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秋のアウトドアでも要注意。マダニに噛まれたらどうする?

秋のアウトドアでも要注意。マダニに噛まれたらどうする?

今年の夏大きなニュースとなっていたマダニ。世界中に生息していますが、まだ日本ではなじみの薄いこの「小さなバンパイア」。私たちはどのように防ぎ、そしてもし噛まれたらどうすればよいのでしょうか

マダニは小さく、見つけることが困難

その蜘蛛のような見た目から、多くの人が「木からぶら下がっている」イメージがあるのではないでしょうか。実際には深い山奥だけでなく自宅の庭(マダニに刺された人の40%が庭で噛まれたと報告されている。)、またあちこちの草むらにもいて、山歩きや散歩などで通りがかった際、露出された足や動物などの体にくっつき、血を吸い始めます。

非常に小さい彼らは全長約2、3ミリ。見つけることが困難なだけでなく、噛む際に「麻酔」のような分泌物を口から出すため、気づかれることなく食事にありつけるのです。最長15日間肌を噛み続け、血で体をパンパンに膨らませる(200倍まで膨らむ)なんてこともザラ。発見が遅くなることが一番の大きな問題点です。

そしてその生命力の強さはよく知られており、10年も生きるマダニもいるのだとか(血を吸わなくても平均3〜5年ほど生きる)。水の中でも3週間問題なく生きるとされ、またマイナス12度の冷凍庫でも24時間生き延びるのだそう。湿度が85%以上の天気や雨の日を非常に好むので、梅雨の季節には注意が必要ですね。

特に怖いのがウイルス感染。長い口を肌の中に刺して血を吸う際、出した唾液の中に含まれるとされるFSME(ダニ媒介性脳炎)とライム病が代表的なものです。ただしこれらの病気はすべてのマダニが持っているわけでなく、およそ半分が病原体を持っているのだそうです。

ドイツでは、マダニの予防接種が推奨されており、特にマダニの多い地域に住む人や小さな子どもたちには必須。遠足など行く前には必ずといっていいほど確認の連絡が行われます。秋口の暖かい日まで活発であり、また気温が5度以上あれば冬でも動くため、これから出かける人も再度注意が必要かもしれません。

肌の露出を避けることが一番の安全対策

重要なのはもちろん、草の深いところに行くのを避けること。山歩きなどの場合は必ず長袖・長ズボン着用、マダニ予防のスプレーやクリームを使用しましょう。また帰宅したら必ずマダニの好むといわれる腹・胸部・膝裏・耳の裏等、細部まできちんとチェックし、シャワーを浴び、服も洗濯してしまうとよいでしょう。ただし40度で洗ってもまだ生きているので、それ以上の温度で洗濯、更に乾燥機を使うと効果的です。

犬やペットに関しては、獣医さんに相談するのがおすすめです。ライム病の予防接種や、またマダニの嫌いな化学物質を含んだペット用の首輪(「スポットオン・プレパラート」と呼ばれる)なども販売。しかし強い薬物は心配という人は、ココナッツオイルを使用すると良いかもしれません。

良質のココナッツオイルの60%に含まれているラウリン酸が抗菌活性し、バクテリアやウイルスの繁殖を防ぐだけでなく、ヘルペスやおたふくかぜの治療にも長いこと使われてきたことを指摘する獣医が多くいます。そしてマダニはこのラウリン酸を極端に嫌うのだそう。ベルリン自由大学における研究では、すでに10%ラウリン酸を含む液体を肌に塗った場合、88%のマダニがその箇所を避けるという結果が出ています。

ウイルス感染は心配ですが、噛まれてから12〜24時間経つ前に発見、マダニを的確に抜いてしまえば問題がありません。ただし無理やり引っこ抜くと頭だけ肌の下に残ってしまう可能性があるため、適切な「マダニ対策グッズ」にて取り除きましょう

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ドイツで売られているのはたとえばこちら。テレホンカード大の大きさで、持ち運びに便利。マダニは頭を丸ごと肌の中に突っ込んで垂直に体だけ出ている状態なので、このカードの隅にある二股の間に「首根っこ」をはさみ、まるでシャベルのようにゆっくりと頭を「ほじくり返す」ことできれいに取れるのだそう。

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こちらはマダニを取り除く専用のピンセット。先が非常に繊細な作りで、小さなマダニでも挟んで逃さない。ただし力の加減が難しく、コツをつかみづらい。力を入れすぎてしまうと頭がつぶれてしまう可能性が。

マダニの存在は怖いですが、あまりお金をかけずに予防できるものばかり。ぜひ準備しておきたいですね。

zecken.de,ZECKEN ROLLEN,Tierarztpraxis

image via Shutterstock

キュンメルめぐみ

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