1. Home
  2. BODY
  3. 骨密度、調べたことがありますか?【カラダ戦略術 Vol.8】

骨密度、調べたことがありますか?【カラダ戦略術 Vol.8】

カラダ戦略術

骨密度、調べたことがありますか?【カラダ戦略術 Vol.8】

自分の体をきちんと知ろう!をテーマに、増田美加(女性医療ジャーナリスト)さんによる連載「カラダケア戦略術」。vol.7&8のテーマは、「骨」。Vol.7では、自分の骨の状態を知るポイントをお届けしました。Vol.8では骨密度をアップする方法について学んでいきます。

骨密度の検査は、こんな女性が行っておきたい検査です。

・食事に無頓着なほうだ・つまずくことが増えた・背が縮んだ気がする・背中や腰に痛みがある・偏食だ・極端なダイエット経験がある・生理不順が長い間あった・卵巣機能に問題がある・若いころから運動不足気味だ

背中や腰の痛みで動作がぎこちない、腰痛はあるがレントゲン検査では異常がない、掃除や洗濯物を干すのがつらい、息切れしやすい...なども要注意の症状です。骨粗鬆症の可能性があります。骨粗鬆症が怖いのは、もろくなった骨は、体の重みが加わるだけで潰れて圧迫骨折を起こすことです。圧迫骨折が起きていても、痛みを伴わない場合もあります。特に、40歳以降になったら、骨密度測定を定期的に行うことが重要です。

腰椎と大腿骨頸部の骨から減っていきます

圧迫骨折が起こりやすいのは、腰椎と大腿骨頸部の骨です。過激なダイエット経験がある人は、大腿骨頸部の骨密度から減ってきます。寝たきりのいちばんの原因が大腿骨頸部の骨折と言われています。骨密度は、20代女性の正常な骨密度を100%として判断します。80%以上の正常範囲に位置していれば問題なしですが、70~80%だと骨量減少、70%未満で骨粗鬆症です。最終的な骨粗鬆症の診断には、骨密度測定のほかに、レントゲン、血液検査や尿検査による骨代謝マーカーの測定などを組み合わせて、診断します。40歳以上の女性を対象に、5年刻みに骨密度の検診を行う自治体も多くなっています。閉経後になったら、女性は年1回検診を受けることが大切です。

大事な骨密度を増やす方法とは?

骨粗鬆症は男性でも起こりますが、女性ホルモンの減少が骨密度を低下させるため、女性に多いのが現状です。それだけでなく、遺伝的要因やバランスの悪い食事(極端なダイエット)、運動不足、生活習慣も大きく関係します。 病院では、骨密度を調べて、骨量減少の診断が出たら、すぐに治療と骨折予防を始めます。適切な治療や生活習慣の改善で、骨密度の低下をくい止めることが可能です。病院では、骨形成と骨吸収に関係する「活性型ビタミンD3」、骨形成促進作用のある「ビタミンK2」、更年期症状も併せて治療できる「女性ホルモン剤(エストロゲン)」、骨密度を増やす「ビスフォスフォネート」、エストロゲンと似た作用のある「SERM(サーム)」、骨吸収を抑制し鎮痛作用もある「カルシトニン(注射薬)」などの中から、その人の骨粗鬆症の状態に合わせて、最適なものを選んで治療します。

骨のためには、カルシウムだけではダメなんです!

骨粗鬆症は、"骨の生活習慣病"とも言われています。30代、40代なら、いまから予防に心がけることで、病院で治療を受けなくて済みます。バランスのとれた食事と適度な運動で、骨密度の低下を防ぎ、骨密度の低下を遅らせることが可能です。食事では、カルシウム、ビタミンD、ビタミンK、ビタミンB群など、骨と筋肉にいい栄養素を積極的に摂りましょう。カルシウムだけ摂っていても実は、ダメなんです。特に、カルシウムとビタミンDは、同時に摂ることで、腸管でのカルシウム吸収率をアップすることができます。カルシウムは1日700~800mg、ビタミンDは1日10~20μgが目標です。目安としては、乳製品、小魚、野菜、大豆の中から、1日2種類を組み合わせて摂ることで1日の必要量の約半分が摂取可能になります。また、ビタミンBのサプリメントを使うときは、ビタミンB群(コンプレックス)で摂りましょう。B群の葉酸は、骨質を保つコラーゲンの生成を助けてくれます。

カルシウムを蓄えるために体重をかける運動を!

