朝はトースト、コーヒー、フルーツ、ヨーグルトなどを食べる人が多いですが、それらをまとめてとてもかわいい朝食に仕上げることができるんです。それは最近SNSでチラホラと見かける「トーストアート」。いったいどんなふうに作られているのでしょうか。
今回はかわいらしいトーストアートをたくさん投稿されているインスタグラマーのvaloさんにお話を伺いました。
トーストアートの基本の作り方
まずトーストアートのベースに塗ってある白いもの……バターのようなものがベッタリと塗ってあるようですが、これはいったい何でしょうか?
「水切りヨーグルトにジャムを混ぜています。ジャムは味つけだけではなくて色づけにもなります。ジャムを入れない水切りヨーグルトを塗ると酸味が強いので、白く仕上げたい場合は甘味を足すといいですよ。」(valoさん)
水切りヨーグルト! それならヘルシーで安心しました。ベースは白いものばかりではないので、色をつけたい場合はジャムを使うと良いんですね。
「ヨーグルト+フルーツは大抵おいしいので失敗がありません。おいしく食べるのが一番の目的なので、まずは単純に自分の好きなフルーツを並べてみるといいですよ。いまの時期はアメリカンチェリーがオススメです。」(valoさん)
気負わずに、作る過程も楽しんで
絵を描くのが苦手な人にはなかなかうまくできるか不安ですが、上手に作るポイントは?
「食材で形を作るという意外性のおかげで、絵が得意ではない私でもなんとなくかわいくできてしまいます。並べているうちに『こうしたらアレに見えるかも?』という発見が出てくると、アートになってきます。」(valoさん)
最初からフルーツで何か絵を描こうと思っているのではなく、並べているうちに発見することがあるそうです。まずは並べてみること。想像できなかった何かが見えてくるとワクワクしそう。
慣れてきたら、いろんなアレンジに挑戦
おもわず顔がほころんでしまうような、valoさんが作るトーストアートをご紹介します。
パンで描いたチーズバーガー。とろけだしたチーズをバナナで表現しています。
フレンチトーストの上にブドウで描かれた蝶々が華やか。休日の朝に食べたらウキウキしそう。
こちらは甘くないトーストアート。キュウリの屋根やソーセージのドアにほっこり。
完成形がかわいいというだけではなく、作っている過程も楽しめる「トーストアート」。料理を通り越してものづくりに近い領域なのでしょう。お気に入りのアートができあがったときはとてもうれしくなりそう。週末のゆっくりできる朝や、気分を上げたいときに作りたくなる朝食メニューです。