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デリケートゾーンの粘膜がふっくら感を失い、乾燥し、痩せてくる! そんなときの対処法

カラダ戦略術

デリケートゾーンの粘膜がふっくら感を失い、乾燥し、痩せてくる! そんなときの対処法

自分の体をきちんと知ろう!をテーマに、増田美加(女性医療ジャーナリスト)さんによる連載「カラダケア戦略術」。今回は、粘膜について取り上げます。Vol.1では、「デリケートゾーンの粘膜の乾きは、女性ホルモン低下のせい?」をテーマにご紹介しました。今回は不快症状の対処法をお届けします。

かゆい、擦れて痛い、性交痛が! の不快症状、ありませんか?

デリケートゾーンの乾燥や違和感をもっている女性は想像以上に多く、相談をもちかけられることも増えてきました。「外陰部のかゆみを感じることが増えた」「外陰部が乾燥して下着と擦れて痛い」「性交痛がある」「湯船から出たときに腟から水が出る」「腟が擦れて痛い」...などの症状です。 なぜ、デリケートゾーンの粘膜に不快症状が起こるかは、前回、詳しく説明しました。 今回は、デリケートゾーンの不快症状(外陰腟萎縮症)にどう対処するか、をご紹介します。

デリケートゾーンの相談は婦人科へ! 腟錠などで治療が可能

デリケートゾーンの症状(外陰腟萎縮症)に悩んでいたら、婦人科でほかの病気がないことを確認することも大事です。婦人科でクラミジア、トリコモナス、ヘルペスなどの性感染症(STI)の有無をチェックしましょう。また、婦人科検診として、経腟超音波で子宮や卵巣の検査もします。子宮頸がん検診を2年以上、行っていない人は一緒にしてもらいましょう。 婦人科での治療は、多くの場合、エストロゲンを含有した腟錠(腟にお薬を入れる)を使います。 乳がんや血栓症などの心配がない40代以上の人は、ホルモン補充療法(HRT)を選択することもできます。ホルモン補充療法は、錠剤、パッチ剤、ジェル剤があります。 けれども、ホルモン補充療法だけでは、腟の潤いを取り戻せない人もいます。

腟周りの不快症状をレーザーで改善する治療もあります!

現在、エストロゲン腟錠による治療が婦人科で最も多く行われている治療法です。症状が進んでいる人は、毎日、継続して腟錠を入れる必要があります。腟錠であまりよくならない、毎日入れるのが面倒、という人は、レーザーによる新しい治療が一部の病院でできるようになっています。顔のリフトアップやたるみ改善に使われている炭酸ガスフラクショナルレーザーを腟と外陰部に照射する新たな治療法です。

更年期以降の女性ホルモン減少によって起こる腟粘膜の萎縮を改善する外陰腟部の最新レーザー再生術を「モナリザタッチ○R」と言います。腟粘膜の萎縮による不快症状(乾燥、臭い、かゆみ、性交痛、排尿障害・尿もれ)、外陰部のしわ、たるみが気になる人に行われています。麻酔クリームを塗り、腟内に専用プローブを挿入。レーザー照射は約1分間。プローブを変えて、外陰部も約3~5分、レーザー照射します。即効性がありますが、継続して2~3回行うと、さらに効果が高いと言われています。自由診療なのでクリニックによって費用は異なりますが、1回80,000円程度で行っているクリニックもあります。「モナリザタッチ○R」の治療は、「ジュノ・ヴェスタクリニック 八田」八田真理子先生のもとでも行われています。

骨盤底筋トレーニングは、デリケートゾーンの粘膜ケアに有効

腟や外陰部の萎縮に伴う不快症状のセルフケアとして、日常生活で骨盤底筋群の筋力を落とさないように、骨盤底筋トレーニングを欠かさないことが大切です。若いときに運動をしていたかどうかより、今から骨盤底筋トレーニングを習慣にできるかが粘膜の不快症状を遅らせるためには大事と言われています。腟を内側に引き込むことをゆっくり繰り返すだけで、トレーニングになります。お風呂で手を腟に当てて、締まりを確認するのもいいでしょう。

<トレーニング方法例>01.背筋を伸ばし、両かかとをつけ、つま先を少し外に開いて立ちます。 02.ゆっくりと呼吸をしながら、膝をつま先の方向に曲げます。 03.次に曲げた膝をゆっくり伸ばしながら、腟の引き込みを意識して、両脚の内ももをピッタリとくっつけます。 04.これを5~10回、ゆっくりと繰り返します。

普段から腟を意識して! 締めつける下着はNG。

普段から、腟の引き締めを意識して生活を送るだけで違ってきます。太りすぎも、痩せすぎも、腟周りの筋力低下につながります。また、締めつける下着をつけないようにすることも大事です。お手入れは、デリケートゾーン専用ソープで優しく洗うようにします。また、性交時に使う、腟を潤わせる潤滑ゼリーもあります。

mika_masuda.jpg増田美加(ますだ・みか)さん女性医療ジャーナリスト。 2000名以上の医師を取材。予防医療の視点から女性のヘルスケア、エイジングケアの執筆、講演を行う。乳がんサバイバーでもあり、さまざまながん啓発活動を展開。著書に『医者に手抜きされて死なないための 患者力』(講談社)、『女性ホルモンパワー』(だいわ文庫)ほか多数。NPO法人みんなの漢方理事長。NPO法人乳がん画像診断ネットワーク副理事長。NPO法人女性医療ネットワーク理事。NPO法人日本医学ジャーナリスト協会会員。公式ホームページ http://office-mikamasuda.com/

image via Shutterstock

Writing by増田美加

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