やわらかく、甘くておいしい旬の春キャベツ。スーパーでは丸ごと売られているものの方がお得ですが、いつも使い切れないことを考えてつい少量の切り売りを選んでいました。今回は、そんな悩みを一掃してくれそうなキャベツの作り置きレシピ保存法のポイントをご紹介します。

キャベツのおいしい保存法

太陽笑顔fufufu」によると、「キャベツは切った状態よりも、丸1個の方が保存がきく」のだとか。芯の部分から傷みはじめるので、芯をくり抜き、水で濡らしたペーパーを詰めておけば、冷蔵庫で約2週間もつそうです。

キャベツに含まれるビタミンCビタミンUは加熱に弱く水溶性なので、生食がよいのですが、たくさん食べられません。栄養素を上手に摂ることができる作り置きレシピとは?

キャベツの作り置きレシピ3選

ロールキャベツ(4人分)

スープ煮だから水溶性のビタミンCやビタミンUがしっかり摂れます。完全に煮上げず、少し手前で止めてタッパーにスープごと入れておけば冷蔵庫で約3~4日保存可能。味も薄目にして食べる直前に整えて。

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<材料>
キャベツ 8~10枚(約1/2個)
合いびき肉 300g
パプリカ(赤・黄) 各1/3個
玉ねぎ 1/2個
パン粉 カップ1/2
卵 1個
A
塩 小さじ1/3
こしょう 少々
ナツメグ(あれば) 少々
B
水 カップ2・1/2
固形スープの素 1個
白ワイン 大さじ2
ローリエ 1枚
塩、こしょう 少々

<作り方>
1. キャベツは芯に切り込みを入れ、葉を丁寧にはがす。
2. 鍋に湯を沸かし、軸のほうから入れて、しんなりするまで1~2分茹でる。ざるにあげてさます。
3. 軸の太い部分はそいで薄くする。
4. パプリカは型で4枚ずつ抜き、残りは粗みじん切りにする。玉ねぎはみじん切りにする。
5. ボウルにひき肉を入れ、A、パン粉、卵、4のみじん切りにしたパプリカと玉ねぎを加える。粘りが出るまでよく混ぜ、8等分して俵型にまとめる。
6. 3の葉を一枚広げ、具を中央手前におく。手前、左右の順に葉をかぶせてしっかり巻く。葉に穴があいていたら、余分にゆでておいた葉をのせて穴をふさいでから巻く。
7. 鍋に6をできるだけ隙間なく並べる。隙間が多ければ残った葉を詰めて、動かないようにする。
8. Bを加えて強火にかけ、沸騰したらアクをとる。弱火にし、落とし蓋と蓋をして20~30分煮る。残り5分程度でパプリカを加えて煮る。

(「太陽笑顔fufufu」より引用)

コールスローサラダ(4人分)

キャベツのビタミンCとツナのタンパク質で美肌にも役立ちます。冷蔵庫で約4~5日保存可能。味をつけたサラダや和え物は保存容器に入れたままでは、上と下の部分では味の染み込み方が違ってしまいます。1日に1度上下を入れ替えるように混ぜると、全体の味が均一に。

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<材料>
キャベツ 1/4個(250g)
きゅうり 1/2本
玉ねぎ 1/4個
塩 小さじ1/2
ツナ缶 1/2缶(35g)
ホールコーン缶 大さじ2
A
マヨネーズ 大さじ2
練りがらし 小さじ1
酢 小さじ1
塩、こしょう 少々

<作り方>
1. キャベツは芯を取り除き、4~5㎝長さの細切りにする。きゅうりも細切りに、玉ねぎは薄切りにする。塩をして10分ほどおき、水気をしぼる。
2. Aを合わせ、1、ツナ、コーンを混ぜる。

(「太陽笑顔fufufu」より引用)

ざく切りキャベツの甘酢づけ(4~5人分)

にんじんのビタミンAとキャベツのビタミンCで免疫力UP。冷蔵庫で約1週間保存可能。色の濃い外葉より、内側の葉の方が保存時の色がきれい。

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<材料>
キャベツ 1/4個(250g)
にんじん 3㎝(40g)
しょうが 1かけ
昆布 3㎝
A
塩 小さじ1/2
米酢 大さじ3
砂糖 小さじ2

<作り方>
1. キャベツは芯を取り除き、3㎝角程度のざく切りにする。人参、しょうがは3㎝長さのせん切りにする。
2. 熱湯でキャベツ、にんじんを色が変わる程度にさっとゆで、ざるにあげて水気をきる。
3. Aを合わせ、しょうが、昆布を加える。2を加えて混ぜる。

(「太陽笑顔fufufu」より引用)

火を通したり塩もみすることで、カサが減り、量を多く摂ることができそう。時間のかかる煮込み料理も、途中まで作って置くことで時短に。かしこく、おいしく使い切って旬の味を満喫したいと思います。

太陽笑顔fufufu

image via shutterstock

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