日本では、桜の開花で本格的な春の訪れを感じますよね。アメリカで、春の到来を感じるのは、イースター(復活祭)なんです。
キリストの復活を祝うクリスチャンの行事ですが、そうではない人たちもイースターのお菓子や、「エッグハント」という、隠してあるエッグを見つけるゲームを楽しむようになっています。
アーティスティックなチョコレート
今年のイースターは4月16日。ちまたには、ウサギやヒヨコ、タマゴをかたどったカラフルなお菓子があふれています。わたしのこの時期の楽しみは、定番を超えたチョコレートを探すこと。オンラインでは工夫をこらしたものがたくさんあって、見ていて楽しくなります。
イギリスの「Bettys」のチョコエッグは、春らしいデコレーションが魅力。
こちらは、エッグ型のチョコレートの中にチョコレートとカスタードらしきクリームがたっぷり。スプーンでモチっとすくってみたくなります。
ピンクのボウタイと花で飾られたキュートなエッグは、イタリアの「Frisoni Alessandra Studio Cake」のもの。食べるのがもったいないぐらいです。
リング型チョコに驚き
インスタグラムの中で今年一番気に入ったのが、ヒューストンのショコラティエ、「Cacao and Cardamom Chocolatier」の「Arnaud」です。
エッグ型のリングのチョコレート。しかも、立ってる?
どうやって作るのかたずねてみたところ、リングの型にナッツやベリー類を入れてから、チョコレートを流し込むそうです。立てられるのは、下の部分が平らになっているから。
この発想、すごいです。
ナッツやベリーとの組み合わせも新鮮
「Arnaud」は形だけではなく、素材もユニーク。しかも、あえて中身を見せているところもいいな。
ダークチョコレートには、ピスタチオに、乾燥させたアプリコットやベリー類が入っています。
ミルクチョコレートは、砂糖をまぶしたフェンネル、乾燥イチジクとアーモンド入り。
ホワイトチョコレートには、花のように見えるフリーズドライのイチゴとラズベリーに、カカオニブ。この組み合わせ、食べてみたいな。
ほかにも、こんな白xピンクの春カラーのエッグもあり。ベリー類がぎっしり詰まっていて、かなりのインパクトです。
どうやってこんな色を出すのか不思議なほどのチョコエッグ。エイリアンのタマゴみたい。食べたいような、怖いような……。
芸術的なチョコエッグがたくさん登場していて、イースターのチョコレートは年々進化しているようです。
Photos Courtesy of Cacao and Cardamom Chocolatier