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世界でも「エシカルな食文化」として注目を集めている日本の「BENTO」。その素晴らしさを発信しているのがスーパーオーガニック社の手がける「BENTO NIPPON」です。ユニークなお弁当を作っていて、2017年11月初旬から企業向けのケータリングと定期販売をスタートさせたばかり。

今回は、気になるメニューと共に、スーパーオーガニックHD 株式会社 CEO 大石リカ・デリシャスさんの想いをレポートします。

小さな箱に詰められた、安心安全な食材とエシカルへの熱い想い

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「私たちは、ご飯の上にお肉がのって、お魚がのっていて……という『普通の』お弁当屋さんとは違います。自分たちが、心からおいしいと思う6種類のBENTOを開発しました。
レモンチキンBENTOと幕内弁当以外は、すべて植物性の素材を使っています。ヴィーガンにちかいメニューを提供していますが、必ずしもヴィーガンでなければならないという訳ではありません。大切にしているのは、素材そのものです。トレーサビリティがとれるもの、化学肥料や農薬を使っていないオーガニック素材をふんだんに使っています」(大石さん)

スーパーオーガニック社では、毎年夏に、北海道・ニセコでのキャンプ「SO camp」も主催していますが、その理由とは?

「単にオーガニック農業で育ったものを提供するのではなく、学び・想い・繋がりの場を共有する行為そのものが大事だと考えています。毎日の自分の選択が、次世代にどうつながっていくのか? BENTOプロジェクトのみだけでなくキャンプを通して、そうした視点を共有できるようなコミュニティーを作っていきたいですね」(大石さん)

企業の福利厚生としてBENTOを導入すれば、社員のパフォーマンス向上や、優秀な人材確保にもつながる、と強調する大石さん。

「2018年1月からは、10個、20個単位で、個人でもお求めいただけるよう環境を整えていき、メニューの幅も広げていきたいと思っています。興味があるかたは、ぜひトライしてみてくださいね」(大石さん)

感度の高いモデルさんたちも、その想いに共感。

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<左>Nomaさん <右>比嘉バービィさん

本質を考えることこそが、オーガニックなのかなと感じます。オーガニックという言葉だけがひとり歩きしていて、『ハードルが高い』と感じている人もいるかもしれませんが、BENTOという形でいただけると、そんなに難しいものじゃないと思えるキッカケになるのでは」と、比嘉バービィさん。

植物療法士としても活躍するNomaさんも「ビジュアルも素晴らしいし、こんなにイノベーティブなお弁当はないと思います。私は、食べる時間は自分の体をメンテナンスする時間だと考えています。食べるという行為は毎日ある時間なので、その時にいかに素材と向き合えるかによって、自分がやれることも叶えられることも全然違ってくると思います」とコメント。

ちなみに、Nomaさんのお気に入りを伺うと、「ベジイカ弁! ナタデココをイカに見立てているのですが、不思議と磯の香りや味わいがして、本当にイカのような味わいが楽しめるんです」と、大絶賛。

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ベジイカ弁(Vegan Squid)/ 1,800円(税込)

目にもおいしいオリジナリティあふれるBENTOたち

他にも、見た目がお肉そっくりの、味噌照り焼きベジミートを使った「黒肉弁(BLACK MEAT)」。

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黒肉弁(BLACK MEAT)/ 1,800円(税込)

カラフルなエディブルフラワーをあしらった「農家の祝寿司(Farmer’s SUSHI)」。

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農家の祝寿司(Farmer’s SUSHI)/ 1,800円(税込)

アガペシロップ漬レモンスライス、味噌風味おからこんにゃくがたっぷり入った「ベジレモン(VEG LEMON)」。

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ベジレモン(VEG LEMON)/ 1,800円(税込)

8種から12種類の副菜が楽しめて、ハレの日にもピッタリな「幕の内(MAKUNOUCHI)」や、サフランライスとカリッと焼いた鶏が病みつきになる「鶏レモン(LEMON CHICKEN)」など全6種類が揃います。季節によってメニュー内容が変動することも、素材への強いこだわりを知れば納得。

これまで親しんできたお弁当のイメージが変わりました。また、文化としても、より健やかで、さらに豊かなものとしてアップデートされていきそうです。

BENTO NIPPON

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