ランナーの鈴木莉紗さんに聞く「ランニングを続けるメソッド」、最終回は都内のおすすめランコースをご紹介します。ちょっぴりセレブな気分にひたれる、都会の穴場スポットも。夜ランの危険を未然に防ぐ心構えについてもアドバイスをいただきました。
鈴木莉紗さん
SBIアラプロモRC所属。陸上未経験者にも関わらず、走歴1年半の時点でサブスリーを達成。ランニング専門誌『ランナーズ』の表紙モデルを務めたことで注目を集め、その後多くのメディアに登場。現在は加圧トレーナーとして働く傍ら、市民ランナーとして活躍中。フルマラソンのパーソナルベストは2時間39分56秒。著書に『1日10分も走れなかった私がフルマラソンで3時間を切るためにしたこと』『フルマラソンを最後まで歩かずに「完走」できる本 一番やさしい42.195kmの教科書』(ともにカンゼン刊)がある。
走りやすく、利用者も多い「駒沢公園」
「路面がきれいに整地されていて、とても走りやすいジョギングコース。距離表示があるので初心者でも目標設定がしやすく、走った距離がわかりやすい。
公園内のトレーニングルームには更衣室、シャワー、ロッカーもあり、多くのランナーが利用しています。木立のあいだを走るので日陰が多く、暑い時期のランニングにも適しています。」(鈴木さん)
周りの施設も充実「代々木公園」
「道が平坦で、木々も茂っていて走りやすいコース。東京体育館や、代々木公園陸上競技場(織田フィールド)をランニングステーションのように利用することができます。走ったあとは、富ヶ谷の「八幡湯」をランステ的に使うこともあります。最近はランナー歓迎の銭湯も多いので、チェックしてみてください。
注意点は、夜ランには不向きということ。暗くなるので、女性ランナーがひとりで走るのはおすすめできません。」(鈴木さん)
きれいな都会のオアシス「檜町公園」
「東京ミッドタウンのすぐ傍らにある檜町公園ランニングコースは、都会のオアシスのようでとてもきれい。一周1.3kmで、アップダウンのあるコースです。距離表示もちゃんとあります。
まだ走っている人があまりいないので、ちょっとハイソサエティな気分にひたれます(笑)。」(鈴木さん)
昼は爽やかな緑、夜はライトアップも魅力「皇居」
「スピードを上げて走っているシリアスランナーが多く、道幅が狭くなるところもあるので、初心者にはちょっと走りづらいかもしれません。でも着替え場所もありますし、一周ジャスト5kmで、アップダウンに富んでいるので体力と走力を上げるトレーニングには適しています。
半蔵門から下っていくと視界がパーッと開けるところがあって、気分爽快。朝は緑が爽やか、夜はライトアップされて......と、まったく違う顔を見せてくれるのも魅力的です。」(鈴木さん)
鈴木さんによると、初心者が走るなら周回コースがおすすめだそう。直線コースは距離を走ると戻ってくるのに時間がかかりますが、周回コースは走る距離を調整しやすく、自分の体調に合わせて走ることができるのが理由です。
大空の下で思いっきり、のびのびと走るランニングは気分爽快。好きな音楽を聞いて自分の世界に没頭しがちですが、常に周囲には気を配り、夜ランでは安全な環境かどうかを見極める冷静さも必要です。
「暗くなったら、木々が茂っていたり見通しが悪かったりする場所は、けっしてひとりでは走らないようにしてください。実際に痴漢やストーカー被害も出ています。とにかく暗いところにはいかず、走るなら大通り限定で。そして、イザというときにすぐに対応できるように、イヤホンなどで両耳を塞がないこと。夜は車からも見えにくくなりますから、反射板(リフレクター)を身につけて視認性を高めることも大切です。」(鈴木さん)
「ランニングは、人生を変える力のあるスポーツ」と語る鈴木さん。自分が生まれ変わったような充実感を感じながら、楽しく幸せなラン生活をぜひ実践してみてください。
>>「ランニングを続けるメソッド」インタビューはこちら>>「ランニングを続けるメソッド」ランシュー編はこちら>>「ランニングを続けるメソッド」ランウェア編はこちら>>「ランニングを続けるメソッド」ラングッズ編はこちら
Ranking
Sponsored
What's New
Horoscope
毎月1日と15日に更新!
プレゼント応募やおすすめ情報をGET!メルマガ会員登録はこちら