1. Home
  2. STYLE
  3. いい空気を一瞬で作るコミュニケーションの秘訣。秀島史香さんインタビュー【前編】

いい空気を一瞬で作るコミュニケーションの秘訣。秀島史香さんインタビュー【前編】

いい空気を一瞬で作るコミュニケーションの秘訣。秀島史香さんインタビュー【前編】

ラジオDJやナレーターとして第一線で活躍する秀島史香さん。その声は、FM局のラジオ番組やテレビCM、また惜しまれながら終了した『着信御礼!ケータイ大喜利』(NHK)の女性DJ役などで聞き覚えのある方も多いでしょう。3月には初めての著書『いい空気を一瞬でつくる 誰とでも会話がはずむ42の法則』(朝日新聞出版)を上梓。初対面の人とうまくコミュニケーションをとる方法や考え方がわかりやすくまとめられ、話題を呼んでいます。そんな秀島さんにインタビューを敢行! 本のことや昨年から約1年間を過ごしたベルギーでの生活などについて伺った様子を2回にわたってお届けします。

あがり症だった少女がラジオDJに!?

――秀島さんは子どものころからラジオが大好きだったそうですね。

小学6年生のとき、アメリカに引っ越して初めて自分の部屋をもらったんですが、一人になると「明日も英語わかんないんだろうなあ」「何もしゃべれないんだろうなあ」なんて、翌日学校に行ったときのことを考えると不安な気持ちでした。そんなときに勇気づけてくれたのがラジオです。スイッチを入れると同じ時間におなじみの人の声が聞こえてきて、DJのキャラクターがダイレクトに伝わってくるのが好きで。時間を共有しているような気分でした。

――そして大人になってラジオDJになるわけですが、本には小さいころからあがり症だったとありました。

そうなんです。じつは人前で話すのが苦手で。でも、「ラジオは人前じゃないかも。部屋の中でマイクに向かってしゃべればいいんじゃない?」と思ってしまったんです。リサーチ不足でしたね。番組にはゲストが来るし、しかも初対面の相手と話さなければならない。独り言のようにしゃべるわけにはいかず、想像とは全然違いました。

――そうでしたか。ところで、ラジオDJとしてのデビューは大阪だったそうですが。

大阪の人たちには「こう言われたらこう返す」という、いわゆるボケとツッコミが自然と身についていて、ここまで感覚が違うのかとカルチャーショックを受けました(笑)。当時、まだ全国区ではなかった恵方巻について商店街でレポートする、という仕事があったんですが、「おねえちゃん、何も知らんなー」と言われたりして。でも、どんどん人が集まってきて、積極的に取材に応じてくれたのは本当にありがたかったです。大阪の人たちのノリは外国人と似てるかもしれませんね。

コミュニケーションについて考え直したベルギーでの日々

170515_hideshima_top.jpg――そういえば、秀島さんは3月にベルギーから帰国されたんですよね。

ええ。約1年間、夫と5歳の娘の3人でゲントという街に住んでいたんですが、向こうでも電車のチケットの買い方が分からなくてきょろきょろしてると、いろんな人たちが集まってきて教えてくれました。ゲントは日本人があまりいなかったので珍しがられ、話しかけられることもありました。目が合うとニコッとしてくれるのもうれしかったです。

――大阪での経験が、時を経てベルギーにつながったと。

まさにそうです。大阪では思ったようにできない自分への悔しさはありましたが、街の中ではありがたいと思うことばかりで。それはベルギーでも同じでした。たとえば、スパイスを探しにスーパーマーケットに行ったときには、料理の写真を見せるといろんな人が必要な材料を教えてくれました。

――人の温かさを感じます。

ベルギーは知らないことだらけでしたが、そのおかげでコミュニケーションをゼロから考え直すいい機会になりました。人との接し方って言葉だけじゃないんだと思って、心を開いてもらうためにいろいろやってみました。目があったら笑ってみるとか、とりあえずハローとあいさつしてみるとか。試す機会は毎日ありましたからね。

