なんだか食欲がない……暑さ疲れのせいと思っていませんか? それとは別に、食欲不振は脱水が原因の場合もあります。自分でも気づかないかくれ脱水症状を改善するためには、水を飲むだけでなく、電解質もあわせて摂取することが必要です。今回は、電解質が豊富なフルーツに、食欲を刺激する作用のあるハーブをあわせた冷製スープと簡単スムージーのレシピをご紹介します。

冷製トマトバジルスープ

ml_fruits_0821_1.jpg<材料>トマト 中3個
バジル ひとつかみ(15枚程度)
パプリカ 1/2個
セロリ 茎1本
玉ネギ 中1/4個
ニンニク 1片(皮をむく)
松の実 大さじ2
レモン汁 1/2個分
塩、コショウ、オリーブオイル 適量

<作り方>・すべての材料をブレンダーで攪拌する。

スイカと大葉のスムージー

ml_fruits_0821_top.jpg<材料>スイカ 中玉1/10個
大葉 5枚程度

<作り方>・すべての材料をブレンダーで攪拌する。

電解質の豊富なフルーツ:トマト、スイカ

トマトとスイカ、どちらもカリウムという電解質がとても豊富! また赤い色素の成分リコピンは、抗酸化成分として知られるカロテノイドの中でも、特にアンチエイジング効果が高いものとして知られており、紫外線から肌を守る働きも期待できます。さらに抗酸化作用のあるカロテンも含まれ、トマトにはビタミンC・Aも豊富。熱で失われやすい栄養素も含まれるので、生のままいただくのがおすすめです。

食欲を刺激するハーブ:バジル、大葉

同じシソ科の植物であるバジルと大葉(シソ)は成分も似ています。カロテン、ビタミン類が豊富で抗酸化作用が高いだけでなくミネラルも豊富であることから、体内の組織に蓄積された重金属をキレートする作用があるとされています。また独特の香りの成分には、食欲増進効果や集中力を高める効果も期待でき、夏バテした身体をリフレッシュしてくれます。また殺菌作用もあるため、気温の高い夏場は上手に利用したい食材です。

大葉をトマトスープに、バジルをスムージーに使ってもおいしくできますし、トマトスープに麺つゆを加えて蕎麦つゆにするアレンジもおすすめです。ぜひお試しを。

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(写真・文・レシピ:福田カレン)

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