初対面の相手に好印象を与える要素として、「笑顔」が大事なのはよく知られています。でも、笑顔って意外とむずかしいもの。断りたいときに少しでも笑顔を見せると曖昧な態度ととらえられたり、写真に写るときに笑顔をつくったつもりが、後で見ると引きつっているように見えてしまったり。

お手本にしたいのは、アメリカ人のような笑顔。キレイな白い歯をみせて屈託なく笑う顔には、まわりの人を惹き付けるポジティブなパワーを感じます。

アメリカ人がいつもニコニコしている理由

The Atlantic」によると、アメリカには移民の人が多いことから、非言語コミュニケーションである表情(笑顔)に頼るようになったそう。2015年に発表されたブラウン大学の研究では、16世紀以後のアメリカ移民の出身国の数は60か国以上。違う言葉を話す人たちがお互いを信頼し、ともに生活していくための潤滑油として、笑顔は重要な役割を果たしてきたようです。

英語の「笑う」動詞の多さも、そんな文化的背景を物語っています。「smile(ほほえむ)」「 laugh(声を出して笑う) 」「beam(輝くようなニコニコ顔)」「chuckle(くすくす笑い、ほくそ笑む)「giggle(くすくす笑う)」「chortle(声高に笑う)」「sneer(冷笑する)」「grin(にやっと笑う)」「cackle(かっかっと高笑いする)」「titter(神経質そうなくすくす笑い)」「guffaw(がはは笑い)」など、こんなにあったんだ、と改めて驚き。

日本人の笑顔は、よく外国の人に「アルカイック・スマイル」といわれます。これは、顔の感情表現はできるだけ抑えつつ、口元にだけ微笑みの形をつくるもの。古代ギリシャの彫刻や、仏像によく見られます。高貴でおしとやかな印象を与えるやさしい笑顔も素敵ですが、ときには感情を爆発させたような笑顔も見せると、より円滑なコミュニケーションにつながるのかもしれません。

笑顔のレパートリーを増やして、とくに初対面の人と会うときには、相手も思わずつられて笑顔になってしまうような笑顔を意識してみたいと思いました。

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