いよいよ6月になり、梅雨入り宣言もそろそろ。雨が続くと気になるのがむくみです。身体が重く感じたり、だるさが抜けなかったりすること、ありませんか? 髪も湿気でボリュームが出てしまい、外に出るのもおっくう、気分もますます晴れない……。困ったものです。

むくみが起こる理由にはさまざまありますが、よくあるケースとして、タンパク不足というのもあります。ちょっと意外ですよね。

水分調節を担う”スポンジタンパク”アルブミン

タンパク質の一種でもあるアルブミン。血液中に多く含まれています。別名”スポンジタンパク”とも呼ばれ、全身をめぐって体内の余った水分を回収し調節しています。

しかしアルブミンが少ないと、この仕事がうまくできずに、むくみとなってあらわれることに。ガン患者さんがむくみに悩まされるのも、ガン細胞が増殖のために体内のアルブミンを使ってしまうことなどが考えられています。

ちなみに、薬の成分を体内で運ぶのもアルブミンの仕事。「最近、頭痛のときの痛み止め薬の量が増えたかも」という人は、アルブミンの不足に注目してみるとよいかもしれません。

野菜中心の食事を続けた人はとくに意識を

この状態を防ぐには、とにかくタンパク質をとること。とくに、野菜中心の食事で肉や卵、魚を避けてきた人は、アルブミンが下がりやすい傾向にあるので、たくさん食べましょう。

正直、私も梅雨時期があまり得意はありません。だからこそ、肉も魚もしっかり食べなきゃと改めて感じているところです。本格的な梅雨シーズンの前である今から意識することで、スッキリと軽やかに毎日を過ごしたいものです。

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