2017年種類も増え、季節を問わず人気を集めた発酵食品、麹甘酒。酵素やビタミン類、必須アミノ酸を含む甘酒は、美と健康をサポートする飲みもの。またオリゴ糖が腸内に棲息するビフィズス菌のエサになり、腸内環境を改善するとも言われています。

市販品も多数発売されていますが、甘酒を手作りする利点は、自分好みの味に調節できること。米ではなく蕎麦の実やキヌアといった雑穀を通常より少なめに使って、水分の多いサラっとした甘酒にするのが私のお気に入りです。穀物が少なめな分フルーツを加えれば、香りや色も楽しめて◎。またショウガを加えれば身体を温める効果も期待できます。

最近は、温度や時間を細かく調節できるヨーグルトメーカーが手ごろな値段で販売されています。こうした製品を使えば、より気軽に甘酒作りに挑戦できますので、ぜひ手作りしてみてくださいね。

フルーツ甘酒の作り方(レシピ)

171225_fruit_1.jpg<材料>(約800ml分)
炊いた穀物(米、蕎麦の実、雑穀など) 1/2カップ
麹 穀物の1.25倍程度(商品によって適量が異なりますので、注意書きをご確認ください)
カットしたお好みのフルーツ(柿、リンゴ、洋ナシ、イチゴなど) 1/4カップ
お湯 2カップ程度
千切りにしたショウガ 少々

<作り方>(1)炊いた穀物と麹をヨーグルトメーカーの容器に入れて混ぜる。
(2)(1)にお湯を加え、よくかき混ぜる。
(3)(2)にフルーツを加え、ヨーグルトメーカーにセット。8~9時間発酵させる。
(4)飲む前に千切りにしたショウガを加える。

フルーツ甘酒は、ファスティング(断食)やクレンジングの回復食に最適

手作りの甘酒は、デザート代わりにはもちろん、ファスティング(断食)やクレンズの回復食にもぴったりです。年末年始の食べ過ぎを調整するため、ファスティングやクレンズを行う場合には、ぜひ手作り甘酒をとり入れてみてください。また保温容器に入れて持ち運べば、外出先でも楽しめます。そのまま飲むだけでなく、バナナに合わせてスムージーにするのもおすすめ。ぜひお試しを。

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(写真・文・レシピ:福田カレン)

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