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ときめきが足りない大人たちへ。ドキドキワクワクを取り戻すヒント【自己実現編】 #乙女心回復計画

ときめきが足りない大人たちへ。ドキドキワクワクを取り戻すヒント【自己実現編】 #乙女心回復計画

乙女のように、いつまでもドキドキワクワクした気持ちでいるためのヒントを紹介する、本連載「乙女心回復計画」。これまで5回にわたって、A.H.マズロー博士の「欲求五段階説」にそって、段階的に乙女心を回復させる習慣にトライしてみることをおすすめしてきました。今回は、いよいよ最終回です。最後の段階である第五段階=「自己実現欲求」を満たす方法を考えてみましょう。

理想の自分に近づきたいという欲求

「自己実現欲求」とは、なりたい自分、理想とする自分の姿に近づきたいとする欲求です。たとえば、990点満点のTOEIC®で今回は730点だった。次は800点を狙おう。そして800点を取ったら、もっと高い得点を目指す。こうした努力し続ける姿勢、いわば「成長したい」という欲求は、人が生きている限りずっと拡大・継続していくとされています。つまり「自己実現欲求」は、自分の中にあるときめきをずっと追い続ければ満たされると考えていいでしょう。

ここでずっとお伝えしてきた、もっとも大事なこと。それは、自分の中のときめきをセーブしない=ドキドキワクワクを否定しないことでした。「最近、ときめきを忘れてるなあ」と思うのは、自分の中にある乙女心を眠らせているだけの話です。乙女心は、だれの中にも存在する麗しい宝石のようなもの。取り出して磨けば、再び光り出すのです。

そしてやっぱり注意したいのは、なりたい自分になるために努力するとき、純粋に自分のためだけでいるかどうかです。もし800点を取ったら、会社で認められるから、後輩に尊敬されるから......といった、他人から認められたい部分が混ざっているとそれは決して満たされません。自分でなりたいからなる。自分のためにやりたいからやる。自分の価値を他人に明け渡したところで、正当に評価される日は、永遠に来ないのです。

ときめきはいつか自分に還ってくる

前回 お伝えしたように、現在の私は、スチールカメラマンとしてお仕事をすることが多くなりました。記者会見会場に出向き、スポーツ紙のカメラマンさんたちと同じ"スチールカメラマン"として、プレス受付をします。スポーツ紙のカメラマンさんは、高価な大きい機材を持ち歩くためか、大半が体つきのいい男性です。女性は圧倒的に少なく、混乱した現場では怒号が飛び交うなど荒々しい場面に遭遇するケースもしばしば。

望遠鏡のようなレンズを構えている隣の人は、どう見ても、数々の名場面を撮ってきたはずのプロ中のプロです。ここで、私の中の"一般社会人"は「怖そうだなー。話しかけたら怒られそうだなー」とひるみました。ですが、ドキドキワクワクの原点である、私の中の"小学生男子"が疼きだし、気がつくと声をかけていたのです「そのレンズって、どのくらいの距離まで撮れるんですか?」と。

すると隣のプロは、「かなり顔のアップまで撮れるよ。見てみる?」と、手に持っていた大きなレンズ付きのカメラをそのまま私に渡してくれたのです。ずっしりとした重み。おそらく百万円単位はする立派なプロ仕様のカメラは、普通なら触る機会はめったにないはずです。もし私が、私の中の"一般社会人"の声に従っていたら、隣のプロには話しかけなかったでしょうし、舞台上にいる人の毛穴まで見えるかと思えるほどの至近距離を、レンズ越しに確かめることもなかったでしょう

自分の中のドキドキワクワクに従っていると、どんどんそのときめきは大きくなって、また自分に還ってきます。プロ仕様のレンズに大興奮した私の中の"小学生男子"は、どんどん隣のプロに話しかけ、このカメラが前日のサッカー戦の歴史的瞬間を捉えた写真を撮った(その日の朝刊で私が見た写真を撮影したご本人だった)ことまで突き止めました。

隣のプロは、最終的には私のカメラに関する悩みにも応えてくれ、標準レンズでも遠くのものがうまく撮れるように調整しコツまで教えてくれたのです。それがきっかけで、私の写真撮影の技術は格段に上がりました「トリミングする(余分に写った部分を切り取って画像を調整する)必要がないから楽ですね」と評判がいいのです

大切なのはときめきをセーブしないこと

くり返しますが、「乙女心」を回復させる上で最も大切なルールは、自分の中のときめきをセーブしないことです。自分の中で芽生えたドキドキワクワクを否定しないことです、絶対に。

「ときめきを忘れちゃったなあ」と嘆いている乙女の皆様、約束しましょう。忘れているなら思い出せばいいのです。自分の中にある「乙女心」を、自分の奥底にある自分自身の本当の声を、全力で満たすことに集中しましょう。そうすれば、いまよりももっと、きらめきをまとった麗しき乙女になれるはずです。あなたも、私も。

image via Shutterstock

Writing by松下りゆ

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