子どもの頃に夢見た『人魚姫』。グリム童話やディズニーの物語で、その美しい姿に憧れたことがある人は多いことでしょう。フランス南部の街マルセイユでは、そんな夢を実現させてくれるマーメイド・スクールシレーン・バイ・パールイベンツ(Sirène by perle events)」が2015年5月に創設されました。

筋肉と心血管が鍛えられる立派なスポーツ

特別に作られた人魚のヒレのコスチュームの中に両足を入れ、体のバランスをとりながら水中で動くスポーツ。元シンクロナイズド・スイミングのフランスチャンピオンだったジュリア・サルデラ(Julia SARDELLA)さんが、約13年来のプロジェクトを実現する形で主催しています。

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Photo by Perle Events

一見、女性の夢を叶えたお遊びに見えるかもしれませんが、体験者は「かなりスポーティブで疲れる」と語っているほど。実際新たなスポーツとしてその領域を構えつつあるようです。

こちらのマーメイド・スクールでは、ピラティスメソッドに基づき、体の左右のバランスを整えたうえで、水中での動きがスムーズになるようにしています。人魚泳ぎ(マーメイディング)はたいていが水深1〜2mで行なわれるものなので、もちろんある程度泳ぎが得意であることが参加の前提条件。さらに、マーメーディングはシンクロナイズド・スイミングの要素も持ち合わせており、チームワークが必要なスポーツだといいます。

コースには、20分間ピラティスを行なった後、30分間マーメイディングを実践するというものがあります。このプログラムでは、筋肉の働きと心血管の働きを活性化させながら腹筋を鍛えるため、800キロカロリー分も燃焼されるのだそう。そのため、ほどよく引き締まったプロポーションが叶います。もちろん子ども用のクラスもありますが、意外なことに、女性だけでなく男性の申し込みも多いのだとか。

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Photo by Perle Events

世界で最初のマーメイド・スクールはフロリダにあり、その後、フィリピン、ドイツ、スペインやカナダでも創設されています。2014年に既におおやけに取り入れられていたドイツでは、「ミス・マーメイド」を決めるべく大会が開かれており、そこではコスチュームの美しさやダイビング時間、アート・パフォーマンスを競うようです。

人魚やイルカのように水の中を自由に泳ぎ回ってみたい。そんな夢を実現させてくれるマルセイユのスクールでは、体験コースも準備しています。

[IRENES]