朝晩が過ごしやすくなってきて、夏場にストップしていたスポーツやトレーニングを再開する人も多い季節。また季節代わりで疲れが出やすい時期でもあります。そんな日のランチや簡単なディナーの主食としてもぴったりのビタミンとタンパク質をたっぷりチャージできるパスタメニューをご紹介します。

メインの食材は、今が旬のパプリカとタンパク質たっぷりヘルシーな海老。生クリームは使わずにジャガイモでクリーミーに仕上げ、スポーツする身体をサポートする色鮮やかなクリームパスタです。

ビタミンの宝庫、色鮮やかなパプリカ

20170907_paprika_2.jpg通常の緑のピーマンに比べて、パプリカのビタミンCは2倍、ビタミンEとA、カリウムも豊富なうえにカロテンは7倍ともいわれる栄養価の高い野菜。生で食べるのもシャキシャキして美味しいですが、焼いたり、煮たり、蒸したりすれば、柔らかくさらに甘みが増します。油で調理すればビタミン類の吸収率も高まります。

美味しいパプリカの選び方

皮にしわが無く、肉厚で柔らかく瑞々しいもの。ヘタの部分が切り口が新しく緑色で、ハリとツヤがあるものが新鮮で美味しいパプリカの証です。

パプリカは何色あるの?

緑パプリカは幼果。完熟すると赤や黄色、オレンジのお馴染のパプリカになります。じつは白や紫のパプリカもありますが、どちらも未熟果のままを利用するもので、あまりお店では見かけない珍しい色かもしれません。

海老とポテトのパプリカクリームパスタ・ローズマリーの香り

20170907_paprika_1.jpg<材料>(2人分)

オリーブオイル 大さじ2
ニンニク 1/2片
パプリカ 1個(お好みの色のものを)
ジャガイモ 中1個
牛乳 100cc

材料A
オリーブオイル 小さじ2
むき海老(冷凍可) 白ワイン50cc
ローズマリー 少量

材料B
水 100cc
コンソメ 小さじ1/2

<下準備>

・ジャガイモの皮を洗い、ラップで包みレンジ500wで3分加熱。皮と芽を取り除く。
・海老は背ワタを取り除き、立て塩・真水で洗って水けを拭きとる。
・海老に塩コショウ・片栗粉(小さじ2)をまぶす。
・パプリカの切れ端で少量のみじん切りを用意。(トッピング用)

<作り方>

(1)フライパンにオリーブオイルとニンニクのみじん切りを弱火で香りが出るまで炒める。
(2)パプリカの千切りとジャガイモの角切り(1/2個分)を加え、中火でしんなりするまで炒める。
(3)(材料A)を加え、蓋をして中火のまま5分煮る。
(4)火を止め、牛乳と共にミキサーにかける。
(5)(3)のフライパンを軽く拭きとり(材料B)とジャガイモの角切り(残り1/2個分)を加えて、中火で海老の両面に焼き目を付ける。
(6)ローズマリーを取り除き、白ワインを加え、アルコールを飛ばす。
(7)(4)を加えてひと煮立ちさせ火を止める。
(8)たっぷりのお湯に塩を加えパスタを茹でる。(7)と絡め、粗挽き黒コショウとパプリカのみじん切りをトッピングとして散らして完成。

調理のポイント

パプリカを柔らかく煮て、ジャガイモと牛乳を一緒にミキサーでピューレ状につぶすと、色鮮やかで生クリームを入れたホワイトソースのようなとろみが出ます。

ローズマリーは、少し炒めれば香りは十分に付きます、長く入れ過ぎると香りが強くですぎるので、すぐに取り出すのがおすすめ。

参考文献:「からだにおいしい野菜の便利帳」高橋書店

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(フードコーディネーター・料理のツボ研究家 つちだ縁)

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