これから夏休みの予定を立てる人も多いはず。 今回はホテルの国際コンクールの審査員を務めるパリ在住のライター原 正枝さんに、自身が訪れた世界のホテルから「絶景スポット」「グルメ」「ビューティ」の3つの条件を網羅したMy Best Hotelを紀行文としてお届けいただきます。

旅を思い出深いものにするには、滞在するホテル選びは重要な鍵を握っています。ホテルの国際コンクール"プリ・ヴィレジアトゥール"の審査員を務める私がこれまで宿泊した数々のホテルの中から、3つの条件を全てクリアした一度は行きたい"世界3大ラグジュアリーホテル"をチョイスしました。

Hotel Royal|フランス
ロマンティックなレマン湖の畔で、エビアン水の恩恵を受ける

samsonite_royal001.jpgミネラルウォーターのエビアンでお馴染み、フランスのエビアンの町に佇むHotel Royal(ホテル・ロイヤル)は、プリ・ヴィレジアトゥールで2016年度の"ベストリゾート賞"の大賞に選ばれました。ここはかつて、イギリス王エドワード7世が痛風治療のための保養地として建てた由緒ある館。

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このホテルには室内と屋外のプールのほかに7種類のジェットバスを有した露天風呂があり、これらは清らかに澄んだエビアンの源泉水で満たされています。庭のインフィニティ・プールで泳ぎながらアルプス山脈を見渡していると、次第に心が癒されていきます。

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ギュスターヴ・ジョルムによるフレスコ画が麗しいガストロノミックレストランでベルエポックの時代に思いを馳せつつフランス料理を堪能するのも良いけれど、天気がよい日には、ぜひテラス席でお食事を

私がテラスでディナーを味わっていた時には、レマン湖の対岸に位置するスイスのローザンヌの私邸から偶然、煌びやかな花火が夜空に弾けて、思わず映画『ギャッツビー』のワンシーンを思い浮かべたほど――。

それはまるで、パーティを繰り広げるギャッツビーの館から打ち上げられる花火を対岸の家から眺めるデイジーの姿を連想させるほどロマンティックでした。これがもし海辺だったとしたら対岸は遠すぎて、恐らく花火を目にすることはできなかったことでしょう。

ゆっくりと降りていく夜の帳を眺めつつレマン湖の畔のレストランで味わうディナーは格別です。

Hotel Royal(ホテル・ロイヤル)

13 Avenue des Mateirons, 74500 Évian-les Bains France

Tel:+33(0)4 50 26 50 50

Viceroy Bali|インドネシア
山の神々が宿る渓谷を眺めながら、世界一おいしい朝食を堪能

samsonite_bali01.jpgそして、バリ島のウブドのプタヌ渓谷にそびえ立つViceroy Bali(ヴァイスロイ・バリ)は、2016年度の"ベスト アジア ホテル"部門で優勝

プライベートプール付きのラグジュアリー・ヴィラは、緑の山々が辺りを取り巻き、厳かで神秘的な雰囲気を醸し出しています。ルンバ・スパでバリネーズマッサージを受け、椰子の木々を眺めながらテラスのジェットバスに浸かっていると、山からふーっと白いもやが立ち上っていくのが目に留まりました。

その様子はまるで山の仙人が天へと昇っていくかのようで「あぁ、やはりウブドは山の神様が見守っているのだわ」と実感しました。

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スパでリラックスした後は、深い渓谷へと半円状にせり出しているカスケード・レストランで絶景を見渡しながら食事を満喫。このレストランはインドネシア随一のワインセレクションを誇り、シェフのニック・ヴァンダービーケンは伝統的なインドネシア料理はもちろん、フレンチやベルギー料理も得意としています。

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ランチやディナーも美味しいけれど、個人的にはこれまで味わってきたホテルの朝食の中で、ここでの食事が世界でいちばん気に入っています。

エッグ・ベネディクトなどのコンチネンタルメニューも数々用意されていますが、朝からナシゴレンやミーゴレンなどといった郷土料理をしっかりと味わうことも可能。中でも、乾燥した小海老や数種類のハーブを乗せた小皿と共に供されるお粥はとても滋味深く、体の中はもちろん、心までほっこりと癒されました。

Royal Mansour Marrakesh|モロッコ
モロッコ王が世界に誇る"本当のハマム"で、美に磨きをかけて

samsonite_rmm001.jpg一方、2015年度の"ベスト アフリカ ホテル"のグランプリに輝いたモロッコのRoyal Mansour Marrakesh(ロイヤル・マンスール・マラケシュ)

敷地内にはリヤドと呼ばれる3建ての一軒家が53軒も立ち並び、壁や床、家具やリネン類は全てモロッコの職人が手掛けた素晴らしい調度品が厳選されています。1軒のリヤドに宿泊するのは1組のみなので完全貸し切り状態になる上、各リヤドにはそれぞれバトラーが付くというV.I.P待遇。

samsonite_rmm002.jpgここで働くスタッフたちは皆、各地方の民族衣装を身に着けていて、まるでひとつの村を訪れたようなエキゾティックな気分に。それもそのはず、なぜならこのホテルはモロッコ王ムハンマド6世が、国賓を招くために建てた宿。このホテルに滞在することで、世界中の人々にモロッコの伝統と芸術文化を無言にして伝えられるようにと願って築き上げた殿堂だからなのです。

