まわりに子どもが多いせいか、毎月、誰かしら誕生日を迎えています。

私自身かなりの照れ性なので、「大人数から祝われる」ということがどうも気恥ずかしく、それもサプライズとかは特にうろたえてしまいます。これまで数回そんなことがあったのですが、その度に顔から火が出る思いでした。そんなとき、まるでプリンセスのように、「まぁ、ありがとう」と品良く微笑むことができる人を見ると、これが模範的な反応だよなぁと感心してしまいます。でももうこれは「性格」としか言いようがなく、思い起こせば小さい頃から、そんな状況に置かれると目が泳ぐ子どもでした

だからでしょうか、うちの子たちも誕生日ケーキを前にして「おめでとう」と言われると、口一文字にして目だけ上を向きすぎて白目になっているような、実に微妙な表情をします。親が親なら、子も子

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さて、誕生日ケーキというのは、言って見れば「おめでとうの象徴」です。どんなツンデレでも天邪鬼でもケーキの前では堪忍せい、という説得力があります。それも手作りとなると、こもっている「気持ち」も並大抵のものではなく、仮に気持ちの圧力を測る装置があったら、誕生日ケーキは基準値をゆうに振り切るでしょう。そんな念入り食品ですから、こちらもそれなりの態度で臨まないと気がついたら飲まれてしまいます。

私もそれなりに子どもたちにはケーキを作りますが、私の場合は「おめでとう」と母らしく言ったり振舞ったりする代わりに、ケーキで勘弁してね、というまわりくどい遠回しの「母アピール」だったりします

ま、どっちにせよ、「誕生日ケーキ」という食べ物を通して何がしのメッセージを込めてしまう。それが人間。と、ざっくりまとめてしまったのですが、冬の誕生日ケーキは苺に限る!

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