太陽からの突き刺すような光。そしてアスファルトの照り返し。

日差しが強い夏は、1年でもっとも「目」にダメージを感じる季節です。紫外線は目の炎症を引き起こすだけでなく、シミ・ソバカスの原因になることもわかっています。

そんな「目肌焼け」を防ぐために活用したいのが「サングラス」です。目のコンディションを保ち、美肌を守ってくれるサングラスの必要性と選び方を専門家にうかがいました。

全身のメラノサイトを刺激する!?

sunglasses_01.jpg目肌焼け」へのぼんやりとした知識はあるけれど、具体的な対策は講じていないという女性は意外と多いのではないでしょうか。

そこで、日常的に紫外線から目を守ることの必要性を説いている大阪市立大学医学部名誉教授の井上正康先生に、目から入った紫外線が肌にシミ・ソバカスをつくるメカニズムについて教えていただくと――。

「紫外線を浴びて目の角膜が炎症を起こすと、その炎症を三叉神経がキャッチして脳の視床下部へストレス情報を伝達します。これによって、からだの調整機能を刺激する副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)や、メラニンの生成を促すメラノサイト刺激ホルモン(MSH)が脳から血中へ分泌され、全身のメラノサイト(メラニン産生細胞)を刺激。そのため、紫外線を浴びていない肌でもメラニンが作り出されてしまうのです」

(参考「サンゴが日焼けしない理由から解明された『目肌焼け』とは?」)

目から浴びた紫外線によって、全身のメラノサイトが刺激されるなんて。日傘や日焼け止めでしっかり対策していたつもりでいたのに、不十分だったことにがく然とさせられます。

眼科医に聞く「目を守るサングラス」の条件

sunglasses_02.jpg紫外線は「目肌焼け」の原因である角膜の炎症だけでなく、ドライアイを引き起こしたり、翼状片や白内障、加齢黄斑部変性症など眼病の原因になったりするのだそう。美しい肌と目の健康のために使いたいのが「サングラス」ですが、その種類はさまざま。いったいどれを選んだらいいのでしょうか?

はしだ眼科クリニック院長の橋田節子先生によれば、紫外線を防ぐサングラス選びのポイントは3つ。

目をしっかり覆う、大きなレンズを

レンズの上や横から入り込む紫外線をガードするために、大きめのレンズを選びます。また、UVカット機能のあるコンタクトレンズの上に、さらにサングラスをするとより効果的に紫外線を防ぐことができます

目肌焼けには色よりもUVカット機能に着目

目は、暗いところでは瞳孔が開いて光を取り込むという性質をもっています。そのため、UVカット機能のない濃い色のサングラスを着用すると、より多くの紫外線が目の奥に到達する危険があります。濃い色のサングラスを選ぶときほど、UVカット機能に注意することが必要。

「UVカット」表記に注目

「UVカット」や「UVケア」と記載されていても、注意が必要です。表記にはいくつか種類がありますので、必ずチェックしてください。

紫外線透過率:「紫外線をどのくらい通すか」の割合です。1.0%など、数値が低いほうがより多くの紫外線を遮断することができます。

紫外線カット率:「紫外線をどれくらいカットするか」の割合です。99%など数値が高いほうがより多くの紫外線をカットします。

UV400:紫外線量が多いオーストラリアの規格で、UV400は現段階でわかっている人体に悪影響を及ぼすとされる400nm以下の紫外線をカットすることができます。

サングラス選びは、日焼け止めクリームを選ぶときと同じように慎重にしたいですね。「UVカット」とただシールが貼られているだけで安心してはいけません。

(参考「『目肌焼け』予防となるサングラスの選び方とは?」)

高機能で今っぽい。今夏の旬なサングラスは

目肌焼け」対策に効果的なサングラスですが、全国の20~50代の女性を対象に使用実態を調査したところ、「日常的にかけている」と答えたのはわずか14%。その理由をたずねると「習慣がない」という回答が43.7%でもっとも多く、36.2%が「サングラスが似合わない」、17.2%が「似合うサングラスがわからない」と答えたそう。

欧米に比べて、日本でのサングラス普及率はまだまだ低く、レジャーなどの特別なシーン以外でかけるのは抵抗があるという人も。ましてや、紫外線量が多い通勤時間帯やランチタイムにサングラスをかけるのは少し恥ずかしい気もします。

そこで、「人それぞれに似合うサングラスは必ずあります」と語るミラリジャパン株式会社のPR担当・松井英里さんに、高機能でしっかりトレンドをおさえたおすすめのサングラス3選を紹介していただきました。お気に入りが見つかれば、サングラスをかけることへの抵抗も薄れるはず!

トレンドをおさえたレトロシックなデザイン

20170711_mehadayake-1.jpg
ティファニーのサングラス 45,360円(税込)

トレンドのダブルブリッジにラウンドシェイプ。内側にさりげなく使われているティファニーブルーが顔色を明るく見せてくれます。テンプルにはジュエリーで人気のモチーフ「メトロ」を採用。

大人の遊び心を刺激するモード感をプラス

20170711_mehadayake-2.jpg
コーチのサングラス 19,440円(税込)

大ぶりのラウンドにグラマラスなカラ―を使い、フェミニンさにモード感をプラスしたモデル。細身のテンプルにはブランドの象徴的なモチーフ「ホース&キャリッジ」のマークが小さくあしらわれています。

ボリューム感あるフレームで小顔効果も

20170711_mehadayake-3.jpg
バーバリーのサングラス 28,080円(税込)

ファッションショーでも採用されたパターンやカラー使いからインスピレーションを受けて誕生したモデル。ボリュームのあるフレームに2層のアセテートを組み合わせたデザインが特徴的です。

専門家が「目肌焼け」をサポートしてくれる

sunglasses_003.jpg目から入った紫外線が肌にシミ・ソバカスの原因となる現象を「目肌焼け」と定義したのは「SHADE SKIN PROJECT」というプロジェクトです。

眼科医、皮膚科医、大学教授、イメージコンサルタントが発起メンバーとなり、大人の女性のキレイ肌のため、目から入る紫外線対策に向けた啓発を目的として設立しました。この記事でお話をうかがった3名もメンバーの一員。女性の肌の美しさと目の健康のために、専門家が知識を持ち寄ってくれるのは心強いですね。

サイトでは「目肌焼け」の詳細なメカニズムや、顔型タイプ別サングラスの選び方など、ためになるコラムが充実していますので、ぜひチェックしてみてください。

本格的な夏を迎えた今、しっかりと紫外線から目を守ってくれるサングラスを選び、目と肌のコンディションを良好に整えましょう。

SHADE SKIN PROJECT