1. Home
  2. MIND
  3. 「いいね」よりも「それ、好き」。NY流コミュニケーション術

「いいね」よりも「それ、好き」。NY流コミュニケーション術

2,663

木谷梨子

20180111_ny

image via shutterstock

長年ニューヨークで暮らしている岡田光世さんが現地で偶然めぐり会った人々とのふれあいを描く「ニューヨークの魔法」シリーズ。つめたい大都会というこの街のイメージを溶かし去る、ほっこりした人情派エッセイ群です。

ユーモアたっぷりNY流コミュニケーション術

特に2017年12月出版の『ニューヨークの魔法のかかり方』(文春文庫)は「こう話せば相手との関係をあたためられる」というスキルも伝授してくれる一冊。常にユーモアを忘れず、笑顔と言葉を交わし合うNYの流儀に魅了されて、自分にも使えそうなコミュニケーション術をさがしてみました。

ほめ言葉は「それ、好き! 」

岡田さんを喜ばせたニューヨーカーのほめ言葉は「それ、好き! 」。いままで私は相手をほめる際「いいね」「さすが」「すごい」「うまいね」など、相手を評価するようなフレーズをならべてばかりで、「で、どう思ったのか」を表すことを惜しんでいたような気がします。すぐれているかどうかジャッジするより、好きだから声をかける。評価ではなく愛を伝えたほうが、心がつながる会話になると気づきました。

他人同士でもほほえみ合う

見知らぬ人同士でも、目が合ったらどちらからともなくほほえみ合うのがニューヨーカー。日本では気まずさを避けるために目を合わせまいとする人が多いのですが、パッと顔をそむけるからもっと微妙な空気に......。真顔のままだから違和感があるのでしょう。偶然目が合ったその瞬間に目や口もとをやさしくゆるめるやり方を身につけると、ぐっと感じよくふるまえそう。

親切はさらっと軽く

この本でおどろいたのが、電車内で席をゆずりたがるニューヨーカーの多さ。ゆずるために疲れている人をさがしているのではないかというほど。「いいこと」だから人にやさしくするのではなく、好んでそうしているような軽やかさだから、嫌味のない行動に映ります。東京の電車でそのまま真似するのはむずかしい。ただ、親切ってこんな風にさらっとできると粋だなと感じます。

「ありがとう」はすかさず伝える

ニューヨークの人たちは、お店のスタッフに何かしてもらったり通りすがりの人にドアを支えてもらったりしたときなど、ひんぱんに「Thank you」を口にしているとか。こういうシーンで意外とお礼を言わない日本人が多い、と岡田さんは指摘します。感謝の言葉はたくさん伝えたいもの。何にでも「ありがとう」と言えばいいということではなく、機会を逃さずに相手を尊重する姿勢を示せる人ほどコミュニケーション上手なのです。

古くからの友達のように接する

相手が誰だろうとぶれない態度で、ずっと前からの良き友であるかのようにあたたかく接するニューヨーカーたち。初対面でも壁を作らずに会話を楽しんで、その後本当に親しいつきあいになるという順番のようです。彼らの様子を見ていると、「友達と呼べる人はすくない」という悩みが無意味なものに思えてきます。相手が仲良くしてくれてから態度を決めるのではなく、いつでも自分は誰かの友達というスタンスで良いのではないかと感じます。

自ら進んで魔法にかかろう

ニューヨークはコミュニケーションの達人だらけのようだけど、どこに暮らしていたって孤独な人はいるもの。著者自身が人を愛しているからふれあいの連鎖が起きるのだと思います。この本のタイトルが「魔法のかけ方」ではなく「魔法のかかり方」であるところもポイント。何かあってから反応を返すような受け身ではなく、自ら魔法にかかるくらいのつもりでいる人に、心あたたまるチャンスがめぐってくるのでしょう。

愛情と感謝を自ら積極的に表現することで、さらに出会いを引きよせる。そういうニューヨーカーたちの素敵な部分を取り入れて日本風に工夫しながら、私も愛のあるコミュニケーションをとりたいと思っています。

[『ニューヨークの魔法のかかり方』]

    specialbunner

    Ranking

    1. 風邪を寄せ付けないための10か条。引きはじめは亜鉛を摂ろう!

    2. 「会話がつまらない」と思われる人がしてしまいがちな雑談のNG例

    3. 乳液とクリームって何が違うの? 両方使った方がいい?

    4. 防水なのに蒸れない。ザ・ノース・フェイスが開発したウエアが革新的!

    5. 季節の変わり目の「風邪」対策。こじらせる前にすべき簡単5つ

    6. 健康によいコーヒーの量は、1日何杯か? 研究結果から解析

    7. 科学が実証。女性特有の不調を整える3つの方法

    8. 「自分は大丈夫」と思わないで。がんを克服した9人のアドバイス

    9. アウトドアグッズの収納力をアップする、便利アイテム2選

    10. めんどくさい人と金輪際関わらないようにできる、うまい方法10

    1. 「会話がつまらない」と思われる人がしてしまいがちな雑談のNG例

    2. 20代もうらやむ見事な腹筋! 46歳女性がやってる筋トレメニューは?

    3. まわりにこんな人いませんか? あなたを困らせる「有害な人」の心理と特徴

    4. 「月経カップ」、知っていますか? ナプキンとどちらが使いやすく安全?

    5. めんどくさい人と金輪際関わらないようにできる、うまい方法10

    6. マラソンでしか味わえない衝撃がある。長谷川理恵さんの新たなチャレンジ

    7. 風邪を寄せ付けないための10か条。引きはじめは亜鉛を摂ろう!

    8. 【クイズ】納豆+◯◯。健康効果アップの組み合わせはどれ?

    9. ぶつけた記憶がないのに「ひざが腫れる」のはなぜ? 医師の答えは...

    10. 閉経したら卵巣はどうなる? 卵子はいくつあるの? 卵巣のキホン

    1. 全身に小さなリング状の発疹、「環状肉芽腫」ってどんな病気?

    2. 無視してはいけない5つの虫さされ......場合によっては病院で診てもらいましょう

    3. スクワットは毎日すべき? 丸みのある美尻をつくる理想の回数は

    4. 「会話がつまらない」と思われる人がしてしまいがちな雑談のNG例

    5. 「背中が痛い!」それ、実は重大な問題かも。医師の診察を受けるべきサイン

    6. 月曜断食中の美容ライターが感じた、減量以外のうれしい変化と困ったこと

    7. 胃痛や腹痛を早く治す方法とは? マッサージやペパーミントが味方に

    8. 気になる締めつけ感は? 美尻が叶うと話題のガードルを穿いてみた

    9. その気持ち悪さ、8つの意外な原因のせいじゃない?

    10. 体の背面の全筋肉群を一気に鍛える! 5つの背中エクササイズ