忙しい毎日だからこそ、栄養バランスが取れた食事を心がけたいもの。とくに1日のはじまりに食べる”朝食”を工夫すれば、そのあと過ごす時間がもっと有意義になるはず……。

でも、そうは思っていても、実際は1分でも長く寝ていたいし、見直しは後回しになってしまいがちで、朝食を食べない、もしくは野菜ジュースやゼリーだけといった”とりあえず”で済ませてしまう人も多いようです。

からだのリズムを整え、1日を気持ちよくスタート

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「理想的な朝食」を探るべく、今回お話を聞いたのは、美と健康と食の関わりについて多くのメディアで情報を発信している”美養フードクリエイター”の岩田麻奈未さんです。

岩田さんによれば、朝食の大切な役割のひとつに「身体に新しい1日の始まりを合図する」ということがあるそう。朝の光を浴び、朝食を摂ることで体内時計のリズムが整い、眠っていた身体の覚醒を助けてくれるのだとか。

「からだは、起きてから約2時間以内に食べる食事を”朝食”として認識します。朝食を食べることでからだは目覚め、胃腸の働きも活発になります。腸は朝に1日でもっとも大きなぜん動運動を起こしますが、朝食を摂ることで腸のリズムが整い、スムーズな排泄が促されます。腸の調子がいいと、摂った栄養素も効果的に吸収されます」

朝食を摂るだけで、こんなにも効果が期待できるとはうれしい話です。1日のリズムを朝に整えておけば、そのあとの仕事や家事の効率も上がるはずです。

理想の朝食は、しっかり噛めて、からだを温めるもの

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「朝食をまったく食べないという方は、フルーツやシリアルなどの簡単なものでもいいので、まず口に入れることを習慣にするといいでしょう」と岩田さん。

咀嚼することで脳が活性化するので、できればドリンクではなくしっかり嚙めるものを。そして朝は1日で体温が一番低い時間帯なので、からだを温めてくれるものが理想的です」

朝食を摂ることに慣れてきたら目を向けたいのが”栄養面”。

朝食には、タンパク質と糖質を摂るといいとされています。たとえばじゃがいもやかぼちゃなどの糖質系の野菜たっぷりのお味噌汁に、タンパク質を多く含むたまごを落とすだけでもOK。野菜には食物繊維も含まれますし、味噌の原料である大豆も栄養が豊富です。からだも温まり、よく噛んで食べれば満腹感も得られます」

女性に不足しがちな栄養素は「豆」で摂る

dalura_05.jpgさらに、女性に必要な栄養素を多く含み、手軽な朝食となりうる食材として注目したいのが「豆」です。豆のなかでは、食物性タンパク質をみると「大豆」が代表格ですが、大豆だけではじゅうぶんに摂取できない葉酸や鉄といった栄養素を摂ることができるのが”ひよこ豆”と”レンズ豆”の組み合わせです。

「豆には、タンパク質や糖質のほか、女性にとって必要な食物繊維、ビタミン・ミネラルが豊富に含まれています。とくに、レンズ豆は食物繊維が大豆より多く、ポリフェノールも豊富。亜鉛や鉄も多いです。ひよこ豆はタンパク質が豊富で、むくみによいとされるカリウムや、妊娠を望む女性が摂りたい葉酸、アンチエイジング効果が期待されるビタミンEも多く含まれています」(岩田さん)

しかし、豆は水につけておかなければいけなかったり、煮ているときに吹きこぼしてしまったりと、調理するには意外と”面倒”な食材でもあります。その豆を手軽に摂れるのが「ダルーラ」という豆スープです。現代女性の食習慣を改善したいとの思いでロート製薬が2年もの歳月を費やして開発しました。

100%オーガニックのひよこ豆とレンズ豆がゴロゴロと入っているのが特徴で、電子レンジや湯せんであたためるだけで簡単。2種類の豆のちょうどよい歯ごたえが楽しめます。よく噛むことで分泌されるだ液が消化を助け、頭もすっきり。からだもあたたまります

豆×スパイスを朝食にする「豆活」という習慣

ダルーラ」の「ダル」とは、ヒンディー語で「豆」のこと。女性にとって大切な栄養素を多く含む「豆」を日常的に食べてもらえる食品を開発しようと、世界各地の食習慣を探求してたどりついたのが南アジアでは、日本の”味噌汁”に例えられるほど毎食食べられている「ダル(豆)」を使ったスープ料理でした。宗教上の理由で肉をほとんど食べないかわりに、タンパク質などの必要な栄養素を摂るために食べられているのが「豆」というわけです。

同時に、南アジアで日常的に使われる「スパイス」にも注目。さまざまな効能を持つといわれるスパイスを何度も試作を重ねて調合し、豆本来の持ち味を引き立てる日本人好みの”旨み”にこだわりました。フレーバーは「スパイシーカレー」「スパイシーオニオン」「ホットジンジャー」の3種類。

「スパイスは、香りをかぐだけでも交感神経を刺激してくれます。一般的に、脂肪を燃焼して代謝も上がるのでからだが温まるだけでなくダイエットに効果的ともいわれます」(岩田さん)

スパイスのアクセントがしっかり効いていながらもマイルドな味わい。ゴロゴロ入った豆の食感も楽しく、食べ応えもじゅうぶん。栄養がしっかり摂れてカロリーは200kcal以下というのも女性にはうれしいですね。

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左よりスパイシーカレー、スパイシーオニオン、ホットジンジャーの3つの味で展開。389円(税込)/各160g

しっかり噛めて、食べるとからだもあたたまり、スパイスのいい香りに気分も上がる。そんな「ダルーラ」を朝食の習慣にすれば、今まではおっくうだった早起きも楽しみになりそうです。

きちんと気にかけてあげたいからだのこと。食生活を改善しようと肩肘をはるのではなく、まずは毎日の朝食から見直すこと、そしてそれを続けることがとても大切なのだと思いました。

dalura_profile.jpg岩田麻奈未 さん

美養フードクリエイター、中医薬膳師、健康リズムカウンセラー。美と健康と食の関係に注目し、体内時計や味覚といった身体の仕組みにそった自然な食生活と、おいしく食べて心も身体もキレイになる食スタイルを提案している。著書に『ヤセ菌が増えて太らない食べ方』(自由国民社)がある。

写真/内山めぐみ(6枚目)

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