切ってこんな風にさらっとできると粋だなと感じます。

「ありがとう」はすかさず伝える

ニューヨークの人たちは、お店のスタッフに何かしてもらったり通りすがりの人にドアを支えてもらったりしたときなど、ひんぱんに「Thank you」を口にしているとか。こういうシーンで意外とお礼を言わない日本人が多い、と岡田さんは指摘します。感謝の言葉はたくさん伝えたいもの。何にでも「ありがとう」と言えばいいということではなく、機会を逃さずに相手を尊重する姿勢を示せる人ほどコミュニケーション上手なのです。

古くからの友達のように接する

相手が誰だろうとぶれない態度で、ずっと前からの良き友であるかのようにあたたかく接するニューヨーカーたち。初対面でも壁を作らずに会話を楽しんで、その後本当に親しいつきあいになるという順番のようです。彼らの様子を見ていると、「友達と呼べる人はすくない」という悩みが無意味なものに思えてきます。相手が仲良くしてくれてから態度を決めるのではなく、いつでも自分は誰かの友達というスタンスで良いのではないかと感じます。

自ら進んで魔法にかかろう

ニューヨークはコミュニケーションの達人だらけのようだけど、どこに暮らしていたって孤独な人はいるもの。著者自身が人を愛しているからふれあいの連鎖が起きるのだと思います。この本のタイトルが「魔法のかけ方」ではなく「魔法のかかり方」であるところもポイント。何かあってから反応を返すような受け身ではなく、自ら魔法にかかるくらいのつもりでいる人に、心あたたまるチャンスがめぐってくるのでしょう。

愛情と感謝を自ら積極的に表現することで、さらに出会いを引きよせる。そういうニューヨーカーたちの素敵な部分を取り入れて日本風に工夫しながら、私も愛のあるコミュニケーションをとりたいと思っています。

[『ニューヨークの魔法のかかり方』]

木谷梨子

  • facebook
  • twitter
  • hatena

    Ranking

    1. 正しい糖質制限って? 糖質が怖くなくなる6つの秘策

    2. 食べたい衝動に負けない5つの方法と、ヘルシーな食生活の最新情報6つ

    3. 人生が変わる。「習慣」を味方につけると起こるいいことは?

    4. 免疫治療で肺がんに勝利。アメリカの研究で明らかに

    5. 糖質約96%カットも。低糖質・低カロリーおやつ10選

    6. 貧血のとき、意外なNG食品ってなに?

    7. ダイエット&冷え対策! もち麦入り、具だくさんの食べるスープの作り方

    8. 続けると糖尿病に。生活習慣でやりがちな間違っていること6

    9. 女医さんに聞く、デリケートゾーンのモヤモヤを吹き飛ばすヒント

    10. 「果物を食べると太る」は誤解。糖質が怖くなくなるズルイ食べ方

    1. 正しい糖質制限って? 糖質が怖くなくなる6つの秘策

    2. 人生が変わる。「習慣」を味方につけると起こるいいことは?

    3. 更年期が始まる年齢は、食事が関係している?

    4. エリザベス女王の食習慣。健康でご長寿なのは、ヘルシーな食事のおかげ?

    5. 7月10日は納豆の日。納豆をもっと効果的に食べる5つの方法

    6. 免疫治療で肺がんに勝利。アメリカの研究で明らかに

    7. 貧血のとき、意外なNG食品ってなに?

    8. 長子はIQが高い? きょうだいの生まれ順が、あなたの性格に与える影響

    9. 【7月の新月】自分を知るための特別なタイミング

    10. 女医さんに聞く、デリケートゾーンのモヤモヤを吹き飛ばすヒント

    1. 人からほめられたとき、この言葉は言ってはだめ! NGな返事4種

    2. 正しい糖質制限って? 糖質が怖くなくなる6つの秘策

    3. 貧血のとき、意外なNG食品ってなに?

    4. 麺類を食べても太らない3つのコツ

    5. 人生が変わる。「習慣」を味方につけると起こるいいことは?

    6. サインを見逃さないで。心臓病を防ぐ、10の身近な方法

    7. 20キロ以上やせた女性たちが紹介。ダイエットに効果的なヘルシーおやつ9つ

    8. 薄い色は栄養不足? 経血の色6パターンでわかる身体の変化

    9. 人間関係をスムーズにして、「敵」を作らないためのマインド術

    10. 更年期が始まる年齢は、食事が関係している?

    「いいね」よりも「それ、好き」。NY流コミュニケーション術

    FBからも最新情報をお届けします。