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涼しくなってくると本格的なスポーツの秋の始まりです。身体を動かすために必要なエネルギーは何といっても糖質。中でも、消化・吸収がよいため食べてすぐエネルギーとして利用できるフルーツは、スポーツのお伴にぴったりです。アスリートが試合前にバナナを食べるのには、こうした理由があるのです。

今回は、持ち運びに便利なドライフルーツに、身体のコンディションを上げるスーパーフードを組み合わせたエナジーバー、エナジーボールのレシピをご紹介します。

中鎖脂肪酸×抗酸化力! ベリーのショートケーキバー

20170906_fruit_1.jpg<材料>(8×3cm 4~5本分)
アーモンドパルプ(アーモンドミルクを搾った後のパルプ) 1/2カップ
ココナッツフレーク 1/3カップ
ココナッツバター 小さじ1
ドライマルベリー(ドライ) 1/3カップ 
ドライブルーベリー(ドライ)、フリーズドライストロベリー お好み量
塩 1つまみ

<作り方>(1)ブルーベリー、フリーズドライストロベリー以外の材料をブレンダーで混ぜる。
(2)(1)に、ブルーベリー、フリーズドライストロベリーを加え、手で混ぜ合わせる。
(3)(2)に、四角い型に押し付けるようにして形を整える。

スーパーフードメモ:マルベリー、ブルーベリー、ココナッツ、アーモンド

普段から抗酸化力の高いものを食べていると、筋肉へのダメージが少なく、疲労の回復が早くなるといわれています。抗酸化作用の高いフルーツといえばベリー。スポーツ前後に限らず意識して食べたいですね。

さらに、ココナッツに含まれる脂肪分「中鎖脂肪酸」は、エネルギーとして利用しやすいため、持久力を高める作用があるといわれています。エネルギーとして消費されやすく、体脂肪として貯蔵されにくいので、体重コントロールにも有効な成分です。

アーモンドには、抗酸化作用で知られているビタミンEがたっぷり。そして、マグネシウムを始めとするミネラルも豊富で、筋肉の収縮をサポートするなど代謝を促進する働きがあります。アーモンドミルクを搾った後のパルプ(搾りかす)はロースイーツやローフードはもちろん、ピーリングマスクなどお肌のケアにも大活躍するので、捨てずにとっておきましょう。

ローカカオボールで、抗酸化力とオメガ3を補給

20170906_fruit_2.jpg<材料>(2.5cmのボール 約12個分)
カシューナッツ 1/2カップ(1時間ほど浸水させ、水を切る)
デーツ 2個(水で戻す)
ローカカオパウダー 大さじ1
カカオニブ 大さじ3
チアシード 大さじ1
塩、カルダモン、ナツメグ 各少々
固さの調節用のアーモンドパルプ 適量

<作り方>(1)カカオニブ、アーモンドパルプ以外の材料をブレンダーで混ぜる。
(2)(1)に、適度な固さになるようアーモンドパルプを加えてさらに混ぜる。
(3)(2)に、カカオニブを混ぜ合わせ、丸い形に整える。

スーパーフードメモ:ローカカオ、カカオニブ、チアシード

スポーツをして身体を動かすと、フリーラジカルが生成されます。そのため、スポーツ前後はいつも以上に抗酸化力の高いものを食べるのがおすすめです。

抗酸化力が高く、筋肉の収縮に関わるマグネシウムの豊富なローカカオは、集中力を高める作用もあるためアスリートにも最適なスーパーフード。

オメガ3が豊富なチアシードは、脳に働きかけ、気分をよくする作用があることから集中力をサポート。抗酸化作用も高いことが知られています。

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(写真・文・レシピ:福田カレン)

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