1. Home
  2. EAT
  3. ダイエット法ではない? ちゃんと知りたいグルテンフリーのこと

ダイエット法ではない? ちゃんと知りたいグルテンフリーのこと

1,854

ダイエット法ではない? ちゃんと知りたいグルテンフリーのこと

最近よく聞くグルテンフリーという言葉。私の住むフランスでも、たいていのスーパーに、グルテンフリーをうたう食品が並ぶようになりました。

グルテンフリーの恩恵、科学的根拠は?

グルテンは、小麦粉に含まれるたんぱく質が、水分と合わさってこねられることで生まれる成分です。このグルテンへのアレルギー反応が話題になったころから、グルテンフリーの食品が注目され始めたように思います。

そのため、グルテンフリーは体に良いとか、ダイエットになるという認識まで広まってきました。実際、2014年のアメリカ国立研究センターの消費者リサーチ『Le Parisien』によると、4分の3近いアメリカ人が、食卓からグルテンを追い出すことを検討しているといいます。

けれども、同誌が指摘するように、今の時点ではグルテンフリー食が健康に良いという説は、科学的には証明されていないのだそう

グルテン消費量と糖尿病との関係

それどころか、2017年3月9日アメリカ心臓病協会に発表されたハーバード大学の研究報告によれば、グルテンの摂取量が低い人ほど、2型糖尿病にかかるリスクが高いことが、判明したとのこと。

グルテン消費量の高い上位20%の被験者と、一日のグルテン消費量が4グラム以下の被験者を比べたところ、前者の方が、2型糖尿病にかかる率が13%低い

(「American Heart Association News」より翻訳引用)

※20万人近い参加者の、延べ30年に亘る観察データを分析したこの研究によれば、参加者のグルテン消費量は、ほぼ一日12グラム以内。その平均は一日5.8~7.1グラムでした。

グルテンは、小麦やライ麦に含まれますから、食品としては、パンのほか、パスタ、シリアル、ピザなどから体に取り込むことになります。グルテンの少ない食事とは、すなわちこれらの穀類が少ない食事のこと。そのため、グルテン消費量の低い被験者は、体に必要な食物繊維や、ビタミン、ミネラルなどの栄養素の摂取も少なく、研究者たちは、それがこの結果を説明できると考えています。

確かに、セリアック病(グルテンが原因となる病)患者やグルテンにアレルギーを持つ人は、グルテンフリーの食事をする必要があるでしょうが、そうでない限り現状では、ダイエット目的でグルテンを避けるメリットはなく、それどころか長期にわたるグルテンフリー食は、健康を損ねる可能性も......

「過ぎたるは、及ばざるがごとし」と言いますが、「及ばざるは、過ぎたるがごとし」を証明したこの研究結果。健康な体は、何よりもまずバランスの取れた適量な食事から、という基本を思い出させてくれるようです。

Le Parisien,American Heart Association

image via Shutterstock

冠ゆき

  • facebook
  • twitter
  • hatena

    Ranking

    1. 性欲を高める効果も! ハル・ベリーが実践しているワークアウト

    2. 「便秘は治療が必要な病気」。医師が教える4タイプの便秘

    3. 女医さんに聞く、デリケートゾーンのモヤモヤを吹き飛ばすヒント

    4. 怒りをぶつけてはダメ。人生を豊かにするための、正しい怒り方

    5. 貧血のとき、意外なNG食品ってなに?

    6. カリスマ女医が教える、「美肌菌」が増える食事の13か条

    7. 季節変わりにやってくる顔のかゆみトラブル、皮膚科医に聞いた原因と対策法は?

    8. 収入を得ることだけが仕事だと思っていませんか? | 禅僧のおことば 16

    9. 毎日がもっと楽しくなる。脱・顔のかゆみで、心と肌に上向きスパイラル

    10. 愛や結婚はあと少しと努力するもの? #心に効く言葉

    1. あなたの身近にいるかも?「反社会性パーソナリティー障害」の性格特性13

    2. 朝ごはん、お風呂を大事にする! 自律神経の名医がすすめる「健康の極意」とは

    3. 太りやすい人、太りにくい人の違いって何? ドクターに聞きました

    4. 女医さんに聞く、デリケートゾーンのモヤモヤを吹き飛ばすヒント

    5. 4人に3人は経験する膣カンジダ。自分で簡単に治せます!

    6. 便秘改善に効果的な8つの方法。まずは、おならを出そう

    7. 性欲を高める効果も! ハル・ベリーが実践しているワークアウト

    8. 貧血のとき、意外なNG食品ってなに?

    9. 4人に3人は感染。膣カンジダ症のこと、知っていますか?

    10. カリスマ女医が教える、「美肌菌」が増える食事の13か条

    1. 水嫌いの私が、30日間毎日3.7リットルの水を飲んでみてわかったこと

    2. 100回の腹筋よりおすすめの運動って?【痩せるカラダを作る方法】

    3. やっぱりバナナはすごい! 科学が裏付けた健康パワー10

    4. 貧血のとき、意外なNG食品ってなに?

    5. 季節変わりにやってくる顔のかゆみトラブル、皮膚科医に聞いた原因と対策法は?

    6. 足裏を鍛えるといいことづくめ。1日10分の簡単エクササイズ

    7. あなたの身近にいるかも?「反社会性パーソナリティー障害」の性格特性13

    8. 朝ごはん、お風呂を大事にする! 自律神経の名医がすすめる「健康の極意」とは

    9. 食べるだけで3kg減? アーモンド、驚きのダイエット効果6つ

    10. ヘルシーそうでも意外とNG? 糖尿病なら避けたい食べ物7種(前編)

    ダイエット法ではない? ちゃんと知りたいグルテンフリーのこと

    FBからも最新情報をお届けします。