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正しい保湿のやりかたは?15のギモンに専門家がお答え

コンディショニング・ケア

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正しい保湿のやりかたは?15のギモンに専門家がお答え

スキンケアでもっとも大切で、けれど意外におざなりになっているのが「保湿」。紫外線やエアコンによる乾燥など、常にストレスにさらされている肌を回復させるための「保湿」の正しいやり方を、ぴかぴかの美肌の主にしてゴッドハンドであるアンチエイジングデザイナー・村木宏衣さんに教えていただきました。保湿の基本から、ありがちな勘違いまで......じっくり読んで、保湿の正しい方法を覚えよう。

・Q.保湿とシミ・シワ対策。どちらを優先すべき?
・Q.保湿の重要トピックは?
・Q.やってしまいがちな「保湿の勘違い」は?
・Q.実は乾燥を加速させている、自己流ケアって?
・Q. 秋の肌は、乾燥している?していない?
・Q.化粧水は手で?コットンで?どちらが正解?
・Q.保湿アイテム、お金のかけどころは?
・Q.保湿アイテムは、ラインづかいしたほうがいい?
・Q.保湿アイテムのテクスチャーと保湿力は関係ある?
・Q.ブースターって、必要?
・Q.パックやマスクって、必要?
・Q.シートマスクしても、乾いてるのはなぜ?
・Q.目元の乾燥はどうケアすればいい?
・Q.お風呂でできる、保湿テクって?
・Q.保湿コスメの実力を引き出す、プロのテクを教えて

Q. 保湿とシミ・シワ対策。どちらを優先すべき?A.どちらも大事。でも、あらゆる肌トラブルの基本ケアは保湿!

「保湿は大切かもしれないけれど、当たり前すぎて......。シミやシワのほうが気になる!」と思っている人も多いのでは? けれど「乾燥しているのに、気付いていない人がとても多いですね。ひどい状態になってから回復させるのは時間がかかりますから、"転ばぬ先の保湿"が肝心です」と村木さん。その上で、保湿の重要性を次のように教えてくれました。「たとえば水気が足りない肌はくすんでくるし、シミも目立ちます。ピンポイントのシミについ目がいきますが、丁寧に保湿していると透明感も出てくるので、シミケアの一環にもなるんです。ハリやシワも同様で、1つ1つの細胞がふっくら潤っていれば目立たないし、肌に影も出なくなります。さまざまな肌トラブルの解消に、保湿は欠かせないと心して」

Q.保湿の重要トピックは? A.商品選びも大切だけれど、まずは"肌の扱い方"の見直しを

きめ細やかで、毛穴や乾燥とは無縁なピカピカ肌の村木さん。つい「どんな化粧品を使っているの?」と聞きたくなってしまうけれど、実はそれより重要なのが「何をしていないのか」というポイント。「私は基本的にダブル洗顔をしません。夜はクレンジングだけで、泡洗顔をするとしても皮脂分泌の多い鼻やアゴのみ。朝はぬるま湯ですすぎ、鼻だけ洗顔フォームを使うようにしています」(村木さん)。ほかにも熱いお湯(一般的には34度以上は洗顔に不向きとされる)で洗わない、ごしごしこすらない、1つのアイテムがきちんと浸透してから次に進む......といった"自分の肌のトリセツ"をきちんと守っているのだそう。何を塗るかもさることながら、どう洗うかはもっと大切かも。あなたの肌の扱い方は、大丈夫?

Q.やってしまいがちな「保湿の勘違い」は?A.「油分を補う」だけが保湿ではありません!

「保湿=油分でフタ、と思っている人が多いですね」と警鐘を鳴らす村木さん。「油分を補うのももちろん大切ですが、それだけではまかえないものもたくさんあるんです。たとえば"肌が本来もっている潤いを奪わない"というのも立派な保湿。クレンジングや洗顔のすすぎで、お湯の温度を気持ちぬるめに設定するのだって、ある意味保湿になります」。高い温度ですすげば肌のキメが乱れるし、そうしたら潤いを補っても受け入れない肌になってしまいます。肌を手やコットンで強くこすり過ぎないことも大切。"化粧品を受け入れやすい状態を作る"ことも保湿であり、肌の触れ方、すすぎの温度などにも注意することが肝心だそう。

Q.実は乾燥を加速させている、自己流ケアって?A.スクラブとオイルクレンジングのやりすぎ注意

思い込みや勘違いによるケアで、自ら乾燥を招いている人も少なくない、と語る村木さん。「時々ならいいのですが、つるんとなめらかになるからとスクラブをかけすぎるのは考えもの。また、オイルクレンジングも油分の取りすぎになるので、あまりひんぱんには行わないほうがいいですね。ミルクやクリームのほうが肌にはマイルドですし、オイルでなければ落ちないほどのメイクは、一般の方はしていないはず。ポイントメイクは専用のリムーバーで落とし、クリームやミルクで全体を落とすのがおすすめです」

Q. 秋の肌は、乾燥している?していない?A.紫外線の影響で、カラカラです

「与えるだけが保湿にあらず」と語る村木さんがこの時期に特に注意すべきと教えてくれたのが、紫外線対策。「乾燥には紫外線も大いに関係しています。保湿するなら、必ずUVケアもセットで考えて。紫外線のダメージで肌が乾くのはもちろんですが、コラーゲンが破壊されるなど、潤いやハリを肌に留める力も弱ってしまうんです。肌老化の原因の8割が紫外線に起因するものと言われますから、保湿としてもエイジングケアとしても、紫外線対策はマストです」。

Q.化粧水は手で?コットンで?どちらが正解?A.どちらでもOK! それより重要なことが......

