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肌のうるおいの根源「ラメラ構造」に着目。世界初の洗浄技術「ラメランス テクノロジー」

キレイのテクノロジー

肌のうるおいの根源「ラメラ構造」に着目。世界初の洗浄技術「ラメランス テクノロジー」

あっと驚く効果が期待できる、注目の美容成分や画期的な新技術の秘密を探るべく、今回は「#キレイのテクノロジー」のイラストを手がける小鳥遊しほさんが研究所を直撃。訪れたのは、肌のうるおいに大切なラメラ構造を壊さず洗うテクノロジーを開発した、と話題のクラシエホームプロダクツのビューティケア研究所です。

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洗浄料(※1)が、肌のうるおいの根源「ラメラ構造」を壊していた?

「皮膚洗浄の分野に携わり、洗うことの一番の目的でもある汚れを落とすことを追求し続けてきました」と話すのは、世界初(※2)といわれる今回の技術「ラメランス テクノロジー」を開発したクラシエホームプロダクツ ビューティケア研究所の簗瀬香織さん。

研究の過程で洗浄した後の肌を測定したら、時間を追うごとに肌の水分量が減り、2時間経ってもその水分量が戻らないという事実に直面。

簗瀬さん:「肌の潤いを奪ってしまっていることにショックを受け、洗浄による皮膚への影響をいちから見直すことにしました」

肌のもっとも外側にある角質層は、角層細胞がレンガのように何層にも積み重なり、細胞間脂質がその隙間をモルタルのように埋めた構造になっています。体外からの異物の浸入を防ぎ、体内の水分が蒸発するのを防ぐバリア機能としての働きをしています。

簗瀬さんが特に着目したのが、水分と油分が交互に並んでミルフィーユのような層状のラメラ構造になっている細胞間脂質。ラメラ構造が乱れると肌が荒れることはすでに周知の事実だったので、きれいに整っていることこそ、肌のうるおいをキープするのに重要。そんな着眼点から開発がスタートしました。

ラメラ構造を守って、うるおいを元から逃さない技術とは?

簗瀬さん:「研究を進めたかったけれど、角質層はわずか0.02mmとごく薄く、その中にあるラメラ構造の変化はナノレベルのサイズで、研究所の装置では測定することができませんでした。そこで、放射光を用いた特別なX線がある世界最高性能の施設「SPring-8」での研究を申請しました。「SPring-8」のより高性能なX線で今まで見えなかった構造を知ることができ、洗浄成分がラメラ構造に入り込んで乱していることを初めて確認することができたのです」

洗浄により乱れたラメラ構造の隙間から水分が逃げることで肌が乾燥すると確認した後は、すぐさまラメラ構造を壊さずうるおいを逃さない洗浄成分を探索。これは、今までの保湿効果のある成分を与えるという視点とは全く異なるアプローチでした。

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※クラシエ従来品使用時

探し始めて約6年、ついにラメラ構造に浸入しない洗浄成分を発見し、これをもとに洗浄技術「ラメランス テクノロジー」の開発に成功。気になっていた水分蒸散量を検証したところ、「ラメランス テクノロジー」では水のみで洗ったときと同じくらい少ない蒸散量だったそう。これこそ、まさに簗瀬さんが求めていた結果だったのです。

「ラメラ構造を壊さないことで肌本来のうるおいを守り、洗浄後はもう急いで保湿ケアをしなくても平気です」と言い切る簗瀬さん。

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小鳥遊さん:「洗顔料があると嬉しいですね」

簗瀬さん: 「今後、皮膚洗浄の分野で幅広くこの技術を応用していけるよう、さらなる研究を続けていきます」

洗浄料には、汚れを落とすのはもちろん、気持ちよく洗うことで一日をリセットする役割がある、そう信念をもって取り組む彼女の次の研究に期待したい。

(※1) クラシエ従来品(※2)洗浄での皮膚への作用メカニズムにおいて2成分<洗浄成分:ラウロイルアスパラギン酸Na、保湿成分:ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、セラミド2、セラミド5>を配合することで、ラメラ構造を壊さずに洗う独自のボディウォッシュ処方(Mintel Japan社データベース内 2016年11月クラシエ調べ)

(イラスト・小鳥遊しほ

201710_tech__pro1.jpgクラシエ ホームプロダクツ ビューティケア研究所第一研究部長代行簗瀬香織さん入社以来、皮膚洗浄分野において新しい素材の皮膚への有用性や処方開発に従事。2011年春に発売された洗浄料「ナイーブ」の製剤の開発も担当。

201710_tech_pro2.jpg小鳥遊しほさんイラストレーター/フードコーディネーター/モデル/株式会社おもうつぼ代表「こまりくま」LINEスタンプやTwitter公式ステッカーなどイラスト製作の他、多数のコラムやレシピ連載を持つなど幅広く活動。 美容師免許・調理師免許・小型船舶操縦士免許1級をもつ。新刊発売!「こまりくまブック」/(河出書房新社)

蓮 真奈美

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