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焼き魚、お寿司、丼......どんな料理でも美しく食べきるコツ

木谷梨子

焼き魚、お寿司、丼......どんな料理でも美しく食べきるコツ

味覚の秋、外食のお誘いが増えると、人の視線が気になることも。食事の仕方は人の印象を大きく左右するもの。そこで、「マナースクール ライビウム」代表の諏内えみさんがまとめた『オトナ女子のための美しい食べ方マナー』で、基本を確かめてみました。

食べにくいものでも、品よく美しく食べるコツがある

大人の女性が食事をする場面では、男性とはすこし違った「品のよさ」が求められるのかもしれません。男性なら豪快な食べっぷりが好ましく映っても、女性が同じ所作をすると「下品」「がっついている」といった印象を与え、周りを不快にさせてしまう場合もあります。この本に載っているマナーは、食べにくいものでも最後までエレガントに食べきるためのコツとも言えるもの。

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オトナ女子のための美しい食べ方マナー / 1,250円(税別)

魚はひっくり返さない

「魚をひっくり返して食べる様子は美しくない」という価値観は、ほぼ世界共通と考えてよさそう。まずは表面の身を食べ、中骨を外してお皿の空きスペースに移し、それから下の身をいただくのが基本形。裏返すと身が散らかるリスクも高まります。できるだけ置かれたままの姿で食べ進める奥ゆかしさが、美しく食べきるコツです。

肉は力いっぱい切らない

ステーキなどの大きなお肉を切る際、力むと優雅さに欠けるもの。ナイフとフォークは、脇をしめて「||」ではなく「ハ」の字にかまえると、肩やひじから力がぬけてエレガントな所作に。口いっぱいにほおばるのはNGなので、一口分サイズを小さめに見積もってカット。

フォークは持ちかえない

メインディッシュに添えられる野菜は、フォークを持ちかえずそのまま左手のフォークで刺すか、腹(内側のくぼみ)にのせて食べること。ほかのマナー本にも、右手に持ちかえる食べかたは洋食が伝わったばかりの明治時代の名残で、現在は持ちかえないのが通常であり、フォークをウロウロさせるのは料理に失礼、と書かれています。右利きが多い日本人には慣れが必要。

お寿司は寝かせてから持ち上げる

日本人なら心得ておきたい、握り寿司の食べかた。女性の手で「つまんで口まで運ぶ」動作をスムーズに行うのは意外とむずかしく、初心者が品よく食べようとするなら、お寿司はお箸でいただくのが無難。一度横に倒してからはさんで持ち上げ、シャリではなくネタに醤油をつけると、かたちが崩れにくくきれいに食べられます。

丼ものも品よく食す

あまり固いことを言うのが似合わない庶民派料理の丼ものにも、食べかたのコツがあります。女性の場合、丼にじかに口をつけて「ガッ!」とかきこむ格好がさまにならないのです。ご飯と具をなじませながら、一口分ずつお箸で持ち上げて。背中を丸めずに美姿勢を保って食べること。

諏内さんいわく、マナーとは「絶対こうしなければならない」という強制ではなく、その場の空気や集まった人に合わせる柔軟さも含んだもの。「間違ってるよ」なんて指摘して相手に恥をかかせることこそ、最大のマナー違反だということも忘れずに。

マナーが身につくと食事に集中できる

「マナーを意識すると緊張してかたくなるから、食事を楽しめなくなりそう」というイメージがあったけれど、むしろ、どのようにふるまったらいいかを知ったほうが、食事そのものに集中できると気づきました。

食べかたに対する迷いが消えると、お料理の味、季節の食材、香りや色、お店の雰囲気などの感じかたが深まってきます。なにより、ともにテーブルについた大切な人との会話を楽しめるゆとりが生まれるのがうれしい。ひとつでも多くマナーをおぼえて、食を心で味わいたいと思っています。

オトナ女子のための美しい食べ方マナー

※「フォークは頻繁に持ちかえない」の項は持ち手を変えることがないため「フォークを持ちかえない」にあらため、また、一部記事を訂正いたしました。(2017年10月31日14時00分)

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