ホテルに4つあるレストランはヤニック・アレノが指揮を執っていますが、ヤニックがフレンチ以外の外国料理のレシピを監修しているのは、世界中でもこのホテルのモロッコレストラン"ラ・グランド・ターブル・マロケン"と、新たにオープンしたアジア系レストラン"ル・ジャルダン"のみ。フレンチなどのレストランももちろん素晴らしいけれど、やはりここでは本格的なモロッコの宮廷料理を堪能して! 鳩のパスティーヤやクスクス、タジンなどは絶品です。

リヤドの屋上から世界遺産のメディナを眺めたり、ホテルのオプショナルツアーで気球やヘリコプターに乗ってサハラ砂漠を訪れた後は、スパでリラックス。

samsonite_rmm03.jpg純白の繭に包まれたように幻想的なレセプションを通り抜けると、ハマムへと誘われます。一般的にハマムというとスチームサウナが有名ですが、実はモロッコの伝統的なハマムは床のタイル自体を温めて、そこに寝そべることで体温を上げるのが正式なのだそう。

けれど、この建築を実現するには施設を建てる時から床暖房を取り入れなくてはならないため、その手間を省くために最近のハマムはスチームにしているところがほとんどなのだとか。"モロッコ本来のハマム"にこだわり抜く王様のエスプリを内包したスパは、モロッコ王国が誇る美のパラダイス。

Royal Mansour Marrakesh(ロイヤル・マンスール・マラケシュ)

Rue Abou Abbas el Sebti 40000 Marrakesh Maroc

Tel:+212 5 29 80 80 80

「絶景スポット」「グルメ」「ビューティ」の3拍子揃ったこれらの3つのホテル。一度でも訪れたら、誰もがきっとリピーターになってしまうことでしょう。

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暮らすように旅を楽しませるパートナー

samsonite_arq01.jpg旅の醍醐味は、なんといっても"非日常"を味わえること。異文化に身を置き、とっておきのラグジュアリーな体験をしたり、その土地に暮らす人々の日常を肌で感じたり。でも、そんなワクワク感を味わったあと、ふと"日常"に戻りたくなる瞬間もあります。

旅先のホテルでやさしく迎えてくれ、気持ちをほっとさせてくれる"スーツケース"の存在。クローゼットやドレッサーをひとつに集約したスーツケースは、旅のなかにある唯一の日常。いつもと同じように朝も夜も私たちに寄り添い、暮らすように旅を楽しませてくれる一番の立役者かもしれません。

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旅のパートナーに選びたいのが「Samsonite(サムソナイト)」のニューモデル「ARQ(アーク)」です。ミニマルでスマートな印象を持ちながら、エレガントさも感じさせるデザイン。ホイールにはサスペンションが搭載されているため、移動中の衝撃を吸収。さらにダブルホイールのキャスターは安定性に優れ、足取りをより快適にしてくれます。

初心者トラベラーも満足する「20:80」の収納力

samsonite_arq003.jpgそしてアークの最大の特長は、「20:80」に分かれたシェルの内部構造フタ部分が20、メイン収納が80の割合で仕切られているので、パッキングしやすく、もちろん収納力も抜群です。20%のフタ部分は軽くなることで開けやすく、80%のメイン収納部分は広く荷物を整理しやすい設計に。パッキングが苦手な人でも、「20:80」の使い勝手の良さを感じることができるはず。

現在、サムソナイトではキャンペーンを開催中。2017年8月1日(火)~8月31日(木)までの期間、「サムソナイト・ジャパン」の公式Instagramをフォローし、旅先で味わったグルメな写真など「旅のごほうび」を投稿すると、毎日誰かにプレゼントが当たるキャンペーンを実施しています。旅先では何かと増えるシャッターチャンスが、そのままキャンペーンに生かせるならぜひとも応募してみたいですね。

移動中、そして滞在先で、旅をより快適なものにしてくれるスーツケース。人にゆだねる機会も多いだけに、あなたに代わって人となりを語る存在になることも。収納力とパッキングのしやすさ、そして移動の快適さ、さらにデザイン性も。旅慣れた人の「欲しい」を叶えたサムソナイトのアークをパートナーにすれば、楽しい旅がさらに豊かなものになるはずです。

サムソナイト・ジャパン

hara_profile.jpgMasae Hara

パリ在住。フリーライター兼コーディネイター。東京モード学園を卒業後、同校のスカラシップにてロンドンのセントマーチンズへ留学。その後パリに移り住み、ソニア・リキエルにて研修後、フリーランスのライター兼コーディネイターとして独立。パリコレやオートクチュールなどのファッション関連の取材や、ヴァンドームジュエラーを始めとする世界中の宝石商の取材、ビューティなどの企画にて、雑誌やカタログのための執筆および取材コーディネイトに携わる。また、権威あるホテル国際コンクールPrix Villégiature(プリ・ヴィレジアトゥール)において、日本人では唯一の審査員を務めている。プリ・ヴィレジアトゥールの公式ウェブマガジンVILLEGIATURE MAG(ヴィレジアトゥール・マグ)にて、世界中のホテルに関する記事の執筆も手掛けている。

文:原 正枝(ホテル紹介パート)、大森りえ(スーツケース紹介パート)