ハワイの夏を代表するフルーツといえば、ライチ。ハワイでもっともポピュラーなフルーツのひとつで、ランブータンとロンガンとあわせて「三大トロピカルフルーツ」と呼ばれています。シーズンは意外と短く4月ごろからマーケットに並びはじめ、6月から7月にピークをむかえます。まさに今が旬! 暑い季節に食べる甘くてジューシーなライチは最高です。

ハワイで欠かせないフルーツ「ライチ」

ライチは雨の多いエリアでよく育ちます。水はけのよい溶岩台地と相性が良いため、ハワイ島ではヒロやプナが主要産地。この時期は、鈴なりのライチの木をあちこちで見かけます。ハワイで最もポピュラーなのは「カイマナ」というハワイの品種。実が大きくて、品質が良いのが特徴。ちょうど、いまマーケットに並んでいるのはほとんどこの品種です。ハワイで最初のライチの木は、1873年に中国からやってきました。それから約140年、いまではハワイに欠かせないフルーツとなっています。

栄養たっぷり美味しいライチの見分け方

楊貴妃が愛したといわれているライチは、美肌効果が有名。葉酸やビタミンC、リンなどを多くふくみ、貧血予防、疲労回復に効果的といわれています。おいしいライチの見分け方は、実に張りがあり、黒ずんでいないものを選ぶこと。新鮮なものは、表皮の刺がチクチクしています。あまり日持ちがしないので、買ってきたらすぐに食べるべし。枝付きの方が長持ちします。

ハワイ流ライチをもっとおいしく食べるアレンジは?

上手に皮をむくコツは、爪かナイフで皮に切れ目を入れること。こうすると、皮がむきやすくなります。また、実を縦か横に半分に切ると、グレープのようにつるりときれいに食べることができるのでおすすめです。

フレッシュなものをそのまま食べるのが一番おいしいとは思いますが、ハワイにはライチを使ったドリンクやスイーツもたくさんあります。キャンディーやジュース、シャーベット、それにライチの「餅アイス」なるものまであるのです。パイナップルやオレンジなどとあえてレモン汁をかけたり、カッテージチーズとピーカンナッツを添えてサラダにしたりしてもおいしい。よく冷やしておくのがポイントです。

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