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甘酸っぱさが後を引く、エキゾチックな味が魅力のタイの焼きそば「パッタイ」。プリプリしたえびの食感と、もちっとした麺がおいしい一品です。

気軽においしくプロの味

最近では輸入食材店などで麺と調味料のセットが売られていたりして、家庭でも気軽に楽しめるようになりました。でも一から自分で作ると、もともと家にない食材や調味料を買って余らせてしまうことにも……。できれば家にある食材で作りたい。もちろんおいしく!「 FOODIE」で、身近な食材でできそうな、今すぐ試してみたくなるパッタイレシピがありました。

クセになるおいしさ! パッタイレシピ

〈材料〉(1人分)

米麺(センレック・乾麺) 50~60g

エシャロット(薄切り) 1/2個分 ※アーリーレッド(=赤玉ねぎ)で代用OK

溶き卵 1個分

むきえび 4尾

干しえび 10g

桜えび 10g

たくあん(5mm角) 10g ※あれば秋田のいぶりがっこがおすすめ

厚揚げ(1.5cm角) 20g

にら(4cm長さ) 10g

もやし 40g

サラダ油 大さじ2

・合わせ調味料・作りやすい分量 ※冷蔵庫で約1カ月間保存可能

タマリンドペースト(水100mlでタマリンドペースト50gをもみだし、種を除いたものを計量) 70g

ココナッツシュガー 80g

ナンプラー 60ml

〈作り方〉

1.米麺を20℃のぬるま湯で40分もどす

2.<合わせ調味料>の材料をすべて入れて中火にかける。混ぜながら写真のようなドロッとした状態になるまで、5分ほど煮詰める。

3.フライパンにサラダ油を弱火で熱して、玉ねぎを加える。香りが出るまで炒めたら、強火にして溶き卵を流し入れ、ふんわりとした半熟状になるよう、ざっとかき混ぜる。

4.3に1の米麺を加え、手早く炒め合わせたら、2の合わせ調味料大さじ2を加える。汁気を飛ばしながら、全体をなじませる。

5.むきえび、干しえび、桜えび、たくあん、厚揚げを加え、むきえびに火が通るまで炒め合わせる。にら、もやしを加え、火を止めてさっとひと混ぜし、器に盛る。

(「FOODIE」より引用)

本格タイ料理の名店・マンゴツリーの天野中シェフによるとポイントは3つ

1.乾麺はぬるま湯で戻す

2.たくあん、厚揚げで本場の味に

3.酸味を効かせて味を決める

専門店では生麺を使うことが多いようですが、一般的に流通しているのは乾麺。モチモチの食感に仕上げるポイントは戻し方なのだそう。たくあんや厚揚げは味に奥行きを与え、食感を豊かに。酸味を効かせるタマリンドを味付けに使いますが、手に入りにくい時はお酢や甘口の梅干しで代用でき、たくあんや厚揚げなど、冷蔵庫にありそうな身近な食材ばかりで、お店で食材を探す手間なくそろえられます。

この材料であのパッタイがおいしくできるなんてちょっとおどろき。日本の食材ばかりだからタイ料理は少し苦手、という人も食べやすいかも。使う野菜を変えたり、調味料の量を変えてみるとバリエーションも広がりますね。お酢やナンプラーなど好きなものを振りかけて自分好みのパッタイが楽しめそうです。

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