暖かくなってくるとやんわりと意識しはじめるダイエット。でも毎年このくらいの時期からやる気たっぷりにはじめると、夏本番を前に息切れしてしまいがちですよね。そこでダイエットを無理なく続けられそうな今注目のフードを紹介します。美味しいうえに、ダイエットも栄養バランスも両立できるというから驚き。女性にいいこと尽くしの魔法のようなパスタです。

以下「ライフハッカー(日本版)」より転載:突然ですが、「完全栄養食」という言葉、聞いたことはありますか? 人間が生きていくために必要な栄養素がすべて入った食品のことで、米国ではソイレントと呼ばれるミルクのような流動食などが知られています。このような完全栄養食は、理論的にはこれだけで生きていけるので他の食事を食べる必要がないわけですが、やっぱり美味しい料理を食べて味を楽しみたいですよね。フード系スタートアップのベースフード株式会社が2月22日に発売したのが世界初の完全栄養食パスタ「BASE PASTA(ベースパスタ)」です。

BASE PASTA3食分で厚生労働省が定めた「日本人が1日に必要な栄養素」すべて含む

パスタと聞くと、あまり健康に良いイメージが浮かばないかもしれませんが、BASE PASTAは通常の小麦粉よりも栄養価の高い小麦全粒粉や、話題のスーパーフード、チアシードなどを練り込んでいます。それも、栄養素はしっかり計算されていて、BASE PASTA3食分で厚生労働省が制定した「日本人の食事摂取基準(2015年版)」に基づく「日本人が1日に必要な栄養素」をすべて含むそうです。

20170327_tensai_02.jpgさらに、従来のパスタと比べて糖質は50%OFF(※)、カロリーは20%OFFとなっている点も、ダイエットなどで食べ物に気を使っている人にはうれしい点ではないでしょうか。
(※日本食品標準成分表2015年版[七訂]より、中華めん[生]との比較[同量])

なぜパスタなのか

それにしても、なぜパスタなのでしょうか? なぜプロテインバーのようにどこでも食べられる形の食べ物にしなかったのでしょうか?
この理由はBASE PASTAを開発したスタートアップ、ベースフード株式会社で代表取締役を務める橋本舜(はしもと・しゅん)氏によれば単純明快で「健康を当たり前にするため」です。
つまり、サプリメントのような栄養補助食品をとるには、意識して摂取するという意識付けが必要ですが、主食であるパスタを変えることで、健康意識の低い人でも摂取する栄養を簡単に底上げすることができる、ということです。

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BASE PASTAは完全栄養食(*)という究極的な健康食品ではあるものの、健康意識の高い人だけを購買のターゲットにしているわけではなく、むしろ健康意識の低い人にこそ食べてもらいたい。そして、BASE PASTAで普段不足している栄養素を手軽に摂取してほしい、という、健康分野で社会にインパクトをもたらす商品なのです。
消費者の側からしても、健康、栄養、ダイエットといった分野は複雑なので、できるだけ何も考えずに栄養を取りたいという需要はありそうです。普段のパスタをBASE PASTAに変えるだけでバランスのとれた栄養を摂取できるのは効率的なので、ライフハック商品ともいえるでしょう。(*※栄養素等表示基準値に基づき、脂質・飽和脂肪酸・n-6系脂肪酸・炭水化物・ナトリウム・熱量を除いて、すべての栄養素で1日分の基準値の1/3以上を含む)

BASE PASTAの気になる味は?

完全栄養食品の開発にパスタが選ばれた理由は「主食だから」という理由に加えて「アレンジの高さ」もあるでしょう。2月21日、三軒茶屋のイタリア郷土料理のお店「PepeRosso(ペペロッソ)」で行われたBASE PASTAの試食会では、総料理長の今井和正(いまい・かずまさ)氏が、BASE PASTAを使った2種類のパスタ料理を披露しました。
20170327_tensai_04.jpg(左)TAGLIOLINI CACIO E PEPE(羊のチーズと黒胡椒のパスタ)、(右)TAGLIOLINI ALLA GENOVESE(羊のチーズのジェノベーゼソースのパスタ)。TAGLIOLINI CACIO E PEPEはペペロッソで正式メニューとして提供される。

2種類のパスタ料理が美味しかったのはもちろんなのですが、特徴的だったのはBASE PASTAの麺自体にもほんのり小麦の香りがして「麺がうまい」と感じたこと。中に練りこんである材料の存在感もあったので、シンプルな味付けでも満足感のあるパスタ料理ができそうだなと思いました。

そんな「BASE PASTA(ベースパスタ)」は1食550円(税・配送料込み/5食以上購入の場合)でAmazonで購入できます。さらにAmazonプライムにも対応しているので忙しい人も気軽に注文できそうです。5食買ったほうがお得ではありますが、注文自体は1食からできるのでぜひ一度お試しください。

このパスタ、コンセプトが秀逸なので日本でも売れそうですが、世界でも売れる気がします。

(文・写真/大嶋拓人)

ライフハッカー(日本版)

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