――ベルギーでの経験が、この本の執筆にも生かされている気がします。

そうですね。行ってみないとわからないことはたくさんあったし、黙っていたら何も生まれないことも身にしみてわかりました。思い切って教えてほしいと頼んだり、こちらから話しかけたりするのは大事ですね。柴犬を連れたおばあちゃんに話しかけたときには、その人の娘さんが日本のグーグルに勤めてることがわかって意気投合しちゃって。毎日がそういうことの連続でした。

170515_hideshima_1.jpg......憧れのラジオDJになり、それから20年を目前にして、ベルギーで新たな気づきと出会った秀島さん。次回は忙しい仕事とプライベートを両立する方法や、これからのことについて伺います。

>>秀島さんインタビュー後編へ続く

お話を伺った方:秀島史香さん

神奈川県茅ヶ崎市出身。音楽的知識欲は言うまでもなく、ライブから映画までアーティストに関する情報収集に余念がない。FM局のDJ、TV・CMのナレーション、絵本の読み聞かせ、通訳や字幕翻訳、美術館の音声ガイド、機内放送、コラムや音楽レビューといった執筆活動などで活躍中。『SHONAN by the Sea』(日曜6:00~9:13/Fm yokohama)『Please テルミー!マニアックさん。いらっしゃ~い!』(JFN各局)など出演中。[ブログ][インスタグラム]

[いい空気を一瞬でつくる 誰とでも会話がはずむ42の法則]

北舘和子

  • facebook
  • twitter
  • hatena

    Ranking

    1. やる気がなくなって、疲れがとれないときの対処法

    2. いつも遅刻する人が、時間に正確な人に理解してほしい8つのこと

    3. 砂糖を1週間我慢すると起こる、イイことって?

    4. 意外に知られていない、歯肉炎の家庭療法6つ

    5. 30歳を過ぎたら気を付けたい「たるみ毛穴」の対処法

    6. 大橋マキさんに聞く、上手にリスタートできた理由

    7. 他人の目は気にしない。背負いすぎるクセから解放される「自己対話術」

    8. ドロっと多い、においが違う? 女医さんに聞く「おりもの」の疑問

    9. 高反発なのに、マシュマロのように柔らかい「極上枕」

    10. 松本千登世が考える「涼しげな女性」という、大人の最上級

    1. 特定の食べ物がどうしても食べたくなるとき、カラダが伝えたい6つのこと

    2. 砂糖を1週間我慢すると起こる、イイことって?

    3. ドロっと多い、においが違う? 女医さんに聞く「おりもの」の疑問

    4. アルツハイマー病の意外な5つの原因とは?

    5. 大橋マキさんに聞く、上手にリスタートできた理由

    6. 「その症状はストレスのせい」と教えてくれる 8つのサイン─今日から始める、もっと健康になる方法

    7. いつも遅刻する人が、時間に正確な人に理解してほしい8つのこと

    8. 筋肉をつけたいなら「朝大豆」。大豆ファーストで「かくれ高血糖」を防ぐ

    9. やる気がなくなって、疲れがとれないときの対処法

    10. 30歳を過ぎたら気を付けたい「たるみ毛穴」の対処法

    1. 綿棒を耳掃除に使うのは絶対にやめた方がよい理由

    2. ドロっと多い、においが違う? 女医さんに聞く「おりもの」の疑問

    3. 「その症状はストレスのせい」と教えてくれる 8つのサイン─今日から始める、もっと健康になる方法

    4. 特定の食べ物がどうしても食べたくなるとき、カラダが伝えたい6つのこと

    5. 砂糖を1週間我慢すると起こる、イイことって?

    6. 固定観念がくつがえる!自分らしいファッションと香りとの新しい出会い

    7. アルツハイマー病の意外な5つの原因とは?

    8. すっぱいにおいは健康の証。おりものって何ですか?

    9. 大橋マキさんに聞く、上手にリスタートできた理由

    10. 糖質約96%カットも。低糖質・低カロリーおやつ10選

    いい空気を一瞬で作るコミュニケーションの秘訣。秀島史香さんインタビュー【前編】

    FBからも最新情報をお届けします。