「手でつけるより、コットンでつけるほうがたっぷり浸透させられる」なんて話もあるけれど......。村木さんによると「いまどきの化粧水は成分からpH(酸性〜アルカリ性の程度を表す指標。酸性なら引き締め、アルカリ性なら浸透方向に働くとされる)まで緻密に考えられているので、手でつけても高い効果を発揮しますよ。手でもコットンでもお好みのやり方でいいと思うのですが、それより注意していただきたいのは"せっかちにつけないこと"。化粧水、美容液、乳液......というアイテムを慌ただしく重ねてしまうと、顔の上で混ざってしまいます。ひとつひとつのアイテムをハンドプレスで押し込むようにつけて、次を重ねて...と丁寧に浸透させることが、コスメの実力を引き出す鍵です」。せっかちさんはコスメの効果を引き出せていない可能性があるので、注意して。

Q.保湿アイテム、お金のかけどころは?A.断然、クリーム!

化粧水や乳液、美容液......あれもこれも気になるけれど、予算は限られているもの。どれか1つにお金をかけるなら、何がいいの?「今は優秀なコスメが多いけれど、保湿の中で力を入れるアイテムを絞るなら、断然クリームか乳液ですね。ベースを安定させてくれる化粧水も大切ですが、"膜"となってくれるクリーム(もしくは乳液)を優先すべき。美容成分がたっぷり入っているし肌を守ってくれますから、お金のかけどころだと思います」(村木さん)。また、高価なものをケチケチして使うよりは、リーズナブルなものでいいので適量をきちんと使って、と村木さん。スキンケアは"継続は力なり"なので、無理せず続けることを目標に、アイテムを選んでみましょう。

Q.保湿アイテムは、ラインづかいしたほうがいい?A.目的がはっきりしているなら、ラインづかいを

化粧水も美容液も、乳液も......使うコスメのメーカーやブランドって、同じラインに揃えるべきか迷うところ。村木さんによれば「使うアイテムのメーカーやブランドが異なっても問題はありません。ただ、メーカーとしてはラインづかいした時に効果が最大になるよう設計しているので、"美白したい""シワを目立たなくしたい"といった目的がはっきりしているなら、ラインづかいのほうが安心です。また、コスメ同士の相性もあります。違うラインを重ねてトラブルになるわけではありませんが、重ねたことでメイクののりが悪くなるといった可能性はありますね」。

Q. 保湿アイテムのテクスチャーと保湿力は関係ある?A.リッチなテクスチャーが保湿力が高いとは限らない

とろみがある化粧品だと「お、効いてる!」という実感は確かにあるけれど、「そういった感覚と、実際に肌が潤っているかは別問題。使って心地いいテクスチャーも大切ですが、肌にきちんと浸透しているか、その潤いが守られているかきちんとチェックをして」(村木さん)。特に最近はコスメの技術が進化しているため、さらりとしたテクスチャーでぐぐっと浸透し、肌奥の保水力やハリをアップさせるコスメもたくさん登場しているそう。「たとえば、コスメとしては初めてイオン化ミネラルを配合したネオメディックの美容液『アストニッシュ ナノセラム』 30㎖ 12,960円(税込)などはその典型。ヒアルロン酸やコラーゲン、ケラチンといった美容成分をナノ化するだけでなく、特殊なイオン化技術によって細胞内に送り込むことに成功したというコスメ。保湿にも、シワや肌ゆるみの解消にもおすすめです」。リッチなテクスチャーかどうかにとらわれず、使ったその日、翌日、数日続けた肌の調子がいいかをきちんと見極めることが肝心!

