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夏に取り入れたい「クレイパウダー」の美容メソッド

小林繭

夏に取り入れたい「クレイパウダー」の美容メソッド

最近では、肌や髪のケアとしてオイルを使うことは日常的になってきました。ホホバオイルやアルガンオイルなど多くの種類が出回っているので、その時のコンディションに合わせてオイルを使い分けているという人も少なくないと思います。実は、そんなオイルと同じような役割を担ってくれる地球の恵みが「クレイ」です。直訳すると粘土。太古の昔に地球上で爆発した火山の灰と溶岩が周辺の海や谷の底に何層にも堆積し、長い時間により熟成してできた土。その歳月を考えれば、鉱物はもちろん、水や植物をはじめ様々な微生物の栄養素やミネラルがギュッと凝縮されていることも納得がいきます。

クレイには、クレイの持つマイナス電子がプラスの電子を持つ老廃物や毒素と結びつくことで、身体の中の老廃物を吸着して排出するデトックス効果があり、古代より様々な民族により医療や美容に用いられてきました。例えば、ハワイアンは止血効果のあるレッドクレイ「アラエア」を神聖な土として神事の際に用いる他、古くから医療にも利用しています。古代ギリシャやローマでは骨折や炎症の処置に、沖縄でも琉球王朝以前より先人たちは川の中州部分から泥を拾い集め、洗髪や洗顔に使っていました。

現代でもスパトリートメントほか多くの化粧品に使われていますが、クレイの持つ治癒効果をもっともわかりやすく体感できるのがクレイパウダーです。余計な成分が何も加えられていないので、毒素を吸収・吸着し排出するクレイの性質が際立つのは言うまでもありません。パウダーなのでそのまま使うこともできるし、水で溶いてペースト状にすればパック剤として使えます。産地や含まれる成分によって効果が異なりますが、ここでは、純度が高いことで知られるアロマフランス社のクレイパウダーを例に種類と使い方を紹介します。クレイパウダーはいくつかの種類があり、用途に応じて適切なクレイを選ぶことから始まります。

汗をかくこの時期、ボディパウダーのように使うなら「ホワイトカオリン。肌のべたつきを抑え、匂いも吸収してくれます。もちろん、フェイスパウダーとして化粧崩れを抑えてくれる役割も。さらに、あせもの予防にも効果が期待できるので赤ちゃんのベビーパウダーとしても使うことも。

日焼け後のお肌のケアには「グリーンイライト。水で溶き、マヨネーズくらいの固さにしたものを全身に薄く塗り、乾く前に洗い流すことで鎮静効果が得られます。軽い日焼けなら、保湿効果の高い「グリーン・モンモリオナイトも使えます。

冷え性の人におすすめしたいのが「レッドイライト。足湯や手湯に入れることで血行を促し、オフィスのクーラーで冷えた手足を温めてくれます。週1〜2回を目安に継続することで体質改善にも。同じ冷えでも内臓冷えが気になる人は「イエローイライトを選ぶといいでしょう。

クレイは、美容目的以外にもいろいろと使用できるので便利。例えば、もっともデトックス効果が高いと言われる「グリーンイライト」には、水に溶かして野菜を漬け置きすることで農薬成分が排出されるといった効果も。また、アウトドア活動の機会が増えるこの季節、山歩きで疲れた足や、慣れない運動で筋肉を使いすぎたときには、鎮静効果の高い「グリーンイライト」のペーストを湿布代わりに使うのもおすすめです。

クレイは、オーガニックで純度が高いものこそ強力に効果が現れやすいため、誤って使うと逆効果となることもあるので、使うときにはそれぞれのクレイの特性をきちんと理解しましょう。どれを選んだらよいかわからない人は、クレイの中でも一番粒子が細かく優しい「ホワイトカオリン」から手にとってみては?

ちなみに、クレイの保存にはガラスの密封容器がおすすめです。取り扱うときもガラスの容器や木のスプーンを使い、プラスチックやステンレス製のものは使用しないこと。ここまで読んだら、あとは体感するだけ。この夏のヘルス&ビューティケアにクレイパウダーを取り入れてみてはいかがでしょう。

(監修・クレイセラピスト 田中幸子

[アロマフランス]

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