朝ごはんを通して世界を知る“をテーマに各国の朝ごはんを紹介してくれる外苑前のカフェ「ワールド・ブレックファスト・オールデイ」。2017年3月と4月はイスラエルの朝ごはんが登場です。

イスラエルってどんな国?

イスラエルという国の名前や場所は知っていても、ではどんな文化なのか? と聞かれると、はたと困ってしまいます。旧約聖書にも古代イスラエルの民について書かれていて、古い歴史があることはよく知られていますが、国として建国されたのは第二次世界大戦後の1948年のこと。ユダヤのイスラエルの民たちは、なんと約2000年以上もの間自分の国を持たず、東欧からヨーロッパ、中東および北アフリカまでの諸国に散らばって暮らしてきました。イスラエルが建国されてから、ユダヤ人たちはそれぞれが暮らしていた国の文化を持ち帰ってイスラエルを形成しているので、しばしば「パッチワーク文化」として説明されるそう。

食事に表れる国の歴史

食文化においてもそれは同じで、ユダヤ人本来の食文化と各国の文化が融合したのが現在のイスラエル料理のスタイル。食卓には、東欧やアラブ諸国の影響を濃く受けたメニューの数々が並びます。朝ごはんの定番は、東欧諸国で食される全粒粉を使ったパンと、クミンが効いた野菜のソースに目玉焼きがのった「シャクシュカ」。ひよこ豆のフムスミントティーなどと一緒にいただきます。美味しいチーズオリーブが豊富なのもイスラエル料理の特徴。

ヘルシーでいてボリュームたっぷりなので、ブランチランチとしても満足できます。期間中はイスラエル大使館の協力により、さまざまなワークショップも開催されるそうなので、イスラエルのことを知るチャンス。東欧やアラブの食文化や雰囲気が好きな人にも楽しい体験となるはず。日本にいながらできる気軽な異国体験で、リトルトリップ気分を味わってみてはいかがでしょう。

ワールド・ブレックファスト・オールデイ

住所 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-1-23 1F
営業時間 7:30~20:00(ラストオーダーは19:30)

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