骨にカルシウムを蓄えるためには、体重をかける運動が大事です。特に有効なのは、ウォーキング、ジョギング、エアロビクスなどです。運動は、エレベーターやエスカレーターを使わずに、階段の上り下りや歩くことを増やすだけでも効果があります。適度に太陽光を浴びながらのウォーキングもおすすめです。強い骨を作ることが、スタイルアップ、シェイプアップの基本です!

mika_masuda.jpg増田美加(ますだ・みか)さん女性医療ジャーナリスト。2000名以上の医師を取材。予防医療の視点から女性のヘルスケア、エイジングケアの執筆、講演を行う。乳がんサバイバーでもあり、さまざまながん啓発活動を展開。著書に『医者に手抜きされて死なないための 患者力』(講談社)、『女性ホルモンパワー』(だいわ文庫)ほか多数。NPO法人みんなの漢方理事長。NPO法人乳がん画像診断ネットワーク副理事長。NPO法人女性医療ネットワーク理事。NPO法人日本医学ジャーナリスト協会会員。公式ホームページ http://office-mikamasuda.com/

増田美加

  • facebook
  • twitter
  • hatena

    Ranking

    1. 正しい糖質制限って? 糖質が怖くなくなる6つの秘策

    2. 免疫治療で肺がんに勝利。アメリカの研究で明らかに

    3. 人生が変わる。「習慣」を味方につけると起こるいいことは?

    4. 糖質約96%カットも。低糖質・低カロリーおやつ10選

    5. 続けると糖尿病に。生活習慣でやりがちな間違っていること6

    6. 「果物を食べると太る」は誤解。糖質が怖くなくなるズルイ食べ方

    7. 糖質オフ・制限の基本と効果的に行うポイントは?

    8. ダイエット&冷え対策! もち麦入り、具だくさんの食べるスープの作り方

    9. 「糖質制限ダイエット」管理栄養士に聞く効果と方法【完全版】

    10. 貧血のとき、意外なNG食品ってなに?

    1. 正しい糖質制限って? 糖質が怖くなくなる6つの秘策

    2. 人生が変わる。「習慣」を味方につけると起こるいいことは?

    3. 更年期が始まる年齢は、食事が関係している?

    4. エリザベス女王の食習慣。健康でご長寿なのは、ヘルシーな食事のおかげ?

    5. 7月10日は納豆の日。納豆をもっと効果的に食べる5つの方法

    6. 長子はIQが高い? きょうだいの生まれ順が、あなたの性格に与える影響

    7. 免疫治療で肺がんに勝利。アメリカの研究で明らかに

    8. 貧血のとき、意外なNG食品ってなに?

    9. 【7月の新月】自分を知るための特別なタイミング

    10. 女医さんに聞く、デリケートゾーンのモヤモヤを吹き飛ばすヒント

    1. 人からほめられたとき、この言葉は言ってはだめ! NGな返事4種

    2. 貧血のとき、意外なNG食品ってなに?

    3. 麺類を食べても太らない3つのコツ

    4. 正しい糖質制限って? 糖質が怖くなくなる6つの秘策

    5. サインを見逃さないで。心臓病を防ぐ、10の身近な方法

    6. 人生が変わる。「習慣」を味方につけると起こるいいことは?

    7. 20キロ以上やせた女性たちが紹介。ダイエットに効果的なヘルシーおやつ9つ

    8. 薄い色は栄養不足? 経血の色6パターンでわかる身体の変化

    9. 人間関係をスムーズにして、「敵」を作らないためのマインド術

    10. しこりだけじゃない? 疑うべき乳がんのサイン4つに気をつけて

    骨密度、調べたことがありますか?【カラダ戦略術 Vol.8】

    FBからも最新情報をお届けします。