ただのリサイクルではなく、元の商品よりアップグレードして蘇らせる「アップサイクル」が新たなものづくりの方法として話題。使い心地やデザイン性はもちろん、裏に流れるストーリーを知るとさらに愛着が湧く。そんな、これまでにない満足感が得られるモノたちをマイロハスの記事のなかから集めました。
京都の黒染技術で蘇った古着
100年間、黒紋付を専門に黒染めを行っていた会社が、その伝統技術を使って古着をリ・ウェア。2013年からはWWFへの寄付も行われるシステムになり、アップサイクルに環境保全までプラス。キズやシミがついてしまったお気に入りの服が、地球に役立つカッコ良いブラックアイテムとしてワードローブに復活します。>>着られなくなった服がシックに変身。伝統技術による古着のアップサイクル
戦争遺物からアクセサリーへ
ARTICLE22の「peace bomb」ラインは、ベトナム戦争で使用された爆弾や遺物のアルミニウムをベースに作られたアクセサリー。ダイヤモンドがアクセントについたものもあり、シンプルでカジュアルにも使いやすい。売り上げの一部は、不発弾の撤去や、現地の人々の暮らしを支える活動へ寄付されます。>>戦争遺物をアップサイクル。強い心を手に入れるジュエリーに
廃棄食材で染められたバッグ
お茶の茶殻や、野菜ジュースを絞ったあとのカスなど、日々あたりまえのように捨てられる食材の残り。必要最低限の染料と薬品を加えて、やさしくて暖かい自然のカラーを生み出しました。丈夫な帆布素材でつくられたバイカラーのトートバッグは、カジュアルすぎず上品に使えそう。>>「のこり染」って知ってる? ほのかに色づく上品バッグ
車の廃材がバッグパックに
廃棄された車のエアバックとシートベルトを使い、人の命を守るために機能してきたものを命を吹き込んで市場に戻す「AIRBACK」プロジェクトから作られたバッグパック。ファッション性が高く、使いこんでもヘコたれない頑丈さも魅力的。>>ストリートエシカルを原宿から発信。伊勢谷友介さんたちの思いが形に
廃棄食材から「着る野菜」へ
食品企業から提供された廃棄予定の材料を使って染めた、天然素材の生地を使ったTシャツやファッション雑貨。リラックス感がありながら、元気をもらえる自然のやさしい色合い。サラダ色のエプロンを身に付けてお料理をすると、さらに野菜からパワーがもらえそうです。>>廃棄される野菜の美しい色「FOOD TEXTILE」のハウスリネン雑貨
「エシカル」や「サスティナブル」といったキーワードが一時のトレンドに終わらず、ひとつのカルチャーになっていけるように、お気に入りのアップサイクルアイテムを増やしていきたいと思います。
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