Q.ブースターって、必要?A.肌に「成分を留める」のにおすすめ

最近よく耳にする「ブースター」。これは洗顔後すぐ、化粧水の前に使う導入美容液のことですが、やっぱり必要なのでしょうか?「ブースターは、次に使うコスメの浸透をよくしてくれる存在です。肌にいい成分を留めてくれるので、コンディションがよくない時にはおすすめですよ」(村木さん)。乾きが気になるときにローションでパッティングをする人は多いけれど、「ローションパッティングの回数を増やすより、ブースターを取り入れることで肌が整います」とのこと。特に肌体力が落ちている時にはおすすめだそうで、「今は化粧水がどんどん高機能になっていますが、肌が弱っているときはたっぷりの栄養をうまく受け入れられないことも。時として高機能コスメは"病み上がりにトンカツを食べる"みたいなことになりがちで、おかゆのような優しいケアで復活することも。肌が弱った時、乾きがひどい時の"最初のひとくち"としても有効なブースター、試してみる価値ありかも。

Q.パックやマスクって、必要?A.乾きがひどいとき、具体的な悩みがあるときにはオススメ

すべての人が取り入れる必要はないけれど、気になる肌悩みがあるならぜひ使って、と村木さん。「私は"10分たったら落とす"といったプロセスが面倒なので(笑)、夜はのせたまま眠れる塗るタイプのマスクが多いですね。最近話題になっているスリーピングマスクやスリーピングパックといったものです。肌の潤いもアップするし、透明感が出るので肌色が白くなるなどいいことづくめです。毛穴を目立たなくさせるもの、ゆるみやたるみに働きかけるものなど目的に合わせて選ぶのがポイントです」。村木さんがついリピート買いしてしまっているのは、そのまま眠ってもOKで、翌朝もち肌になっているクリニークのマスク「モイスチャー サージ オーバーナイトマスク」97g 5,400円(税込)。また、最近使って肌トーンが明るくなったDNA ビバリーヒルズビューティの「ハイドレイト モイスチャライジング ジェルマスク」12,960円(税込)/MRIもお気に入りだそう。

Q.シートマスクしても、乾いてるのはなぜ?A.「長く貼るほど潤う」と勘違いしていませんか?

メイク崩れを防ぎたいときや日焼け後など肌がカラカラのときに便利なのが、シートマスク。最近は「顔にのせたまま動ける」という密着タイプも増えているので、夜はもちろんだけれど、忙しい朝に使うと手軽に潤いチャージできます。「ただし注意したいのは、シートマスクをのせる時間。"長くのせているほうが肌にいい"と思っている方がいらっしゃるのですが、適正な時間があります。シートが乾いてくると逆に肌の水分がシートに奪われるので、取説にある通りの時間で使用すること。正しく使えば、メイクののりやもちもアップする頼もしいサポーターです」(村木さん)。

Q.目元の乾燥はどうケアすればいいの? A.保湿の基本「水分+油分」を丁寧に!

「まずは化粧水と乳液を、目元など乾燥しやすい部分に丁寧につけること。 特に目元は皮脂が薄いだけでなく、皮脂腺も汗腺も少ないのでどうしても乾きやすいんです」(村木さん)。乾燥するとこってりクリームに走りがちだけれど、基本となる水分を補い、きちんと浸透させた上で油分を重ねることがポイントなのだとか。基本のアイテムを効かせた上で、足りなければ目元クリームなど専用のものをさらに加えると、その実力をばっちり発揮してくれるはず!

Q.お風呂でできる、保湿テクって?A.パックで栄養補給を

「お風呂に入っている時間は、温熱効果とリラックス効果で血流がアップするので、パックにもってこいの時間です」と村木さん。普段は交感神経優位でぎゅっと緊張している毛細血管も開きやすくなり、パックの栄養成分が届きやすくなるのだとか。ゆったりお風呂に入っているひとときもスキンケアの一環になるのでお試しあれ。

Q.保湿コスメの実力を引き出す、プロのテクを教えてA.簡単で効果てきめんな、耳マッサージをぜひ!

同じコスメでも、エステティシャンやコスメカウンターの美容部員さんなど、キレイのプロが使うといつもより効果的な気が......。単に気持ちの問題ではなく、そこにはプロならではのテクニックが潜んでいるのだそう。「顔にコリがあると血流が悪くなり、せっかくのコスメも実力が発揮しにくくなります。スキンケアのついでに、顔の筋肉の動きを引き出してコリをほぐしましょう」(村木さん)。といっても、一般人がそのテクを真似するのは難しそうだけれど......。「どなたにも簡単でおすすめなのが、静脈やリンパの集中している耳まわりのマッサージ。中医学では、生命力の源である腎のツボが位置するのも耳まわり。コスメがしっかり響く、活力のある顔が復活しますよ」。たとえばケアのついでにチョキの指で耳をはさんで上下にさすったり、耳下から鎖骨まで流したり、両耳を外側にひっぱりながら呼吸したり。シンプルな動きながら、保湿コスメがしっかり効果を発揮する"巡りのいい土台"になるというから見逃せない!20170731_skincare_pro.jpg

村木宏衣さん

アンチエイジングデザイナー。スタイルM代表「エステ以上、整形未満」をモットーにした妥協しない施術で有名なゴッドハンド。自らを実験台にして培ってきたテクニックには定評があり、肌もボディも村木さんなら変わると美容業界内にも多くのファンが。コンディショニングトレーナーの資格も有しており、肌表面だけではなく、体のねじれや歪みなどの根本から働きかけるメソッドで知られる。『顔筋整骨セルフビューティ』(主婦と生活社)ほか著書多数。

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