先日、ハワイへ行ったときのこと。たまたま「キングタイド」という特大な大潮の日にあたり、ビーチで泳いでいると、津波を思わせるような強い引き潮に、何度も体が沖へ引っ張られそうになりました。このとき、「自分だけは大丈夫」なんてことはない、と確信。毎年必ずどこかでおこる海での事故から身を守るために、あらためて海のこと、波のことを知っておこうと思います

津波の速度はジェット機と同じ

津波防災の合図である「オレンジフラッグ」を普及する津波防災プロジェクト# beORANGE 」によると、まずはビッグウェーブと津波の違いを知っておくことが大事、とのことです。

<ビッグウェーブを含む、津波でない普通の波>

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・海域で吹いている風によって発生し、海の表面だけが上がったり、下がったりする

・1つの波は数メートル〜数百メートル

<津波>

20170727_wave_img02_1.jpg・地震などの海底の上下運動によって海面全体が動く

・1つの波が数キロ〜数百キロと大きい

(「 # beORANGE 」より引用)

津波は、水深が深いところほどスピードが速く、水深5000mでは、 時速800kmにもなるそう。これは、ジェット機とおなじくらいのスピードです。陸地近くでも、オリンピックの100m走選手と同じくらいのスピードになるそうです。

沿岸部では津波対策が進んでいる

では、どうやって津波対策をすればいいのでしょうか。

1. 避難の合図「オレンジフラッグ」が立っていないか注意する

海水浴やマリンスポーツができる浜で「オレンジフラッグ」が掲げられていたら、それは「避難して」 という合図です。泳いでいたら陸にあがりましょう。

2. 津波避難ビルなどの高くて安全な場所に逃げる

「津波が来たら高い場所へ逃げる」という認識をお持ちの方は多いのですが、「津波避難ビル」の存在はあまり知られていません。いま全国の沿岸部では、津波のおそれがあるとき、一時的な避難場所となる「津波避難ビル」の普及が進んでいます。津波避難ビルがどこにあるかは、自治体のサイトで確認できます。津波避難ビル案内マークのイメージ(総務省消防庁)はこちら

「自分だけは大丈夫」がいちばん危ない

なによりも大切なのは、「津波のおそれがあるときは、とにかく逃げること」。自分は大丈夫という考えは、まず払拭することが大切だそうです。

私もキングタイドに遭遇するまでは「泳げるから大丈夫」と思っていました。でも実際は、大潮による波クラスでも一瞬すくんでしまう怖さがありました。津波は、いつどこでやって来るかわかりません。これからは、いつも「万が一」の意識をもちながら、気持ち良く海で遊ぶことにします。

# beORANGE

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