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北海道で出会える安藤忠雄建築。摩訶不思議な頭大仏

旅するデザイナーの冒険の書

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rumi

北海道で出会える安藤忠雄建築。摩訶不思議な頭大仏

札幌に用事があり久しぶりに北海道へ。札幌には少し前からどうしても気になる場所があり、用事が済むと地下鉄とバスを乗り継いでその場所に向かいました。総面積約54万坪で札幌ドーム約32個分という大きさの真駒内滝野霊園の中にある目的の場所は、新たな建築でもあり、公園でもある不思議な場所。

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その名も「頭大仏」。なんだか不思議な名前に惹かれ、調べてみると設計は建築家の安藤忠雄さん。滝野霊園開園30周年記念に設計されたもので、もともと霊園のシンボルだった鎌倉の大仏と同じくらいの大きさの大仏を、なんと! 大胆にすっぽりとラベンダー畑の丘で囲い、頭だけポコッと見えるようにしてしまったのです。一面のラベンダー畑に浮かぶ頭は何ともユニークで非現実的。一見なんなのかわかりません! 驚きを隠せないとはこのことでした。

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石の門にはなんとも奇妙な名前が掲げられています。と、その奥に目をやると、何かいる!

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ラベンダーの丘の中心に、明らかに異色の物体が!

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入口でラベンダーの維持のための協力金300円(目安)を収めます。

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アプローチは約60m、とても長く作られています。8月の頭頃には満開のラベンダーを見る事ができます。歩いても歩いても「頭」が遠く感じます。

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16.2m×61.2mの水庭には結界の意味がこめられており、参道をまっすぐ進まず『水庭』を迂回することで心を清め、日常から非日常へと心を切り替えるための空間なのだそう。

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天井に曲線を描くコンクリートがひだのように連なった約40mのトンネルは、薄暗闇に包まれた胎内的空間を意味しているそう。

長いアプローチから水庭、そしてトンネルを抜けると、ついに頭だけ見えていた大仏に会う事ができました! 大仏の真下に来てやっと全体を見上げる事ができる大仏は、頭の上にぽっかりと空く穴から見える光と青空を背負い、神々しくもあり美しくもあります。併設されている小さな売店では、ここにしかないという「頭大仏オリジナル写真集」が売っていました。

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なかなかたどり着けなかった大仏にやっと会えました!

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こんにちは。今日はいい天気ですね。なんて、話しかけたくなっちゃいます。

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賽銭箱ではなくゴザ? のようなもの。あまりの斬新さに衝撃を受けました。もはやここまで来てお金を盗む人なんていないでしょう。「あえて」のクリエイティブがここにありました。

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ラベンダーが満開のときはこんな様子だそう。紫と青のコントラストが美しいです。

「見せるために、すべてを見せない発想」。いままでもいくつか安藤忠雄建築を訪れていますが、ここでも動線によって見る人の感情をコントロール する手法が見られ、驚きと感動を引き出してくれます。

札幌市民の方もあまりまだ訪れた事がないという2016年夏に公開となったばかりの「頭大仏」。春は新緑、夏はラベンダーの紫、そして、冬は真っ白な雪に包まれる丘は、一年を通じて自然と共生する姿を見る事ができるそう。一般の方も自由に入れるため、札幌の新しい名所として多くの人から親しまれる場所になるのではないでしょうか。 北海道の自然は広大である。

Hokkaido is a vast land of great natural splendor. その美しさの中に日本人が忘れてきた豊かな感性を宿している。 Its beauty is so awe-inspiring that it evokes forgotten feelings in Japanese. 感動は大きな力になる。 Emotions bring out our drive to live. 頭大仏は外から見えない。冬は、頭に白い雪が積もる。 The whole body of the Atama Daibutsu can't be seen from outside.Snow accumulates on its head in winter. 見えないことによって想像力を喚起する。 What remains hidden from view sparks the creativity. 建築家 安藤忠雄Tadao Ando

[頭大仏殿(Hill of the Buddha),真駒内滝野霊園]

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